エラー

システム ツールを読み込めませんでした

Last Published: December 29, 2020

エラー メッセージ

ArcGIS Pro で [ジオプロセシング] ウィンドウを開こうとすると、次のエラーが返されることがあります。

エラー: システム ツールを読み込みませんでした。

場合によっては、以下の画像のように、このエラーに続いてインポートできないモジュールを参照していることを示す Python トレースバック エラーが表示されることがあります。

Python トレースバック エラーの画像

原因

このエラーは、ArcGIS Pro が使用する Python プロジェクト環境に関連します。 その原因として、proenv.txt テキスト ファイル (完全キャッシュ) に不一致があるか、ArcGIS Pro のインストールが破損していることが考えられます。

解決策または対処法

このエラーは、proenv.txt ファイルを修正するかキャッシュしたファイルを消去する、以下のいずれかの解決策によって解消できます。 それでも問題が解決しない場合は、次の解決策 (ArcGIS Pro の再インストール) を実行します。

ArcGIS Pro で指定した環境に一致するよう、proenv.txt ファイルを修正します。

  1. ArcGIS Pro で [設定][Python] に移動します。
  2. アクティブなプロジェクト環境をメモします。 この例では、ArcGIS Pro のアクティブな環境は arcgispro-py3 です。
ArcGIS Pro の Python プロジェクト環境を示す画像。
  1. 次のフォルダーの場所に移動します。
C:\Program Files\ArcGIS\Pro\bin\Python\Scripts
  1. テキスト エディターで proenv.txt ファイルを開きます。
  2. ArcGIS Pro のアクティブな環境が、このテキスト ファイルに記されている環境と一致することを確認します。 環境が異なる場合は、ArcGIS Pro のアクティブな環境と一致するようテキスト ファイルを修正します。
  3. proenv.txt ファイルを保存して閉じます。
proenv テキスト ファイルの画像
  1. ArcGIS Pro を再起動します。

キャッシュの削除
AppData フォルダーのすべてのキャッシュ ファイルを消去し、ArcGIS Pro を再起動します。

C:\Users\\AppData\Local\ESRI\Local Caches
注意: AppData フォルダーは隠しフォルダーです。 隠しフォルダーを表示する手順は「Microsoft Windows サポート: 隠しファイルを表示する」をご参照ください。

ArcGIS Pro を再インストールする

警告: 下記の手順には、オペレーティング システムの重要な部分に対する変更が含まれています。 先へ進む前に、レジストリを含め、オペレーティング システムとファイルのバックアップを作成しておくことをお勧めします。 Esri では、これらの手順を実行するときに変更を誤った場合の結果について保証いたしません。 慎重に実行してください。 必要に応じて、システムの担当者に相談してください。

Esri Belux: ArcGIS Pro のクリーン アンインストール」を参考に、クリーン アンインストールを実行します。 クリーン アンインストールを実行後、「ArcGIS Pro: ArcGIS Pro のインストール」の手順に従って ArcGIS Pro を再インストールします。

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