CondaError: ProxySchemeUnknown('Not supported proxy scheme proxy-au',)

エラー メッセージ

[環境の管理] ウィンドウまたはコマンド プロンプトから ArcGIS Pro のデフォルト Python 環境のクローンを作成しようとすると、次のエラーが返されることがあります。

エラー: CondaError: ProxySchemeUnknown('Not supported proxy scheme proxy-au',)

または

エラー: CondaError: CondaHTTPError: HTTP 000 CONNECTION FAILED for url <https://conda.anaconda.org/esri/win-64/arcgispro-2.4-0.tar.bz2> Elapsed: - An HTTP error occurred when trying to retrieve this URL. HTTP errors are often intermittent, and a simple retry will get you on your way.

 

原因

これらのエラーは、Python 環境が格納されている Anaconda ライブラリへのアクセスが、ファイアウォールによってブロックされている場合に発生します。

解決策または対処法

解決するには、許可されているサイトのリストに Anaconda サイトを追加し、*.CONDARC ファイル内にプロキシを設定します。デフォルトでは、プロキシ設定は HTTP_PROXY および HTTPS_PROXY 環境変数またはシステムから取り出されます。 ここで設定すると、デフォルトがオーバーライドされます。

注意: プロキシ サーバーの詳細については、IT サポート担当者にお問い合わせください。

1. ファイアウォールから許可されたサイトのリストに次のドメインを追加するよう、IT 担当者に依頼します。

*.conda.anaconda.org  *.conda.binstar.org/numba/win-64/ *.conda.anaconda.org/ *.binstar.org/ *.anaconda.org/ *.repo.continuum.io/ *.pypi.python.org/

3. 次のフォルダーの場所で、テキストエディター (Notepad など) を使用して *.condarc ファイルを開きます。

C:\users\<userprofile> C:\Program Files\ArcGIS\Pro\bin\Python

4. *.condarc ファイルで次の情報を入力し、プロキシ サーバーを、IT 担当者が指定したプロキシ情報に置換します。

channels:   - esri   - defaults proxy_servers: http: http://proxy.domain.com:8080 https: https://proxy.domain.com:8080 ssl_verify: False

5. 管理者として Python Command Prompt を実行し、次のコマンドを実行します。

conda config --set ssl_verify false

conda のインストールを実行しているコンピューターからインターネットにアクセスするために、まず Web サイトを開き (https://abc.net.au など)、コンピューターがフォワード プロキシに対して認証されており、接続が許可されていることを確認します。