GIS 用語集

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セル オートマトン

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  1. [モデリング] 行形式または格子状に並べたセルから成る数学的モデル。各セルに初期値 (有限数の候補から選んだ既知の値) を与え、隣接セルの内部状態や値に従って、同時にすべてのセルの値を評価、更新します。 最も簡単なセル オートマトンとして、赤または緑の (二者択一) 値のみを取るセルを、一列に並べたものがあります。 この場合、あるセルとその隣接セルの値の組み合わせは 8 通りになります (赤のセルにはさまれた緑のセルを RGR と表すとすれば、8 つの組み合わせは RRR、RRG、RGR、GRR、RGG、GRG、GGR、GGG)。 所定のルール群に従って、セルの値が変化するか否かを評価します。 たとえば「緑のセルは、両側が赤であれば、赤に変わる」というルールが考えられます。 ルールに従ってセル値の更新や生成を繰り返すと、複雑なパターンが生じることがあります。 セル オートマトンは空間モデリングにおいても関心の対象であり、土地利用の変化をモデル化するためによく使われます。