方法

Collector for ArcGIS で Survey123 for ArcGIS フィーチャ サービスから関連テーブルを入力する

Last Published: May 6, 2022

サマリー

ArcMap または ArcGIS Pro から公開された関連テーブルを含むフィーチャ サービスは、通常、Survey123 for ArcGIS に含まれます。 これらのテーブルは、現場点検に使用されるデータを格納することがあります。 状況によっては、データ集中にマップを編集または更新するために、Survey123 for ArcGIS から入力された関連テーブルが Collector for ArcGIS で使用されることがあります。

この記事では、Collector for ArcGIS で使用するために、Survey123 for ArcGIS フィーチャ サービスから関連テーブルを入力する方法について説明します。

手順

  1. ArcMap または ArcGIS Pro で、Global ID に基づいて、目的のフィーチャクラスと、添付ファイルを含む関連テーブルの間のリレーションシップ クラスを作成します。 これを実行する手順については、「ArcMap: リレーションシップ クラスの作成」または「ArcGIS Pro: リレーションシップ クラスの作成」をご参照ください。
  2. [属性インデックスの追加 (Add Attribute Index)] ツールを実行して、フィーチャクラスの GlobalID フィールドに基づいて属性インデックスを追加し、インデックスが正しいことを確認します。 これを実行する手順については、「ArcMap: 属性インデックスの追加 (Add Attribute Index)」または「ArcGIS Pro: 属性インデックスの追加 (Add Attribute Index)」をご参照ください。
  3. ArcMap または ArcGIS Pro から、マップをサービスとして ArcGIS Online で公開します。 これを実行する手順については、「ArcMap: ArcMap からのマップ サービスの公開」または「ArcGIS Pro: マップ サービスの公開」をご参照ください。
  4. マップが ArcGIS Online で公開されたら、必ずフィーチャ サービスの [GlobalId による applyEdit のサポート] プロパティを [True] に設定してください。
    1. ArcGIS Online にサイン インし、[コンテンツ][マイ コンテンツ] の順に移動します。 公開されたホスト フィーチャ レイヤーを選択します。
    2. [概要] タブで [URL] セクションにスクロールし、[表示] アイコンをクリックしてマップ サービスを開きます。 プロパティが [True] に設定されていることを確認します。
注意: フィーチャ サービスの [GlobalId による applyEdit のサポート] プロパティが [False] に設定されている場合、テーブル レイヤー内の添付ファイルを無効化してから再び有効化し、このプロパティを [True] に設定します。 または、サービスの ArcGIS REST Services Directory ページに戻り、[サポートされている操作] セクションまでスクロールします。 [編集の適用] をクリックします。 [GlobalID の使用][True] に設定し、[編集の適用] をクリックします。
[表示] アイコンの画像
[GlobalId による applyEdit のサポート]: [True] 設定の画像
  1. Survey123 Connect for ArcGIS にサイン インし、ArcGIS Online で公開されたフィーチャ サービスから調査を作成します。 これを実行するための手順については、「Survey123 for ArcGIS: 既存のフィーチャ サービスでの Survey123 の使用」をご参照ください。
  2. 調査の *.xls フォームを開きます。
    1. 親フィーチャ レイヤーに関連する質問、begin repeatend repeat を含んでいる行、および調査に関連しない質問を削除し、関連テーブルのみを入力します。
注意: 調査が Survey123 for ArcGIS Web サイトで開かれた場合、繰り返しの質問は、XLS フォームではサポートされていないため、削除されます。
begin repeat および end repeat の行
  1. [設定] ワークシートに移動し、form_ID の値を関連テーブルの名前に変更します。
[設定] タブおよび form_ID 列
  1. [調査] タブで次を実行します。
    1. [GUID] フィールドで新しいテキスト フィールドを作成し、フィーチャ サービスの関連テーブル内の [GUID] フィールドの名前を [name] 列に入力します。
    2. [label] 列にラベルを設定し、[readonly] 列のドロップダウンから [yes] を選択します。
    3. [bind::esri:fieldType] 列のドロップダウンから [esriFieldTypeGUID] を選択します。
    4. 調査を保存して公開します。 調査がパブリックに共有されていることを確認します。
注意: GUID フィールドが関連テーブルに表示されない場合、フィーチャ サービスの REST URL に移動して関連テーブルをクリックし、[フィールド] の下で GUID フィールドを検索します。
[調査] タブの画像
  1. ArcGIS Online に戻り、Web マップでフィーチャ サービスを開き、調査の URL を含むように、ホスト フィーチャ レイヤーのポップアップ構成をカスタマイズします。
    1. ホスト フィーチャ レイヤーに移動して [その他のオプション] をクリックし、[ポップアップの構成] を選択します。
[その他のオプション] および [ポップアップの構成] オプションの画像
  1. [ポップアップの構成] ウィンドウで、[表示] ドロップダウンから [属性表示のカスタム設定] を選択し、[CONFIGURE] をクリックします。
  2. 関連テーブルの Global ID フィールドを含む調査の URL リンクを [属性表示のカスタム設定] ダイアログ ボックスで挿入し、このリンクをクリックしたときに調査を開始するようにします。 これを実行するための手順については、「Survey123 for ArcGIS: 他のアプリから Survey123 へのリンク」をご参照ください。 次のコードは、リンクの形式を示しています。
arcgis-survey123://?itemID=[Item ID]&field:ParentGUID=[GlobalID]
  1. [OK] をクリックして Web マップを保存します。
[属性表示のカスタム設定] ダイアログ ボックスの画像
  1. Collector for ArcGIS で、ステップ 8 で作成した Web マップを使用してデータを収集し、同時に、調査の質問に回答します。
    1. モバイル デバイスで Collector for ArcGIS にログインし、Web マップをダウンロードします。
    2. 目的のマップ範囲にズームし、[ダウンロード] をクリックします。
[ダウンロード] オプションの画像
  1. ダウンロードした Web マップを開き、既存のフィーチャを選択するか、新しいフィーチャを作成し、マップの下部でフィーチャの名前をクリックします。
ポイント フィーチャの画像
  1. リンクをクリックし、調査の質問に回答します。 この例では、ボタンに [Inlet Inspection] という名前が付けられています。
  1. ArcGIS Online で Web マップを開き、ステップ 9 で検査されたフィーチャのいずれかをクリックして [関連レコードの表示] を選択し、関連する値を表示します。
関連テーブルの画像

記事 ID: 000021198

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