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Patches and updates

ArcGIS (Desktop、Engine、Server) 10.6.1 Ortho Mapping Patch

Published: July 31, 2019

概要

このパッチは、Ortho Maker アプリでブロック調整を実行する際に、デフォルトの標高値が存在しないことに起因する障害を修正します。

説明

Esri® から、ArcGIS (Desktop、Engine、Server) 10.6.1 Ortho Mapping Patch についてお知らせします。 このパッチは、ユーザーがブロック調整を繰り返し実行しているときに Ortho Maker アプリで発生する可能性のあるブロック調整エラーを修正します。 このパッチは、ラスター解析を使用して Image Server 用に構成されたすべての ArcGIS Server コンピューターにインストールする必要があります。 具体的には、このパッチは「このパッチで対処される問題」の下に示された問題に対処します。


このパッチで対処される問題


  • BUG-000124079 - 画像コレクションで 2 回目にブロック調整を実行すると、デフォルトの標高値が存在しないために失敗する場合があります。
競合を避けるため、このパッチには以下にも対処します。
  • BUG-000121659 - ArcGIS における不完全な NITF ファイルのサポートの追加。
  • BUG-000119801 - 複数のモザイク データセットが入力ラスターとして入力されると、[サンプル (Sample)] が失敗します。
  • BUG-000119759 - [サンプル (Sample)] ツールの品質とパフォーマンスを向上させます。
  • BUG-000119534 - ソース特性が指定されると、[パスのアロケーション] で正確な結果が得られません。
  • BUG-000119493 - [窪地の抽出 (Sink)] ツールで、斜めにつながった窪地領域に対して 2 つの個別値が作成されます。 斜めにつながった窪地は 1 つの個別値によって識別される必要があるため、この結果は誤っています。
  • BUG-000119425 - クラウド ラスター ストアに配列されている入力イメージ サービスを直接読み取ろうとすると、ArcGIS Image Server の SummarizeRasterWithin (エリア内でのラスターの集約) および ConvertRasterToFeature (ラスターをフィーチャに変換) タスクが強制終了します。
  • BUG-000119424 - 値以外のフィールドが使用された場合、[ゾーンのジオメトリをテーブルに出力 (Zonal Geometry as Table)] および [ゾーンのジオメトリ (Zonal Geometry)] ツールで正しい結果が生成されません。 このような場合は、ゾーンのジオメトリ プロパティの計算ロジックが正しくないため、ソフトウェアが強制終了する可能性があります。
  • BUG-000119423 - 処理範囲が単一セルの集水域に設定されていると、[集水域ラスターの作成 (Watershed)] ツールが停止します。
  • BUG-000119422 - ModelBuilder の [流路距離ラスターの作成 (Flow Distance)] ツールに 'FlowDistanceType' パラメーターが表示されません。
  • BUG-000119421 - 入力サーフェス ラスターが水文学的に調整されていない場合に [流路距離ラスターの作成 (Flow Distance)] ツールを実行すると、大多数のセルで NoData が生成されます。
  • BUG-000119419 - 高解像度データを使用して [ユークリッド方向 (Euclidean Direction)] を実行すると、不正確な出力が生成されます。
  • BUG-000119323 - [マルチパート フィーチャの作成] を有効化して RasterToPolygon (ラスター → ポリゴン) を実行すると、編集のため出力がロックされます。
  • BUG-000118421 - 接続文字列に英語以外の文字が含まれる場合、エンタープライズ ジオデータベースにラスターをインポートすると、[ラスターのコピー (Copy Raster)] ツールから次のエラーが返されます。「エラー 999999: 関数の実行中にエラーが発生しました。 ラスター ストアが構成されていません。 サーバー プロセス内で実行されていません。 (CopyRaster) を実行できません。」
  • BUG-000116917 - [ラスターの生成 (Generate Raster)] ツールで classify 関数を使用する際、出力がクラウド ストアの CRF である場合は属性テーブルが書き込まれません。
  • BUG-000116916 - スキャンされた画像のモザイク データセットで Disparity 手法を使用してシームラインを構築すると、結果が不正になります。
  • BUG-000116915 - ラスター レンダリング サービスで [ヒストグラムの計算] および [統計情報とヒストグラムの計算] 操作に失敗します。
  • BUG-000116912 - Web カバレッジ サービス (WCS) を ArcGIS Server に公開する際、公開時にカバレッジ名がデータセット名に設定されていない場合、WCS v2.0.1 GetCapabilities リクエストの応答に含まれるカバレッジ名が正しくありません。
  • BUG-000116910 - 元のモザイク データセットのカラー補正の計算時に、ラスター アイテムの統計情報の並列計算が失敗したという理由でエンタープライズ オルソマッピング ワークフローが失敗することがあります。
  • BUG-000116909 - データフレーム座標系が GCS WGS 1984 に設定されている場合、ラスターが読み込まれません。
  • BUG-000116811 - メタデータ情報が正しくない LAS ファイルの空間参照を読み取ろうとすると、ArcGIS Pro および ArcGIS Server が強制終了します。
  • BUG-000116589 - [コスト パス (Cost Path)] および [コストパス (ポリライン) (Cost Path as Polyline)] でバック リンク ラスターのフロー方向入力を使用すると処理速度が低下します。
  • BUG-000116047 - 距離およびバック リンク ラスターの入力として流向ラスターが使用された場合、[コスト パス (Cost Path)] で不正確な出力が生成されます。
  • BUG-000115691 - パンシャープン関数を使用して、カラー化された標高ラスターを陰影起伏ラスターと結合/マージできません。
  • BUG-000115186 - エンタープライズ ジオデータベースにラスターをインポート中に「エラー 999999: 関数の実行中にエラーが発生しました。 ラスター ストアが構成されていません。サーバー プロセス内で実行されていません。 実行できませんでした (CopyRaster)。」エラーが返されます。
  • BUG-000115147 - ポリゴン上で ITopologicalOperator::Buffer を呼び出すと、ポリゴンがポイントに劣化する場合に、バッファー呼び出しがクラッシュします。
  • BUG-000114964 - JPEG 圧縮に切り替えると、nodata が透明ではなく黒く表示されます。
  • BUG-000113368 - 最新バージョンの ArcMap では [ユークリッド アロケーション (Euclidean Allocation)]、[ユークリッド方向 (Euclidean Direction)]、および [ユークリッド距離 (Euclidean Distance)] ツールの処理速度が以前のバージョンと比べて大幅に低下します。
  • BUG-000098315 - 入力ラスターがモザイクの場合に、[サンプル (Sample)] で NULL データが返されます。
  • BUG-000096996 - 入力ポイント フィーチャが XY イベントレイヤーの場合に、ExtractMultiValuesToPoints (複数の抽出値 → ポイント) および ExtractValuesToPoints (抽出値 → ポイント) でエラーが返されます。

Windows でのこのパッチのインストール


インストール手順:


パッチをインストールするには、この表にリストされた ArcGIS 製品がシステムに事前にインストールされている必要があります。 それぞれのパッチ セットアップはリストの ArcGIS 製品のみを対象としています。 どの製品がシステムにインストールされているかを確認するには、「インストールされている ArcGIS 製品の識別方法」をご参照ください。 ご使用のシステムにインストール済みの製品ごとにパッチをインストールすることをお勧めします。

  1. 適切なファイルを ArcGIS のインストール場所以外の場所にダウンロードします。

  2. ArcGIS 10.6.1   チェックサム (Md5)
         
    ArcGIS Desktop
    64 ビット バックグラウンド ジオプロセシング
    ArcGIS-1061-BGDT-OM-Patch.msp 1961892E36057E6FCDBA516A9A2E8F8F
         
    ArcGIS Engine
    64 ビット バックグラウンド ジオプロセシング
    ArcGIS-1061-BGE-OM-Patch.msp D27A4D639343BB10A3D6CF5CFBC47FB4
         
    ArcGIS Desktop ArcGIS-1061-DT-OM-Patch.msp 29F50084E1CC40C3F263A5104C919A74
         
    ArcGIS Engine ArcGIS-1061-E-OM-Patch.msp 40A2867BE109C4BD0806827E322806AF
         
    ArcGIS Server ArcGIS-1061-S-OM-Patch.msp 659A1EBE890CF5818AD4CD43585291C9
         

  3. ArcGIS のインストール場所に対して書き込み権限があることを確認します。

  4. ArcGIS-1061-<製品>-OM-Patch.msp をダブルクリックしてセットアップ処理を開始します。

    注意: MSP ファイルをダブルクリックしてもセットアップのインストールが開始されない場合は、次のコマンドを使用して手動でセットアップのインストールを開始することができます。

    msiexec.exe /p [パッチの場所]\ArcGIS-1061-DT-OM-Patch.msp


Linux でのこのパッチのインストール


インストール手順:


ArcGIS インストール権限を持つユーザーとして、以下のインストール手順を実施します。 インストール権限をもつユーザーは、arcgis フォルダーの所有者です。

パッチをインストールするには、この表にリストされた ArcGIS 製品がシステムに事前にインストールされている必要があります。 それぞれのパッチ セットアップはリストの ArcGIS 製品のみを対象としています。 どの製品がシステムにインストールされているかを確認するには、「インストールされている ArcGIS 製品の識別方法」をご参照ください。 ご使用のシステムにインストール済みの製品ごとにパッチをインストールすることをお勧めします。

  1. 適切なファイルを ArcGIS のインストール場所以外の場所にダウンロードします。


        チェックサム (Md5)
         
    ArcGIS Server ArcGIS-1061-S-OM-Patch-linux.tar 193A247DC0072B1616F057FB3EE64D4B
         

  2. ArcGIS のインストール場所への書き込み権限があり、他のユーザーが ArcGIS を使用していないことを確認します。

  3. 以下のように入力して、指定した tar ファイルを抽出します。

    % tar -xvf ArcGIS-1061-<製品>-OM-Patch-linux.tar

  4. 以下のように入力して、インストールを開始します。

    % ./applypatch

    これによって、メニュー方式のインストール手順のダイアログが起動します。 デフォルトの選択が括弧内に示されています。インストール手順を終了する場合は、「q」を入力するといつでも終了できます。


Windows でのこのパッチのアンインストール


  • Windows でこのパッチをアンインストールするには、Windows の [コントロール パネル] を開き、インストールされているプログラムに移動します。 [インストールされた更新プログラムを表示] ([プログラムと機能] ダイアログの左上) がアクティブであることを確認します。 プログラム一覧からパッチ名を選択し、[アンインストール] をクリックしてパッチを削除します。

Linux でのこのパッチのアンインストール


  • Linux でのアンインストールは、バージョン 10.5.1 以降でのみ使用できます。このパッチを削除するには、/tmp ディレクトリに移動し、次のスクリプトを ArcGIS インストール権限を持つユーザーとして実行します。

    ./patchremove

    注意: 直前にインストールされたパッチのみを削除できます。
  • ArcGIS サービスの再開

パッチの更新

追加のパッチがリリースされていないか、パッチおよびサービス パックのページを定期的に確認してください。 このパッチについての新しい情報が、このページに掲載されます。

インストールされている ArcGIS 製品の識別方法

どの ArcGIS 製品がインストールされているかを確認するには、ご利用の環境にあった適切なバージョンの PatchFinder ユーティリティを選択して、ローカル コンピューターから実行します。 PatchFinder には、ローカル コンピューターにインストールされているすべての製品、ホット フィックス、およびパッチが表示されます。

お問い合わせ

このパッチのインストールで問題が発生したときは、米国内の場合は Esri のテクニカル サポート (1-888-377-4575) までお問い合わせください。 米国外の場合は、お住まいの地域の Esri ソフトウェア販売代理店にお問い合わせください。



Download ID:7733

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