パッチおよびアップデート

ArcGIS Data Store 11.1 Highly Available Relational Data Store Patch

サマリー

Esri から、ArcGIS Data Store 11.1 Highly Available Relational Data Store Patch についてお知らせします。 このパッチは、リレーショナル データ ストアの復元処理での信頼性に伴う問題に対処します。 具体的には、このパッチは「このパッチで対処される問題」の下に示された問題に対処します。

このパッチで対処される問題

  • BUG-000156440 - 特定時点への復元が有効になっている場合に、webgisdr を使用して Highly Available Relational ArcGIS Data Store を復元すると、両方のコンピューターで PostgreSQL データベースがプライマリー ステータスを返したことが示される。

競合を避けるため、このパッチには以下にも対処します。

  • BUG-000158843 - 時空間ビッグ データ ストアで、コマンド “changedbproperties” によってヒープ サイズを設定できない。

Windows でのこのパッチのインストール

Windows で複数のパッチをインストールする場合、パッチのリリース日の順序は重要ではありません。 新しいパッチをインストールした後で古いパッチをインストールした場合、新しいパッチが優先され、新しいパッチでの修正が残ります。 利用可能なすべてのパッチをインストールするオプションが有効になっている場合、ArcGIS Enterprise パッチ通知ツールによって、リリース日が古いものから順に、複数のパッチがインストールされます。

パッチをインストールするには、この表にリストされた ArcGIS 製品がシステムに事前にインストールされている必要があります。 それぞれのパッチ セットアップはリストの ArcGIS 製品のみを対象としています。 どの製品がシステムにインストールされているかを確認するには、「インストールされている ArcGIS 製品の識別方法」セクションをご参照ください。 ご使用のシステムにインストール済みの製品ごとにパッチをインストールすることをおすすめします。

ステップ 1: 適切なファイルを ArcGIS のインストール場所以外の場所にダウンロードします。

ArcGIS Enterprise 11.1  
   
ArcGIS Data Store ArcGIS-111-DS-HARDS-Patch.msp
     チェックサム
     (SHA256)
01EBCFAB6CBF306DA65E657516F67637AB20D04517CF51A1381F2A215CF13D31
   

ステップ 2: ArcGIS のインストール場所に対して書き込み権限があることを確認します。

ステップ 3: ArcGIS-111-DS-HARDS-Patch.msp をダブルクリックしてセットアップ処理を開始します。

注意: msp ファイルをダブルクリックしてもセットアップのインストールが開始されない場合は、次のコマンドを使用して手動でセットアップのインストールを開始することができます:

msiexec.exe /p [パッチの場所]\ArcGIS-111-DS-HARDS-Patch.msp

 

ステップ 4: スタンバイ リレーショナル データ ストアを構成している場合、上記の手順を繰り返します。

Linux でのこのパッチのインストール

Linux で複数のパッチをインストールする場合、パッチのリリース日の順序が重要となります。 新しいパッチをインストールした後で古いパッチをインストールした場合、新しいパッチが古いパッチに置き換えられ、新しいパッチでの修正は削除されます。 利用可能なすべてのパッチをインストールするオプションが有効になっている場合、ArcGIS Enterprise パッチ通知ツールによって、リリース日が古いものから順に、複数のパッチがインストールされます。

ArcGIS インストール権限を持つユーザーとして、以下のインストール手順を実施します。 インストール権限を持つユーザーは、arcgis フォルダーの所有者です。

パッチをインストールするには、この表にリストされた ArcGIS 製品がシステムに事前にインストールされている必要があります。 それぞれのパッチ セットアップはリストの ArcGIS 製品のみを対象としています。 どの製品がシステムにインストールされているかを確認するには、「インストールされている ArcGIS 製品の識別方法」セクションをご参照ください。 ご使用のシステムにインストール済みの製品ごとにパッチをインストールすることをおすすめします。

ステップ 1: 適切なファイルを ArcGIS のインストール場所以外の場所にダウンロードします。

ArcGIS Enterprise 11.1  
   
ArcGIS Data Store ArcGIS-111-DS-HARDS-Patch-linux.tar
     チェックサム
     (SHA256)
B26E3261F81D057A5F1F493A33B84FAC9EF907CA35183F1AD15BD36DAD5FC7AE
   

ステップ 2: ArcGIS のインストール場所への書き込み権限があり、他のユーザーが ArcGIS を使用していないことを確認します。

ステップ 3: 以下のように入力して、指定した tar ファイルを抽出します:

% tar -xvf ArcGIS-111-DS-HARDS-Patch-linux.tar


ステップ 4:
以下のように入力して、インストールを開始します:

% ./applypatch


これによって、メニュー方式のインストール手順のダイアログが起動します。 デフォルトの選択内容は括弧 ( ) 内に記されます。 インストール手順を終了する場合は、「q」を入力するといつでも終了できます。

ステップ 5: スタンバイ リレーショナル データ ストアを構成している場合、上記の手順を繰り返します。

Windows でのこのパッチのアンインストール

    Windows でこのパッチをアンインストールするには、Windows の [コントロール パネル] を開き、インストールされているプログラムに移動します。 [インストールされた更新プログラムを表示] ([プログラムと機能] ダイアログの左上) がアクティブであることを確認します。 プログラム一覧からパッチ名を選択し、[アンインストール] をクリックしてパッチを削除します。

        Linux でのこのパッチのアンインストール

        このパッチを削除するには、<製品のインストール ディレクトリー>/.Setup/qfe ディレクトリーに移動し、次のスクリプトを ArcGIS インストール所有者として実行します。

        ./removepatch.sh


        この removepatch.sh スクリプトを使用すると、以前にインストールされたパッチやホット フィックスをアンインストールできます。 インストール済みのパッチまたはホット フィックスについての日付順のリストを表示するには -s ステータス フラグを使用します。 インストールされた日付の新しいものから順に、-q フラグを使用してパッチまたはホット フィックスを削除できます。 使用方法のヘルプを表示するには「removepatch -h」と入力します。

        ArcGIS サービスを再起動します。

        インストールされている ArcGIS 製品の識別方法

        どの ArcGIS 製品がインストールされているかを確認するには、ご利用の環境にあった適切なバージョンの PatchFinder ユーティリティーを選択して、ローカル コンピューターから実行します。 PatchFinder には、ローカル コンピューターにインストールされているすべての製品、ホット フィックス、およびパッチが表示されます。

        PatchFinder for Windows

        PatchFinder for Linux/Unix



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