シェープファイルの dBase フィールド マッピングはどのように変更されましたか？

答え

dBase\シェープファイル フィールド マッピングの変更

シェープファイルを作成する際、要求されたフィールド タイプは、データにオーバーフローや切詰めが発生することなく、他のデータ形式や ArcObjects に転送できるようにマッピングされます。 このため、要求されたフィールド タイプが作成される保証はありません。 データが失われる可能性をなくすため、「最適」なマッピングが作成されます。

データの切詰めの問題を解決するため、ArcGIS 10.3.1 以降、dbase\シェープファイルで使用されるフィールド マッピングが変更されました。 short integer フィールドでは、-12345 のような数値は -1234 に切詰められます。 long integer フィールドでは、-1234567890 のような数値は -123456789 に切詰められます。 数値はテキストとして dBASE ファイルに格納され、負の数値は許容されません。 過剰な精度は、警告やエラーが発生することなく切詰められます。

マッピングは、作成時、ArcObjects や ArcPy による挿入/更新時、およびユーザー インターフェイスを通じて適用されます。 既存のシェープファイルは変更されず、それらのマッピングは維持されます。 新しいシェープファイルを作成する操作では、新しいマッピングが使用されます。 シェープファイルに対するコピーおよび貼り付け操作の実行はファイルベースのプロセスであり、マッピングは更新されません。

ArcGIS 10.3 以前のバージョンでのフィールド マッピング

* 切詰めなしで入力できる最小値は -9999 です。 short integer の実際の最小値は -32768 です。

** 切詰めなしで入力できる最小値は -999999999 です。 long integer の実際の最小値は -2147483648 です。

ArcGIS 10.3.1 ～ 10.6 でのフィールド マッピング

ArcGIS 10.6.1 では、スケールと精度のサポートが追加されました。 シェープファイルの dBase フィールド マッピングは、その作成時と古いファイルの表示時の両方で変更されました。この変更は、以前のマッピングで発生したデータ損失を最小限に抑えるために行われました。

既存のデータの内容は変更されず、解釈のみが変更されています。

ArcGIS 10.6.1 以降のバージョンでのフィールド マッピング

* 切詰めなしで入力できる最小値は -999 です。 short integer の実際の最小値は -32768 です。

** 切詰めなしで入力できる最小値は -999999999 です。 long integer の実際の最小値は -2147483648 です。

既存のデータの読み取り

既存のデータを読み取る際、新しいマッピングに理想的な適合が試行されます。 データに変更はないものの、異なるフィールド タイプが報告される場合があります。 マッピングの決定には精度とタイプが使用され、精度およびスケールが既存のシェープファイルに表示されます。