不具合と機能拡張要求のステータス

仕組み

ユーザーは、ソフトウェアやドキュメントなどに関する問題をテクニカル サポート ケースとして Esri に報告します。 これに対応するために、テクニカル サポートはそれぞれの問題を理解して再現しようと取り組みます。 これらの問題は、不具合 (ソフトウェアの破損によってこれ以上のアクションを実行できなくなっているため、Esri が対処する必要がある問題など) または機能拡張要求 (要求したユーザーや、場合によっては他のユーザーにメリットをもたらす新機能の導入) のいずれかに分類されます。

不具合が再現されたか、機能拡張要求が承認されると、問題として記録され、追跡のための ID が割り当てられます。 次に、Esri 開発部門がその問題を調査し、ユーザーが報告した重要度、定量的な影響、影響を受けるユーザー数、リリース サイクルの状況、アーキテクチャ上の制限など、複数の要因に基づいて最適な対応策を決定します。 その後のリリースまたは汎用パッチで不具合の修正が行われますが、限定的な修正で不具合に対応することもあります。 機能拡張要求は近い将来のリリースで考慮されます。

次の表で、テクニカル サポートを通じて提出された問題のステータスについて説明します。

ステータスの説明

ステータス

説明

確認中

この問題は確認中です。 確認プロセスでは、その問題が必要な情報をすべて含んでおり、理解しやすいこと、既存の問題と重複していないこと、および妥当な不具合または機能拡張の要求であることが確認されます。 このフェーズでは、説明または追加情報の提供をお願いする可能性があります。

検討中

この問題は、開発チームによって確認されました。 この問題は、リリース計画での優先度が設定されていないため、問題の全体的な影響を判断するためにモニターされます。 優先度の設定プロセスで考慮される要因には、影響を受けるユーザー数、機能をリクエストしているユーザー数、業務への影響、対処法の有無などがあります。 不具合が業務に悪影響を及ぼしている場合は、「操作手順: 不具合をエスカレーションする」をご参照ください。

製品計画に含まれる

この問題は、開発チームのバックログに追加されました。 このステータスの問題は、近い将来のリリース (次回または次々回のリリース) で対処することを目標とします。 この問題が対処されるまでの間、問題の「参考情報」および「他の解決策」セクションを確認して、有益な情報があるかご確認ください。

仕様通り

開発チームによる確認後に、この動作が仕様通りであると判断されました。 詳細については、「参考情報」セクションをご参照ください。

重複

この問題は既存の問題と重複しています。 詳細については、問題の「参考情報」セクションをご参照ください。 重複した問題に関連付けられたお客様は、自動的に未解決の既存の問題に関連付けられます。

既知の制限

開発チームによる確認後に、この問題が、Esri の管理外にあるソフトウェアの既知の制限に関するものであると判断されました。 問題の「参考情報」セクションに、さらに詳細な説明が示されていることがあります。

再現性なし

この問題は、開発チームによるテスト時に再現されませんでした。 問題が再現できない場合、またはソフトウェアの開発バージョンで関連性がなくなった場合、問題に対処するための特定の修正プログラムがインストールされていない場合に、このステータスが与えられることがあります。 問題の「参考情報」セクションに、さらに詳細な説明が示されていることがあります。

対応予定なし

開発チームがその問題やリクエストを検討した結果、対応しないとの結論に達しました。 問題の「参考情報」セクションに、さらに詳細な説明が示されていることがあります。

修正済み

この不具合は修正されました。 詳細については、「バージョンの修正内容」および「参考情報」(該当する場合) をご参照ください。

実装済み

この機能拡張要求は実装されました。 詳細については、「バージョンの修正内容」および「参考情報」(該当する場合) をご参照ください。