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操作手順: インストールされた ArcGIS Survey123 Web サイトのリバース プロキシを設定する

概要

この記事は、各自の環境に Survey123 Web サイトをすでにインストールして構成しているユーザーを対象としています。 My Esri Web サイトから、Windows および Linux オペレーティング システム用の Survey123 Web サイト インストーラーをダウンロードできます。 インストールを実行して構成する方法の詳細については、記事「操作手順: ArcGIS Survey123 Web サイトをインストールおよび構成する」をご参照ください。

Survey123 Web サイト インストーラーでは、管理者が、ローカル インフラストラクチャ上でパッケージを構成するときに HTTP または HTTPS ポートを指定する必要があります。 デフォルトで、Survey123 Web サイトには HTTP (5080) または HTTPS (5443) ポートでアクセスできます。 ただし、ユーザーによっては、標準の HTTP (80) または HTTPS (443) ポートを使用してこの Web サイトにアクセスする方法が必要な場合があります。 このアクセス方法は、ArcGIS Enterprise でポータルまたはサーバー用の ArcGIS Web Adaptor を使用して実行できますが、Survey123 Web サイト インストーラーでは、リバース プロキシを利用してこれを実現します。 リバース プロキシは、別のポートまたはサーバー経由で Web サイトにアクセスできるようにする汎用的な手順です。

この記事では、インストールされた ArcGIS Survey123 Web サイトのリバース プロキシを設定する手順について説明します。お使いのオペレーティング システムに合わせて、以下のセクションをご参照ください。

手順

警告: システム管理者に連絡して、この方法がご自分の環境に適したものかどうか確認してください。

Windows:
要件

  • IIS を実行している Web サーバー。 これは、ArcGIS Web Adaptor がインストールされているのと同じ Web サーバーであれば便利です。その場合、ArcGIS Enterprise インストールとのクロス オリジン リソース共有 (CORS) を行う必要がなくなるというメリットがあります。 注意: この Web サーバー上での管理者アクセス権が必要です。
  • IIS URL 書き換えモジュールのインストール。 IIS URL 書き換えモジュールが Web サーバー上にインストールされていることを確認します。
  • IIS アプリケーション要求ルーティング処理モジュールのインストール。 さらに IIS アプリケーション要求ルーティング処理モジュールが Web サーバー上にインストールされていることを確認します。 インストールされていたら、次の手順に従って、デフォルトで無効になっているプロキシ機能を有効化します。
  1. Web サーバー上で IIS マネージャーを開きます。
  2. 左側のツリー ビューからサーバーを選択します。
  3. [Application Request Routing] をダブルクリックします。
  4. 右側の [操作] ウィンドウから [Server Proxy Settings] を選択します。
  5. [Enable Proxy] チェックボックスをオンにして、[適用] をクリックします。

手順

  1. Web サーバー上で IIS マネージャーを開きます。
  2. 左のサイドバーの [サイト] エントリを展開し、Survey123 へのアクセスに使用するサイトを選択します。これは、多くの場合、[Default Web Site] になります。 サイトを右クリックし、[エクスプローラー] を選択して、[インターネット オプション] ウィンドウを開きます。
  3. 新しいフォルダーを作成し、名前を「survey123」に変更します。 このフォルダーが Survey123 のアクセス ポイントになります。
  4. web.config.zip をダウンロードし、web.config ファイルを展開してこの新しいフォルダーにコピーします。 このフォルダー用に別の名前を選択することもできますが、次の例に示すように必ず web.config ファイルをテキスト エディターで編集してこの値を更新するようにしてください。
<outboundRules>   <rule name="update base tag" preCondition="isHTML">     <match filterByTags="Base" pattern="^/(.*)" />     <action type="Rewrite" value="/survey123/" />     <conditions trackAllCaptures="false">       <add input="{URL}" pattern="/" />     </conditions>   </rule>   <preConditions>     <preCondition name="isHTML">       <add input="{RESPONSE_CONTENT_TYPE}" pattern="^text/html" />     </preCondition>   </preConditions> </outboundRules>
  1. リバース プロキシが構成されている (または Survey123 Web サイトの HTTP ポートが変更されている) コンピューター上に Survey123 Web サイトがインストールされていない場合は、web.config ファイルの「受信の規則」セクションにあるサーバー名を更新します。 更新しない場合は、次の例に示すように URL を http://localhost:5080/ のままにします。
<rules>   <clear />     <rule name="ReverseProxyHTML" stopProcessing="false">       <match url="(^$|.*\.html$)" />       <conditions logicalGrouping="MatchAll" trackAllCaptures="false" />       <action type="Rewrite" url="http://localhost:5080/{R:1}" />       <serverVariables>         <set name="HTTP_X_ORIGINAL_ACCEPT_ENCODING" value="{HTTP_ACCEPT_ENCODING}" />         <set name="HTTP_ACCEPT_ENCODING" value="" />       </serverVariables>     </rule>     <rule name="ReverseProxyInboundRule1" stopProcessing="true">       <match url="(.*)" />         <conditions logicalGrouping="MatchAll" trackAllCaptures="false" />         <action type="Rewrite" url="http://localhost:5080/{R:1}" />     </rule> </rules>
  1. [インターネット オプション] ウィンドウを閉じます。 IIS マネージャーで、サイトを右クリックし、[最新の情報に更新] をクリックして新しいフォルダーを表示します。
  2. このフォルダーを選択します。
  3. 構成プロパティの IIS セクションで、[URL 書き換え] をダブルクリックします。
  4. [URL 書き換え] の [アクション] ウィンドウで、[サーバー変数の表示] をクリックします。
  5. 右側の [操作] パネルで [追加] をクリックして 2 つの変数を追加します。
    • HTTP_ACCEPT_ENCODING (これはドロップダウン リストに表示されます)
    • HTTP_X_ORIGINAL_ACCEPT_ENCODING
  6. [規則に戻る] をクリックします。
  7. ベース URL とリバース プロキシ ポイントを使用して、インストールされた Survey123 Web サイトにアクセスします。

Linux
要件:
多数の Linux ディストリビューションが存在するため、リバース プロキシを構成するプロセスは、各ディストリビューションによって若干異なります。 以下の手順は、インストールされた Survey123 Web サイトにリバース プロキシ経由でアクセスするための基本的な最小限の手順であり、ArcGIS Enterprise 10.8.x でサポートされている 3 つの Linux ディストリビューション (Red Hat Enterprise Linux (RHEL) Server、SUSE Linux Enterprise Server (SLES)、および Ubuntu Server) を対象にしています。

  • Apache を実行している Web サーバー。 これは、お使いの ArcGIS Web Adaptor がインストールされているのと同じ Web サーバーであれば便利です。その場合、ArcGIS Enterprise インストールとのクロス オリジン リソース共有 (CORS) を行う必要がなくなるというメリットがあります。 注意: この Web サーバー上での管理者アクセス権が必要です。
  • SSL で構成された Apache。 これはオプションですが、強くお勧めします。

手順

  1. *RHEL のみ - httpd サービスがネットワーク接続を作成できるかどうかを確認します。
sudo getsebool httpd_can_network_connect
  • オフの場合、以下を実行します。
sudo /usr/sbin/setsebool -P httpd_can_network_connect 1
  1. 必要なモジュールを読み込みます。

RHEL - モジュールを読み込むための構成ファイルを作成します。

sudo vim /etc/httpd/conf.modules.d/00-survey123.conf
  • 次をコピーして、ファイルに貼り付けます。
# このファイルは、Survey123 Web サイトに必要なすべてのモジュールを構成します。 LoadModule proxy_module modules/mod_proxy.so LoadModule lbmethod_byrequests_module modules/mod_lbmethod_byrequests.so LoadModule proxy_http_module modules/mod_proxy_http.so LoadModule filter_module modules/mod_filter.so LoadModule substitute_module modules/mod_substitute.so

SLES / Ubuntu - 次を使用して、各モジュールを有効にします。

sudo a2enmod proxy sudo a2enmod proxy_http sudo a2enmod filter sudo a2enmod substitute
  1. リバース プロキシ ディレクティブを含むよう、Survey123 サイト構成ファイルを作成および編集します。
RHEL - 例:
sudo vim /etc/httpd/conf.d/survey123.conf

SLES - 例:

sudo vim /etc/apache2/vhosts.d/survey123.conf sudo vim /etc/apache2/vhosts.d/survey123-ssl.conf
Ubuntu - デフォルトのサイト構成ファイルを使用した例:
sudo vim /etc/apache2/sites-available/000-default.conf sudo vim /etc/apache2/sites-available/default-ssl.conf
  1. 次のリバース プロキシ ディレクティブをファイルにコピーして貼り付けます (HTTP と SSL のどちらを使用しているかに応じて、必ずセクション A か B をコメント アウトしてください)。
# ------------------------------------ # Survey123 リバース プロキシ構成 # ProxyPreserveHost の有効化 - アプリケーション ログの記録に有効 ProxyPreserveHost On # ------------------------------------ # リバース プロキシを構成します。 A または B のいずれかを使用します。 # ------------------------------------ # A. HTTP を使用したリバース プロキシ ProxyPass /survey123 http://localhost:5080 ProxyPassReverse /survey123 http://localhost:5080 # B. SSL を使用したリバース プロキシ:  # SSLProxyEngine on # Survey123 が信頼されていない証明書を使用している場合、以下の SSLProxy ステートメントが必要になることがあります。 # SSLProxyVerify none # SSLProxyCheckPeerName off # SSLProxyCheckPeerCN off # SSLProxyCheckPeerExpire off # ProxyPass /survey123 https://localhost:5443 # ProxyPassReverse /survey123 https://localhost:5443 # ------------------------------------ # HTML の <base> タグをフィルタリングおよび更新 <Location "/survey123">               AddOutputFilterByType SUBSTITUTE text/html                Substitute 's#"/"#"/survey123/"#ni' </Location> # Survey123 リバース プロキシ構成はここまで # ------------------------------------
  1. Apache を再起動します。

RHEL

sudo systemctl restart httpd

SLES / Ubuntu

sudo systemctl restart apache2
  1. ベース URL とリバース プロキシ ポイントを使用して、インストールされた Survey123 Web サイトにアクセスします。例:
https://some-machine.domain/survey123

関連情報

更新日時: 4/27/2022

記事 ID: 000023967

ソフトウェア: Portal for ArcGIS 10.9.1, 10.9