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操作手順: 使用する NAD_1983_To_WGS_1984 変換を決定する

概要

当初定義されたときは、NAD 1983 (North American Datum/北米測地基準 1983) と WGS 1984 (World Geodetic System 1984) は同等でした。 座標の変化を最小限にするために、NAD 1983 は北米構造プレート、太平洋構造プレート (ハワイやグアムなど)、マリアナ構造プレートに結合しています。 WGS 1984 は、構造プレートとは独立した国際地球基準座標系 (ITRF) に結合しています。 年月の経過とともに、2 つの座標系は徐々に異なるものになっていきました。

下記の手順は、NAD 1983 と WGS 1984 間でデータを変換するときに使用する正しい地理座標系/測地基準系変換を決定する際に役立ちます。

手順

この記事では、メートル単位の精度で変換を示します。 精度の値は、各変換を作成した組織によって計算されています。 これらの値はユーザーの便宜を図るために提供されており、Esri によって確認された値ではありません。

  • ArcGIS Desktop 10.3.1 でサポートされている、NAD 1983 と WGS 1984 間の地理座標系/測地基準系変換のリストを次に示します。 ある特定の変換は、旧バージョンのソフトウェアでは使用できない場合があります。

    [O-Image]
  • 地理座標系変換を選択する際の最も重要な考慮事項の 1 つは一貫性です。つまり、これらの 2 つの地理座標系 (測地基準系) 間の変換には、毎回同じ変換方法を使用するようにします。 [投影変換 (Project)] ツールを使用すると、適用された変換方法がメタデータに記録されます。
  • 下記の「関連情報」セクションにある類似のタイトルのリンクから EPSG Geodetic Parameter Dataset をダウンロードできます。 無料でダウンロードできるこのデータセットは、頻繁に更新されます。 このデータセットには、地理座標系/測地基準系変換パラメーターのソースが含まれています。また、変換ソースの変換の精度が含まれる場合があります。

    注意:
    ArcGIS Desktop バージョン 9.2 では、バージョン 6.10.2 のデータベースの情報が使用されます。 バージョン 9.3 では、バージョン 6.13 の情報が使用されます。 ArcGIS Desktop バージョン 10.0 では、バージョン 7.4 の情報が使用されます。 バージョン 10.3.1 では 8.6.2 の情報が利用されます。


    注意:
    新バージョンの EPSG データベースの情報は自動的に Esri 投影エンジンに追加されません。 新しいアイテムは、ユーザーからの要求に応じて追加されます。

  • NAD 1983 測地基準系の基準である GRS 1980 回転楕円体と WGS 1984 回転楕円体の極半径の長さ (地球の測地線の中心と北極点間の距離) の差は、0.0001 メートルです。 GRS 1980 の極半径は 6356752.3141 メートルであり、 WGS 1984 の極半径は 6356752.3142 メートルです。これに対して、どちらの回転楕円体も、極半径の測定値は 6378137 メートルです。

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