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操作手順: ポイント フィーチャの周囲にバッファーを作成し、重なり合うポリゴン フィーチャクラスから属性を抽出

概要

以下の手順は、ポイント フィーチャの周囲にバッファーを作成し、重なり合うポリゴン フィーチャクラスから属性を抽出する方法を示しています。 ほとんどの場合、バッファーがポリゴン全体を包含することはないので、この手順では、バッファーが包含するポリゴンの割合を計算し、その割合でデータを除算することができます。

例: 1 つのポイントの 1 マイル圏内の総人口が必要とされています。 現在のデータは、各ポリゴン フィーチャの人口値を含む国勢調査のポリゴン フィーチャクラスです。 ポイントの周囲 1 マイルのバッファーは、人口が 100 人のポリゴンの 30% と、人口が 10 人の 2 つ目のポリゴンの 40% と交差しています。したがって、1 マイルのバッファー圏内の総人口は 34 人です。

(30%(100))+(40%(10))= 34


注意:
この手順では、属性データがポリゴン フィーチャ全体に均一に拡散されていると想定しています。


注意:
プロセス全体をモデル内で作成できます。

手順

各ポイントとポリゴン フィーチャに一意の識別子が設定されている必要があります。 それがオブジェクト ID (OID) の場合、OID はこのプロセスの過程で変更される可能性があるので、内部に OID 値を計算するための新しいフィールドを作成します。

  1. ArcMap を開きます。ポイント シェープファイルとポリゴン シェープファイル、またはポイント フィーチャクラスとポリゴン フィーチャクラスを ArcMap に追加します。
  2. ArcToolbox で [バッファー (Buffer)] (解析) ジオプロセシング ツールを開きます。 入力をポイント シェープファイルに設定します。 出力名を指定します (この例では BufferA)。 距離単位とバッファー距離を設定します。 [OK] をクリックします。
  3. データが投影座標系にある場合は、次のステップにスキップします。 そうでない場合は続行します。 ArcMap で、[表示] → [データ フレーム プロパティ] → [座標系] タブの順にクリックします。 [投影座標系] → [大陸範囲の座標系] → [北アメリカ] → [USA Contiguous Albers Equal Area Conic] の順に選択します。 [OK] をクリックします。
  4. ArcMap の [コンテンツ] ウィンドウでポリゴン シェープファイルを右クリックし、[属性テーブルを開く] を選択します。 [オプション] → [フィールドの追加] の順にクリックします。 フィールドに「TotArea」という名前を付けて、タイプを [Double] に設定します。 [OK] をクリックします。
  5. ポリゴン シェープファイルの属性テーブルで、TotArea フィールドを右クリックして [ジオメトリ演算] を選択します。 プロパティを [面積] に設定します。 [座標系] で投影座標系を選択します。 距離単位を設定して、後の手順用に書き留めておきます。 [OK] をクリックして、属性テーブルを閉じます。
  6. ArcToolbox で [インターセクト (Intersect)] (解析) ジオプロセシング ツールを開きます。 入力をポリゴン シェープファイルと BufferA (バッファーによる結果) シェープファイルに設定します。 出力場所と名前を指定します (この例では IntersectA)。 [OK] をクリックします。
  7. ArcMap の [コンテンツ] ウィンドウで IntersectA シェープファイル (インターセクト ツールによる結果) を右クリックし、[属性テーブルを開く] を選択します。 [オプション] → [フィールドの追加] の順にクリックします。 「Area」という名前を付けて、タイプを [Double] に設定します。 [OK] をクリックします。
  8. IntersectA シェープファイルの属性テーブルで、Area フィールドを右クリックして [ジオメトリ演算] を選択します。 プロパティを [面積] に設定します。 座標系を [投影座標系] に設定します。 距離単位は、ステップ 5 で TotArea の計算に使用したのと同じ単位を設定します。 [OK] をクリックします。
  9. IntersectA の属性テーブルで、[オプション] → [フィールドの追加] の順にクリックします。 「Percent」という名前を付けて、タイプを [Double] に設定します。 [OK] をクリックします。
  10. Percent フィールドを右クリックして、[フィールド演算] を選択します。 「[Area]/[TotArea]」と入力してから、[OK] をクリックします。

    注意:
    すべての値は 0 ~ 1 で指定する必要があります。

  11. 比例で分割する必要のあるポリゴン シェープファイルまたはフィーチャクラス内のすべてのフィールド用に新しいフィールドを追加します。

    注意:
    たとえば、バッファー エリアが重複している割合で人口フィールドを除算する必要がある場合は、その割合値を計算するために新しい Double タイプのフィールドを作成します。

  12. 新しく作成したフィールドのいずれかを右クリックして、[フィールド演算] を選択します。 ソース フィールド (人口フィールド) のフィールド名を入力して、それに割合 (パーセント) の値を掛け合わせます。 たとえば、次のように指定します。

    [Population]*[Percent]

    前述の手順で作成した各フィールドに対して、この手順を繰り返します。 属性テーブルを閉じます。
  13. ArcToolbox で [ディゾルブ (Dissolve)] (データ管理) ジオプロセシング ツールを開きます。 入力を IntersectA に設定します。 出力名と場所を指定します (この例では DissolveA)。 Dissolve フィールドを、元のポイント シェープファイルの一意の識別フィールドに設定します。 Statistics フィールドを、前の手順で作成したそれぞれのフィールド (データの比率を格納) に設定し、タイプを [Sum] に設定します。 [OK] をクリックします。