Patches and updates
ArcGIS Server Branch Versioning Duplicate ObjectIDs Patch
概要
説明
Esri® から、ArcGIS Server Branch Versioning Duplicate ObjectIDs Patch についてお知らせします。 ArcGIS Enterprise を使用し、ブランチ バージョニングを利用している場合、このパッチにより、編集時に重複した ObjectID が作成される可能性が解決されます。 このパッチにより、ブランチ バージョン対応データの GlobalID と ObjectID の間で 1 対 1 の関係が維持されます。 具体的には、このパッチは「このパッチで対処される問題」の下に示された問題に対処します。
このパッチで対処される問題
- BUG-000120943 - ブランチ バージョン対応データを編集しているときに、重複した Object ID が検出されます。
競合を避けるため、10.6.1 バージョンは以下にも対処します。
- BUG-000115147 - ポリゴン上で ITopologicalOperator::Buffer を呼び出すと、ポリゴンがポイントに劣化する場合に、バッファー呼び出しがクラッシュします。
- BUG-000114245 - サマリー計算 (トレース関数と同じ) と、GP のサマリーの計算が一致しません。
- BUG-000114071 - QueryRelatedRecords (FeatureServer) 呼び出しは、編集中またはトランザクション データベース バージョンのフィーチャの関連レコードを返しません。
Windows でのこのパッチのインストール
インストール手順:
このパッチは、ArcGIS Server サイトに関連するすべての ArcGIS Server 製品にインストールする必要があります。
パッチをインストールするには、この表にリストされた ArcGIS 製品がシステムに事前にインストールされている必要があります。 それぞれのパッチ セットアップはリストの ArcGIS 製品のみを対象としています。 どの製品がシステムにインストールされているかを確認するには、「インストールされている ArcGIS 製品の識別方法」をご参照ください。 ご使用のシステムにインストール済みの製品ごとにパッチをインストールすることをお勧めします。
- エンタープライズ ジオデータベースに最新のデータベースのバックアップがあることを確認します。
- ジオデータベースに対するすべての接続を停止します。
- 適切なファイルを ArcGIS のインストール場所以外の場所にダウンロードします。
-
ArcGIS 10.7 チェックサム (Md5) ArcGIS Server ArcGIS-107-S-BVDO-Patch.msp FDBDEB646A60CCB8922E7896EA24145F ArcGIS 10.6.1 チェックサム (Md5) ArcGIS Server ArcGIS-1061-S-BVDO-Patch.msp 77ADCC3022E0C4EB2428C8532D77BD28 ArcGIS 10.6 チェックサム (Md5) ArcGIS Server ArcGIS-106-S-BVDO-Patch.msp F118DFC944DDA51B4D7D1994DFB295D1 - ArcGIS のインストール場所に対して書き込み権限があることを確認します。
- ArcGIS-<バージョン>-S-BVDO-Patch.msp をダブルクリックしてセットアップ処理を開始します。
注意: MSP ファイルをダブルクリックしてもセットアップのインストールが開始されない場合は、次のコマンドを使用して手動でセットアップのインストールを開始することができます。msiexec.exe /p [パッチの場所]\ArcGIS-<バージョン>-S-BVDO-Patch.msp
- セットアップが正常に実行されたことを確認します。
- ArcGIS Server Windows サービスを停止します。
- 「技術資料 000020588」に記載されている SQL スクリプトを実行します。 スクリプトには、追加の手順が含まれています。
- 重複がレポートされた場合は、Esri テクニカル サポートにお問い合わせください。
- 重複がレポートされなかった場合、それ以上の操作は必要ありません。
- ArcGIS Server Windows サービスを再開します。
Linux でのこのパッチのインストール
インストール手順:
ArcGIS インストール権限を持つユーザーとして、以下のインストール手順を実施します。 インストール権限を持つユーザーは、arcgis フォルダーの所有者です。 このパッチは、ArcGIS Server サイトに関連するすべての ArcGIS Server 製品にインストールする必要があります。
パッチをインストールするには、この表にリストされた ArcGIS 製品がシステムに事前にインストールされている必要があります。 それぞれのパッチ セットアップはリストの ArcGIS 製品のみを対象としています。 どの製品がシステムにインストールされているかを確認するには、「インストールされている ArcGIS 製品の識別方法」をご参照ください。 ご使用のシステムにインストール済みの製品ごとにパッチをインストールすることをお勧めします。
- エンタープライズ ジオデータベースに最新のデータベースのバックアップがあることを確認します。
- ジオデータベースに対するすべての接続を停止します。
- 適切なファイルを ArcGIS のインストール場所以外の場所にダウンロードします。
ArcGIS 10.7 チェックサム (Md5) ArcGIS Server ArcGIS-107-S-BVDO-Patch-linux.tar 9BF1C9E22EBCBB78AC8B131C4BA8B902 ArcGIS 10.6.1 チェックサム (Md5) ArcGIS Server ArcGIS-1061-S-BVDO-Patch-linux.tar B796AA7EC8B0B477557315797F029AF7 ArcGIS 10.6 チェックサム (Md5) ArcGIS Server ArcGIS-106-S-BVDO-Patch-linux.tar F7A227C3A4B04FC957E3FD6F052B2CBB - ArcGIS のインストール場所への書き込み権限があり、他のユーザーが ArcGIS を使用していないことを確認します。
- 以下のように入力して、指定した tar ファイルを抽出します。
% tar -xvf ArcGIS-<バージョン>-S-BVDO-Patch-linux.tar
- 以下のように入力して、インストールを開始します。
% ./applypatch
これによって、メニュー方式のインストール手順のダイアログが起動します。 デフォルトの選択内容は括弧 ( ) 内に記されます。 インストール手順を終了する場合は、「q」を入力するといつでも終了できます。 - セットアップが正常に実行されたことを確認します。
- ArcGIS Server を停止します。
- 「技術資料 000020588」に記載されている SQL スクリプトを実行します。 スクリプトには、追加の手順が含まれています。
- 重複がレポートされた場合は、Esri テクニカル サポートにお問い合わせください。
- 重複がレポートされなかった場合、それ以上の操作は必要ありません。
- ArcGIS Server を再開します。
Windows でのこのパッチのアンインストール
- Windows でこのパッチをアンインストールするには、Windows の [コントロール パネル] を開き、インストールされているプログラムに移動します。 [インストールされた更新プログラムを表示] ([プログラムと機能] ダイアログの左上) がアクティブであることを確認します。 プログラム一覧からパッチ名を選択し、[アンインストール] をクリックしてパッチを削除します。
Linux でのこのパッチのアンインストール (10.7 用)
- Linux でのアンインストールは、バージョン 10.5.1 以降でのみ使用できます。 これらは、10.7 以降に固有の手順です。 このパッチを削除するには、<製品のインストール ディレクトリ>/.Setup/qfe フォルダーに移動し、次のスクリプトを ArcGIS インストール所有者として実行します。
./removepatch.sh
この removepatch.sh スクリプトを使用すると、以前にインストールされたパッチやホット フィックスをアンインストールできます。 インストール済みのパッチまたはホット フィックスについての日付順のリストを表示するには -s ステータス フラグを使用します。 -q フラグを使用すると、インストールされた日付の新しいものから順にパッチまたはホット フィックスを削除できます。 使用方法のヘルプを表示するには「removepatch -h」と入力します。
Linux でのこのパッチのアンインストール
- Linux でのアンインストールは、バージョン 10.5.1 以降でのみ使用できます。 これらは、バージョン 10.5.1 ~ 10.6.1 に固有の手順です。このパッチを削除するには、/tmp ディレクトリに移動し、次のスクリプトを ArcGIS インストール所有者として実行します。
./patchremove
ArcGIS サービスを再開します。
注意: ArcGIS 10.7 以前では、直前にインストールされたパッチのみを削除できます。
パッチの更新
追加のパッチがリリースされていないか、パッチおよびサービス パックのページを定期的に確認してください。 このパッチについての新しい情報が、このページに掲載されます。
2019 年 6 月 12 日: 明快さを確保する目的で、インストール手順が更新されました。
インストールされている ArcGIS 製品の識別方法
どの ArcGIS 製品がインストールされているかを確認するには、ご利用の環境にあった適切なバージョンの PatchFinder ユーティリティを選択して、ローカル コンピューターから実行します。 PatchFinder には、ローカル コンピューターにインストールされているすべての製品、ホット フィックス、およびパッチが表示されます。
お問い合わせ
このパッチのインストールで問題が発生したときは、米国内の場合は Esri のテクニカル サポート (1-888-377-4575) までお問い合わせください。 米国外の場合は、お住まいの地域の Esri ソフトウェア販売代理店にお問い合わせください。
Download ID:7697
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