問題
ArcGIS Dashboards で大きいフィーチャ レイヤーをシリアル チャート エレメントへの入力として使用しているときに、「データ制限を超過しました」という警告メッセージが表示されます。
これは想定内の挙動です。 この警告メッセージは、入力フィーチャ レイヤーが 50,000 より多いレコードを含んでいることを示します。 ダッシュボードの *.json ファイル内の「maxPaginationRecords」プロパティのデフォルト値が、この制限を制御します。
注意: ArcGIS Dashboards は、「maxPaginationRecords」プロパティの値に達するまで、 n 個のクエリを ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise に送信します。 ArcGIS Online と ArcGIS Enterprise の間には、各クエリで返されるフィーチャの数において、重要な違いがあります。 ArcGIS Online では、返されるフィーチャの数は「standardMaxRecordCount」プロパティによって制御されます。 テーブルおよびポイント レイヤーに対して設定されたデフォルトの「standardMaxRecordCount」プロパティは、32,000 です。 「maxPaginationRecords」プロパティを 100,000 に増やした場合、シリアル チャート エレメントは、チャートをレンダリングする前に 4 つのクエリを送信します (この送信は目立ちません)。 そのため、「standardMaxRecordCount」プロパティを変更する必要はありません。 ArcGIS Enterprise バージョン 10.8 以前では、返されるフィーチャの数は「maxRecordCount」プロパティによって制御されます。 デフォルトでは、レイヤーの「maxRecordCount」プロパティは 2000 に設定されます。 したがって、「maxPaginationRecords」プロパティを 100,000 に増やした場合、シリアル チャート エレメントは、チャートをレンダリングする前に 50 個のクエリを送信します。 そのため、「maxPaginationRecords」プロパティを増やした場合は、「maxRecordCount」プロパティを増やすことをお勧めします。
フィーチャ レイヤー内のフィーチャの数を制限するため、および予期される警告メッセージを防ぐために、抽出、変換、読み込み (ETL) のベスト プラクティスを実施することをお勧めします。
回避策は、ArcGIS Online Assistant を使用して、*.json ファイル内の maxPaginationRecords プロパティの値をデフォルトの 50,000 より大きい値に変更することです。
注意: ArcGIS Online Assistant の使用は Esri Support Services ではサポートされておらず、高度なユーザー専用です。 アプリケーションの JSON の編集時に行った誤りは、取り返しのつかないアプリケーションの破壊を引き起こすおそれがあります。 編集を行う前に、JSON のバックアップ コピーを作成する必要があります。 そのため、この対処法は一般には推奨されません。
記事 ID: 000023183
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