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Patches and updates

ArcGIS GeoEvent Server 10.8.1 Patch 3 (Windows、Linux)

Published: August 23, 2021

概要

ArcGIS GeoEvent Server 10.8.1 Patch 3 は一般的なメンテナンス パッチで、ビッグ データ ストアでのフィーチャ レコードの更新を妨げるスキーマの整合チェック エラー、構成済みのエレメントを編集する際の不正なサービス選択、ロールが公開者に制限されているユーザーで GeoEvent Manager にログインしてフェデレーション環境で作業する際のリコンサイルなど、複数の問題に対処しています。

説明

この累積パッチには、ArcGIS GeoEvent Server 10.8.1 Patch 1 および ArcGIS GeoEvent Server 10.8.1 Patch 2 (ArcGIS GeoEvent Server Security Update 2021 Patch の一部としてリリース) が組み込まれています。 更新点の完全なリストについては、以下の「対処される機能改善および問題」セクションをご参照ください。
  • 更新された GeoEvent Manager ユーザー インターフェイスを適切に読み込むには、このパッチがインストールされた後にブラウザー キャッシュをクリアする必要があります。
  • このパッチをインストールする前に、ArcGIS GeoEvent Server 10.8.1 をインストールする必要があります。
  • ArcGIS GeoEvent Server Patches はアンインストールできません。 パッチをロールバックするには、GeoEvent Server を新規にインストールする必要があります。

このパッチで対処される機能改善および問題

  • BUG-000141758 - ビッグ データ ストアで Store Latest フィーチャ レコードを更新する際、ストリーム サービスのアウトバウンド トランスポートが誤ってスキーマの不一致を警告します。
  • BUG-000141188 - ジオイベント サービスで構成された入力、出力、またはプロセッサを編集する際、エレメントの選択したフィーチャ サービスが正しく表示されません。
  • BUG-000141759 - ArcGIS Online 組織サイトへのサーバー接続で、HTTPS が必須にもかかわらず、最初に HTTP での接続を試みます。
  • BUG-000141761 - フィルター式を内部イベント レコード プロパティで構成することができません。
  • BUG-000110727 - 十分な権限を持たないユーザーが GeoEvent Manager の管理操作にアクセスしようとすると、[セッションの期限が切れました。] というメッセージが表示され、ログアウトします。

  • 以前のリリースおよびパッチとの競合を避けるため、このパッチでは次の問題も対処されています。
  • BUG-000139249 - ArcGIS GeoEvent Server にはディレクトリ トラバーサルのセキュリティ脆弱性が存在します。
  • BUG-000131593 - ホスト フィーチャ サービスの識別子は、サービスのプロパティへの変更が公開されたときに保持される必要があります。
  • BUG-000131860 - GeoEvent Server 構成の XML スナップショットをインポートすると、インバウンド アダプターの SpatialReferenceField プロパティの値が設定されません。
  • BUG-000131803 - インバウンド イベント データに数字の文字列がある場合、推定される日付形式は無視されます。
  • BUG-000133699 - GeoEvent Gateway および GeoEvent Server 間の初期起動および再起動の問題により、Manager アプリケーションが正しく読み込まれません。
  • BUG-000138583 - GeoEvent Manager パネルで、ホスト サービスが REST Services Directory にリストされているとおりのアルファベット順にリストされません。
  • BUG-000138585 - 新しい BDS データ ソースを作成する際、フェデレーションされていない環境でフィーチャ サービスの公開が失敗します。
  • BUG-000100984 - GeoEvent テキスト アダプターは特定のラテン文字を解析できません。
  • BUG-000131776 - [電子メールの送信] 出力では、完全な UTF-8 文字セットが処理されません。
  • BUG-000132926 - サンプラーおよびイベント ビューアー (マップ) のポップアップで、マルチバイト言語の文字列を正しく表示できません。
  • BUG-000132928 - ジオタガー プロセッサは、Enter または Exit 操作の使用時に既存フィールドへの書き込みを許可しません。
  • BUG-000132930 - ジオイベント サンプラーのラベル文字列が、サポートされている英語以外の言語で正しく表示されません。
  • BUG-000132931 - サンプラーでは、属性が数値の場合でも、整形済み JSON データが String として一般的に表示されます。

Windows 向けのインストール手順

  1. Windows 管理者アカウントでログインします。

  2. パッチを ArcGIS のインストール場所以外の場所にダウンロードします。
  3. Patch 3 GeoEvent_10_8_1_Patch3.msp
    チェックサム (SHA256) BA223F7199CAA554C1895BD0DBFC5F7D76D665D60EE404D3CC1DC15576ABD83F
  4. GeoEvent_10_8_1_Patch3.msp をダブルクリックして、インストールを開始します。

    注意: MSP ファイルをダブルクリックしてもセットアップのインストールが開始されない場合は、次のコマンドを使用して手動でセットアップのインストールを開始することができます。
    msiexec.exe /p <パッチの場所>\GeoEvent_10_8_1_Patch3.msp

  5. セットアップが完了したら、ArcGIS GeoEvent Windows サービスを再開します。

  6. GeoEvent Manager を開いて、入力、出力、および GeoEvent サービスが開始されていることを確認します。 開始されていない場合は、GeoEvent Manager で再開してください。

Linux 向けのインストール手順

  1. ArcGIS Server をインストールしたユーザーとしてログインします。
    注意: Amazon AMI の場合、ユーザー arcgis です。

  2. パッチを ArcGIS のインストール場所以外の場所にダウンロードします。
  3. Patch 3 GeoEvent-10.8.1-Patch3.tar.gz
    チェックサム (SHA256) 0BA1CC1FDB3BD2C97781CD29E41293EAC638AE37CA181350FF78D06B7F7678DF
  4. パッケージを抽出します。
    % tar -xzvf GeoEvent-10.8.1-Patch3.tar.gz

  5. GeoEvent デーモン サービスを停止します。

  6. 以下のようにして、インストールを開始します。
    % ./GeoEvent/Patch.sh

  7. GeoEvent Server データ フォルダーのコンテンツを削除します。
  8. % rm -rf/GeoEvent/data/*

  9. セットアップが完了したら、GeoEvent デーモン サービスを再開します。

  10. GeoEvent Manager を開いて、入力、出力、および GeoEvent サービスが開始されていることを確認します。 開始されていない場合は、GeoEvent Manager で再開してください。

更新されるファイル:

  • Patch 3
  • /system/com/esri/arcgis/discovery/arcgis-stream-container/10.8.1/arcgis-stream-container-10.8.1.jar
  • /system/com/esri/geoevent/manager/webapp/10.8.1/webapp-10.8.1.war
  • /system/com/esri/ges/framework/condition/attribute-condition/10.8.1/attribute-condition-10.8.1.jar
  • /system/com/esri/ges/framework/core/10.8.1/core-10.8.1.jar
  • /system/com/esri/ges/framework/datastore/agsconnection-datastore/10.8.1/agsconnection-datastore-10.8.1.jar
  • /system/com/esri/ges/framework/datastore/bds-datastore/10.8.1/bds-datastore-10.8.1.jar
  • /system/com/esri/ges/framework/messaging/jms-messaging/10.8.1/jms-messaging-10.8.1.jar
  • /system/com/esri/ges/framework/processor/fieldcalculator-processor/10.8.1/fieldcalculator-processor-10.8.1.jar
  • /system/com/esri/ges/framework/startup/10.8.1/startup-10.8.1.jar
  • /system/com/esri/ges/framework/transport/bds-transport/10.8.1/bds-transport-10.8.1.jar
  • /system/com/esri/ges/framework/util/10.8.1/util-10.8.1.jar
  • /system/com/esri/ges/manager/internal-agsconnectionmanager/10.8.1/internal-agsconnectionmanager-10.8.1.jar
  • /system/com/esri/ges/rest/cxf-rootrest/10.8.1/cxf-rootrest-10.8.1.jar

  • Patch 2 から含まれるファイル
  • /system/com/esri/ges/framework/adapter/text-adapter/10.8.1/text-adapter-10.8.1.jar
  • /system/com/esri/ges/manager/agsconnectionmanager-api/10.8.1/agsconnectionmanager-api-10.8.1.jar
  • /system/com/esri/ges/rest/cxf-datastorerest/10.8.1/cxf-datastorerest-10.8.1.jar
  • /system/com/esri/ges/rest/cxf-service/10.8.1/cxf-service-10.8.1.jar
  • /system/com/esri/ges/status/backend-health/10.8.1/backend-health-10.8.1.jar

  • Patch 1 から含まれるファイル
  • /system/com/esri/ges/framework/transport/file-transport/10.8.1/file-transport-10.8.1.jar
  • /system/com/esri/ges/manager/internal-servicemanager/10.8.1/internal-servicemanager-10.8.1.jar
  • /system/com/esri/ges/framework/transport/sms-transport/10.8.1/sms-transport-10.8.1.jar
  • /system/com/esri/ges/framework/transport/smtp-transport/10.8.1/smtp-transport-10.8.1.jar

パッチの更新

追加のパッチがリリースされていないか、パッチおよびサービス パックのページを定期的に確認してください。 このパッチについての新しい情報が、このページに掲載されます。

インストールされている ArcGIS 製品の識別方法

どの ArcGIS 製品がインストールされているかを確認するには、ご利用の環境にあった適切なバージョンの PatchFinder ユーティリティを選択して、ローカル コンピューターから実行します。 PatchFinder には、ローカル コンピューターにインストールされている製品、ホット フィックス、およびパッチが表示されます。

インストールされている ArcGIS GeoEvent Server のバージョンを確認するには、GeoEvent Manager の URL に /version.txt を追加します。 例:

  • https://localhost:6143/geoevent/manager/version.txt

お問い合わせ

このパッチのインストールで問題が発生したときは、米国内の場合は Esri のテクニカル サポート (1-888-377-4575) までお問い合わせください。 米国外の場合は、お住まいの地域の Esri ソフトウェア販売代理店にお問い合わせください。



Download ID:7934

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