問題
ArcMap で、クリップされた出力ラスター レイヤーが、入力ラスター レイヤーの元のカラー ランプを維持しません。 入力ラスター レイヤーの元のカラー ランプとクリップされた出力ラスター レイヤーの違いを、下の図に示します。
ラスター レイヤーの一部をクリップするときに、レイヤーのピクセル値の範囲が変化します。 各ピクセル値は、特定の色に関連付けられています。 そのため、範囲値が変化すると、カラー ランプが変更されます。 その結果、クリップされた出力ラスター レイヤーのカラー ランプが元の入力ラスター レイヤーから変化します。
考えられる解決策は次のとおりです。
クリップされたラスター レイヤー用のテンポラリ レイヤーを作成する
[画像解析] ウィンドウの [クリップ] ボタンを使用して、「ArcMap Web ヘルプ: 画像解析ウィンドウでの [クリップ] ボタンの使用」の手順に従ってテンポラリ レイヤーを作成します。 テンポラリ レイヤーを作成するときに、元のラスタ データセットが変化せず、新しいテンポラリ ラスター レイヤーがデータ フレームに追加されます。 詳細については、「ArcMap Web ヘルプ: 画像解析ウィンドウ: [処理] セクション」をご参照ください。
注意: 必要に応じて、テンポラリ レイヤー内のラスター データセットを保存するには、ラスター データセットをエクスポートするか、レイヤー ファイルを保存します。
データ フレームの範囲をシェープファイルまたはフィーチャクラスの形状に制限する
注意: データ フレームの範囲をシェープファイルまたはフィーチャクラスの形状に変更すると、シェープファイルまたはフィーチャクラスの形状に従ってデータ フレーム内のすべてのレイヤーの範囲が変化します。
注意: 出力ラスター レイヤーは、シェープファイルのフィーチャにかかわらず、シェープファイルの矩形範囲に従ってクリップされます。 そのため、これは、矩形でないシェープファイルを使用してラスターをクリップする場合、最善の方法ではありません。
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