サマリー
ラインなどのフィーチャがマップ内の他のフィーチャ (下の図のポリゴンなど) と重なっている場合、別のフィーチャと重なっているフィーチャの割合を計算することで、重なっている部分の面積を決定することができます。 ポリゴン上にあるラインの割合は、マップ内の余分なセグメントを避けるために (厳密に言えば解析目的で) 計算されます。
手順
以下の手順は、ポリゴン内にあるラインの割合を決定する方法を示しています。
オプション A: [交差部分のクロス集計 (Tabulate Intersection)] ツールを使用する
注意: このツールを使用するには、ArcGIS for Desktop Advanced ライセンスが必要です。
- [カタログ] ウィンドウで、[システム ツールボックス] → [解析ツール] → [統計情報] → [交差部分のクロス集計 (Tabulate Intersection)] の順に移動します。
- ポリゴン フィーチャを [入力ゾーン フィーチャ] に設定します。
- [ゾーン フィールド] のドロップダウン リストから Shape_Length フィールドを選択します。
- [入力クラス フィーチャ] でライン フィーチャを選択します。
- 出力テーブルの場所を指定します。
注意: 出力テーブルは必ずジオデータベースに保存します。
- [OK] をクリックします。 計算済みの割合を含む新しいテーブルが作成されます。
[交差部分のクロス集計 (Tabulate Intersection)] ジオプロセシング ツールの使用方法については、ArcMap ヘルプ トピックの「交差部分のクロス集計 (Tabulate Intersection)」をご参照ください。
オプション B: 割合を手動で計算する
- ライン フィーチャクラスの属性テーブルに、完全な長さの値を格納するための新しいフィールドを追加します ([タイプ] には [Double] を使用)。
- このフィールドを右クリックして、[ジオメトリ演算] を選択します。 長さの値をフィールドに入力します。
- [インターセクト (Intersect)] ツールを実行します。 これは、次の手順で行います。
- [システム ツールボックス] → [解析ツール] → [オーバーレイ] → [インターセクト (Intersect)] の順に移動します。
- 入力フィーチャとしてライン フィーチャとポリゴン フィーチャの両方を追加します。
- 出力フィーチャクラスを指定します。
- [OK] をクリックします。 新しい形状の長さで新しいフィーチャが作成されます。
- 出力テーブルに、計算済みの割合を格納するための新しいフィールドを追加します ([タイプ] には [Double] を使用)。
- このフィールドを右クリックして、[フィールド演算] を選択します。 次のように、ポリゴン内のラインの割合を計算します。
([Shape_Length]/[Full_Shape_Length])*100