エラー

エラー 000426: メモリが不足しています

Last Published: April 25, 2020

エラー メッセージ

エクスポート操作または選択操作を実行する場合や、データセットに対してジオプロセシング ツールを使用する場合は、次のエラー メッセージが返されます。

エラー:   
エラー 000426: メモリが不足しています

原因

このエラーの原因としては、次のようなものがあります。

  • 大規模なデータセットを処理している
  • 別のジオプロセシング ツールのバックグラウンド処理が実行されている
この結果、操作中に作成されたテンポラリ ファイルを格納するディスク容量が不足し、操作が失敗します。

このエラー メッセージの詳細については、「000426: メモリが不足しています」をご参照ください。
 

解決策または対処法

このエラーを解決するには、(原因に応じて) 次のいずれかの解決策を使用して、ツールまたは操作を再実行します。

A. 大規模なデータセットをさらに小さなグループに分割する

この方法では、フィーチャクラスをさらに小さなデータのグループに分割して、データを新しいフィーチャクラスとして保存します。

  1. ArcMap でフィーチャを新規作成するには、[カタログ] ウィンドウで目的のジオデータベースを右クリックして、[新規作成][フィーチャクラス] の順に選択します。
  2. [コンテンツ] ウィンドウで、分割する必要がある大きなフィーチャクラスを右クリックし、[属性テーブルを開く] を選択します。
  3. 属性テーブルで、最初のグループのフィーチャを選択します。
  4. [コンテンツ] ウィンドウでレイヤーを右クリックし、[データ][データのエクスポート] の順にクリックします
  5. [データのエクスポート] ダイアログ ボックスの [エクスポート] で、ドロップダウン リストから [選択フィーチャ] をクリックします。
  6. [出力フィーチャクラス] で、ステップ 1 で作成した新しいフィーチャクラスを選択し、[OK] をクリックします。
  7. 残りのフィーチャのグループに対して上記手順を繰り返します。
The image of the Export Data dialog box.

B. [インデックス フィーチャ (格子状) の作成 (Grid Index Features)] ツールを使用してフィーチャをさらに細かくクリップする

この方法では、[インデックス フィーチャ (格子状) の作成 (Grid Index Features)] ツールを使用してフィーチャをクリップします。
  1. ArcMap で、[インデックス フィーチャ (格子状) の作成 (Grid Index Features)] ジオプロセシング ツール ([ジオプロセシング][ArcToolbox][カートグラフィ ツール][データ ドリブン ページ][インデックス フィーチャ (格子状) の作成 (Grid Index Features)]) を実行します。
  2. [出力フィーチャクラス] ボックスで、スペースを使用しないでグリッド インデックス フィーチャの出力名を入力します。
  3. [入力フィーチャ] ボックスで、ドロップダウン リストからフィーチャクラスを選択します。
  4. [ポリゴンの幅][ポリゴンの高さ] の両方に「10000」と入力し、[ポリゴンの幅][ポリゴンの高さ] の両方の単位として、ドロップダウン リストから [フィート] を選択します。
  5. [OK] をクリックして、グリッドをマップに追加します。
  6. マップ上でグリッドのボックスの 1 つを右クリックして、[フィーチャの選択] をクリックします。
  7. [ジオプロセシング] メニューで、[クリップ (Clip)] ツールをクリックします。
  8. [入力フィーチャ] ボックスで、フィーチャクラスを選択し、[クリップ フィーチャ] で、グリッド インデックス フィーチャ レイヤーを選択します。
  9. 出力フィーチャクラスの名前を指定し、[OK] をクリックしてツールを実行します。
  10. 残りのグリッドのボックスについて、ステップ 6 〜 9 を繰り返します。
  The image of the Grid Index Features dialog box.

C. [フィッシュネットの作成 (Create Fishnet)] ツールを使用してデータセットを抽出する

このツールは、データの各部を抽出して、各サブセットを新しいデータセットにインポートします。
  1. [フィッシュネットの作成 (Create Fishnet)] ツールを実行するには、[ジオプロセシング][ArcToolbox][データ管理ツール][サンプリング][フィッシュネットの作成 (Create Fishnet)] の順に移動します。
  2. [出力フィーチャクラス] の名前と場所を入力します。
  3. [テンプレート範囲] としてフィーチャクラスを選択します。
  4. [行数][列数] に目的の値を入力します。
  5. [ジオメトリ タイプ] パラメーターで、[POLYGON] を選択し、[OK] をクリックしてツールを実行します。 この [POLYGON] ジオメトリは、既存のデータセット上にオーバーレイされるグリッドを形成します。
  6. マップ上でグリッドのボックスの 1 つを選択して右クリックし、[フィーチャの選択] をクリックします。
  7. [空間検索] ダイアログ ボックスを開きます ([選択][空間検索])。
  8. ターゲット レイヤーとしてフィーチャクラスを、ソース レイヤーとしてグリッドを設定します。
  9. [選択フィーチャを使用] チェックボックスをオンにして、[OK] をクリックします。
  10. [テーブルの一般操作] のアイコンをクリックして、[エクスポート][選択レコード] の順にクリックします。 このステップでは、選択したデータのみがエクスポートされます。
  11. セクションごとにステップ 7 ~ 10 を繰り返して、すべてのデータをエクスポートします。
  The image of the Create Fishnet tool dialog box.

D. バックグラウンド処理を無効化する

他のジオプロセシング ツールがバックグラウンドで実行されていると、コンピューターのメモリが消費され、操作が失敗する可能性があります。 他のツールのバックグラウンド処理を無効化して、メモリを解放し、目的の操作を実行できるようにします。
  1. バックグラウンド処理を無効化するには、[ジオプロセシング]ジオプロセシング オプション] の順に移動します。
  2. [バックグラウンド処理] セクションの [有効] チェックボックスをオフにして、[OK] をクリックします。
  3. 失敗したツールまたは操作を再実行します。
The image of the Geoprocessing Options dialog box.
 

記事 ID:000014733

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