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問題: フィーチャの編集後に、ライン間またはエッジ間にギャップまたはダングルが表示される

説明

ラインのスナップ、パーセルの分割、ポリゴンのクリップなどのフィーチャの編集を行って、1:1 より小さいマップ縮尺に拡大すると、ギャップ (ラインのアンダーシュート) およびダングル (ラインのオーバーシュート) が生じます。

原因

この問題は、1:1 より小さいという非現実的な縮尺に拡大したときに発生します。 ソフトウェアの制限は、1:1 の縮尺です。 この縮尺では、画面表示が、地球の表面上の実際の距離と等しくなります。 そのため、1:1 より小さい縮尺に拡大すると、解像度の許容誤差が最大しきい値を超え、ギャップ (ラインのアンダーシュート) やダングル (ラインのオーバーシュート) などの視覚的アーチファクトが発生します。

解決策または対処法

次の対処法のいずれかを使用してフィーチャを編集し、ギャップおよびダングルが発生しないようにします。

スナップ タイプを選択してからラインをスナップする

ArcMap で、[スナップ] ドロップダウン矢印をクリックして、[スナップの使用] コマンドを選択します。 スナップ タイプをクリックして、スナップ キューを有効化します。 各スナップ タイプは、[スナップ] ツールバー内のアイコンに一致するビジュアル キューによって表されます。 画面上のスナップ キューは、フィーチャ間のスナップを可能にします。


Enable the snap options.
 
注意:
スナップ中にビジュアル キューを表示するには、[スナップ][オプション] の順に移動します。 [スナップ情報] チェックボックスおよびその他の必要なプロパティをオンにします。 [スナップ情報] およびスナップ キューは、スナップの位置を視覚化するのに役立ちます。

This is the Snap tips field in the Snapping Options dialog box.

下の図は、スナップ キュー (2 本のラインが接続しようとしている先端の位置) およびスナップ情報 (スナップ プロパティを表す) を示しています。


This is the snap tip.

スナップ許容値を増やす

[スナップ許容値] の値を増やすと、スナップの可能性が高まります。

  1. ArcMap で、[コマンド] ボタンのドロップダウン矢印をクリックし、[オプション] を選択します。 [スナップ オプション] ダイアログ ボックスが開きます。
  2. [一般] セクションで、[許容値] の値をピクセル単位で指定します。
  3. [OK] をクリックします。

    This is the Tolerance field in the Snapping Options dialog box.

[移動抑制許容値] の値を増やす

[移動抑制許容値] は、フィーチャを誤って移動するのを防ぎます。 [移動抑制許容値] の値を増やすと、選択したフィーチャを移動するためにポインターが移動する必要がある最小ピクセル数が増えるため、誤ってギャップやダングルを作成してしまう可能性が少なくなります。

  1. ArcMap で、[エディター] ドロップダウン矢印をクリックして、[オプション] をクリックします。
  2. [一般] タブで、[移動抑制許容値] の値をピクセル単位で指定します。
  3. [OK] をクリックします。

    This is the Sticky move tolerance field.
トポロジ ルールを適用する

トポロジ ルールは、単一のフィーチャクラス内のフィーチャ間、または定義された 2 つのフィーチャクラス間の空間リレーションシップを有効化します。 さまざまなトポロジ ルールの詳細については、「ArcGIS ジオデータベース トポロジ ルール」をご参照ください。 トポロジ ルールを使用して、ダングルの発生を識別することができます。

  1. ArcCatalog で、フィーチャ データセットを右クリックして、[新規][トポロジ] の順に選択します。 [新規トポロジ] ダイアログ ボックスが開きます。
注意:
ジオデータベース内に格納されたすべてのフィーチャクラスをフィーチャ データセットに移行してから、新しいトポロジを作成する必要があります。
  1. デフォルト設定をそのまま使用して、[トポロジ ルールの指定] のページが表示されるまで、[次へ] をクリックし続けます。
  2. [ルールの追加] ボタンをクリックします。 [ルールの追加] ダイアログ ボックスが開きます。

    This is the New Topology dialog box.
     
  3. [ルール][ダングルがない] として指定します。

    This is the Add Rule dialog box.
     
  4. [OK] をクリックします。
  5. [ルールの追加] ダイアログ ボックスから選択して、さらにルールを追加します。
  6. ダイアログ ボックスの最後のページまで [次へ] をクリックして、[完了] をクリックします。 レイヤー上に出現しているダングルが、マップ ビューに表示されます。
  7. エラーを確認します。 エラーが見つかった場合は、個別のエラーを右クリックして、クイック修正を実行します。

XY 許容値に対してオフセット距離を測定する

ArcMap でのデフォルトの [XY 許容値] は、0.001 m (約 0.003 フィート) です。 0.003 フィート未満の値のギャップまたはダングルは、一致していると見なされます。

下の図は、パーセルが分割された後の共有境界間のオフセット距離の測定を示しています。 1:0.05 のマップ縮尺のズームでは、共有境界間の差は、0.003 フィート未満である 0.001552 フィートです。 そのため、ラインは一致していると見なされます。


An example of the gap between lines.

データ レイヤーが同じ座標系を使用していることを確認する

編集対象のレイヤーが同じ座標系を使用していることを確認します。 異なるレイヤーに対して異なる座標系を使用すると、マップ上でデータが異なって投影変換されます。 さらに、異なる座標系またはデータセット内のリアルタイム投影変換の存在によって距離のオフセットが生じる可能性があり、それがギャップおよびダングルとして現れることがあります。


[Data Reviewer] ツールバーから [ダングルの検索] チェック プロパティ ツールを実行する
注意:
このツールは、Data Reviewer ライセンスで利用可能です。

[ダングルの検索] チェックを実行して、データセット内のダングルの存在を判定します。 詳細については、「ライン フィーチャ上のダングルの検索」をご参照ください。

フィーチャのポリゴンのギャップを削除することに関する参考情報については、「ポリゴン間のスリバーまたはギャップの削除」をご参照ください。

関連情報

更新日時: 10/4/2018

記事 ID: 000017053

ソフトウェア: ArcMap 10.2.2, 10.2.1, 10.2