サマリー
GUID (Global Unique Identifier) フィールドの値は通常、ジオデータベースのレプリケーションのトラッキングやその他の識別目的に使用されます。 これらの値は手動で管理され、Python を使用して作成できます。 場合によっては、GUID 値は ArcGIS Pro でテキスト フィールドに格納され、特定のツールや解析の実行に失敗することがあります。 この例では、GUID 値は「GUID」という名前のテキスト フィールドに格納されています。
この記事では、テキスト フィールドから GUID フィールドに GUID 値を転送するワークフローについて説明します。
手順
- ArcGIS Pro で、コンテンツ ウィンドウのレイヤーを右クリックし、属性テーブルをクリックします。
- 属性テーブル ビューで、フィールドの追加をクリックし、GUID データ タイプの新しいフィールドを作成します。 手順については、「ArcGIS Pro: フィールドの作成とドメインおよびデフォルト値の適用」をご参照ください。 この例では、新しい GUID フィールドの名前は GUID2 です。
- 属性テーブル ビューで、新しいフィールドを右クリックし、フィールド演算をクリックします。
- フィールド演算ウィンドウで、式のタイプに Python 3 が選択されていることを確認し、式パラメーターを構成して、新しい GUID データ タイプ フィールド (GUID2) にテキスト フィールド (GUID) の値を入力します。
- 式ボックスに、次のコードを入力します。 <GUID text field> を、GUID 値を含むテキスト フィールドの名前に置き換えます。
ID(!<GUID text field>!)
- コード ブロックに、次のコードを入力します。
def ID(guid1):
import uuid
return '{' + str(uuid.UUID(guid1)) + '}'
- 適用 → OK の順にクリックします。 新しい GUID データ タイプ フィールドに、テキスト フィールドの GUID 値が入力されます。