説明
ArcGIS Pro の [抽出値 → ポイント (Extract Values to Points)] ツールは、出力ポイント フィーチャクラスの属性テーブルにあるラスター セル値を抽出し、記録します。 ツールを実行すると、場合によっては正しいラスター セル値ではなく「-9999」が返されます。
原因
この問題は、ラスターの空間参照とポイント フィーチャクラスの空間参照の不一致によって発生します。
解決策または対処法
この問題を解決するには、ラスターの空間参照とポイント フィーチャクラスの空間参照を、投影変換 (Project) ツールを使用して一致させます。
- ラスターとフィーチャクラスの現在の空間参照を特定します。
- [コンテンツ] ウィンドウでラスター レイヤーを右クリックし、[プロパティ] → [ソース] をクリックします。 [空間参照] を展開し、ラスターの空間参照を表示します。
- 手順 1 (a) を繰り返して、ポイント フィーチャクラスの空間参照を特定します。
- 投影変換 (Project) ツールを使用して、ポイント フィーチャクラスを投影してラスターの空間参照に一致させます。
- [入力データセット、またはフィーチャクラス] にポイント フィーチャクラスを選択します。
- [出力データセット、またはフィーチャクラス] に名前と場所を設定します。
- [出力座標系] で、ドロップダウン リストからラスター レイヤーを選択するか [座標系の選択]
をクリックして、ラスター レイヤーの座標系を選択します。 - 必要に応じて地理座標系変換を選択します。
- [抽出値 → ポイント (Extract Values to Points)] ツールを実行します。 出力属性テーブルに正しいラスター セル値が表示されます。