パッチおよびアップデート
ArcGIS 11.2 Maritime Server extension Patch 1
サマリー
これは ArcGIS Maritime Server エクステンションの汎用メンテナンス パッチです。 できるだけ早くこのパッチをダウンロードしてインストールしてください。
このパッチで対処される機能改善および問題:
- GIT4328: CCB で橋のラベルの表示が一貫していない。
- GIT4375: CCB でエクスポートがレイヤー置換エラーで失敗する。
- GIT4432: CCB で SD ファイルのプロダクト パラメーターが空になっていないという問題が修正されました。
- GIT4493: MCSTPK のカスタム範囲が更新用の .mcs データベースに保存されない。
- GIT4532: CustomSymbology ファイルが欠落している
- GIT4537: 方位記号 US 偏角ラベル クラスの y 方向オフセットが 0 に設定される。
- GIT4554: エクスポートされた PDF で方位記号が選択された状態で表示される。
Windows でのこのパッチのインストール
ステップ 1: Windows 管理者アカウントでログインします。
ステップ 2: パッチ ファイルを選択してダウンロードします: MaritimeServerExtension112Patch1.msp
チェックサム (SHA256): be064cc9cbdde0dc547e7f4f3aba8ce272d738d3ae1f55bad2d58a583bf7330a
ステップ 3: .msp ファイルをダブルクリックしてインストール手順を開始します。
ステップ 4: セットアップが開始したら、画面上の指示に従います。
ステップ 5: セットアップが完了したら、Maritime Chart サービスと Custom Chart Builder のデプロイメントを更新します。
備考:
- このパッチでは mcstpk.exe が更新されるので、mcstpk.exe を再デプロイする必要があります。
- カラー オーバープリントを使用しているユーザーは Custom Chart Builder (CCB) の update_pdf.exe を必要に応じて再デプロイする必要があります。
- 方位記号に手動で配置されたラベルを修正するには、Custom Chart Builder (CCB) の CompassRose.lyrx を再デプロイする必要があります。
Maritime Chart サービス (MCS) の更新
カスタム シンボルを使用している場合、カスタム プレゼンテーション ライブラリを更新する必要があります。
ステップ 1: https://gisserver.domain.com:6443/arcgis/manager を起動してサーバー マネージャーとしてサイン インします。
ステップ 2: サービスをクリックします。
ステップ 3: Maritime Chart サービス機能が構成されているマップ サービスを停止します。
ステップ 4: controlfiles\CustomPresentationLibrary フォルダーを移動することでバックアップします。 controlfiles フォルダーの場所は実装によって異なります。 例: <ArcGIS Server インストール>\arcgisserver\directories\maritimeserver\maritimechartservice\controlfiles
ステップ 5: 新しい CustomPresentationLibrary フォルダーを <ArcGIS Server インストール>\MaritimeServer\Server<バージョン>\maritimechartservice\controlfiles から各自の実装の controlfiles フォルダーの場所にコピーします。 例: <ArcGIS Server インストール>\arcgisserver\directories\maritimeserver\maritimechartservice\controlfiles\CustomPresentationLibrary
注意: バックアップ CustomPresentationLibrary に対するこれまでの変更内容を新しいファイルに統合します。 以下の新規構成ファイルと更新された構成ファイルのリストをご参照ください。
ステップ 6: .senc ファイルを削除します。 .senc ファイルの場所は実装によって異なります。 例: <ArcGIS Server インストール>\arcgisserver\directories\maritimeserver\maritimechartservice\sencs
ステップ 7: Maritime Chart サービスとカスタム シンボルが有効になっている各マップ サービスについて、上記のステップを繰り返します。
Custom Chart Builder (CCB) の更新
以下のステップでは CCB のデプロイメントが更新されます。
ExportWebmap ジオプロセシング サービスの更新
これは修正が適用されたプロダクトの ExportWebmap ジオプロセシング サービス用の更新です。 これは修正が適用されたプロダクトで間違った範囲がエクスポートされている場合にのみ必要です。 新規デプロイメントの場合には「Custom Chart Builder (CCB) のデプロイ」の手順に従い、新規デプロイメントでない場合には、以下のステップに従って、更新後の ExportWebmap ジオプロセシング サービス定義ファイルを公開します。
以下の手順に従って、既存の ExportWebmap ジオプロセシング サービスを削除します。
ステップ 1: https://gisserver.domain.com:6443/arcgis/manager を起動してサーバー マネージャーとしてサイン インします。
ステップ 2: サービス → サービスの管理の順にクリックし、CCB フォルダーを選択します。
ステップ 3: ExportWebmap ジオプロセシング サービスの横にある削除記号 (X) をクリックして削除します。
ステップ 4: はいをクリックします。
新しい ExportWebmap ジオプロセシング サービスを公開できるようになりました。
ステップ 5: サービスの公開をクリックします。
ステップ 6: ファイルの選択をクリックして公開するサービス定義を参照するか、ファイル パスを入力します。 デフォルトの場所は <ArcGIS Server インストール ドライブ>\arcgisserver\directories\maritimeserver\customchartbuilder\ServiceDefinitionFiles です。
ステップ 7: ExportWebmap.sd を選択し、開くをクリックします。
注意: サービスの名前を変更しないでください。 サービス名が変更された場合、Web アプリは機能しなくなります。
注意: CCB を適切にデプロイするには、すべての CCB サービス定義が同じフォルダーに存在する必要があります。
ステップ 8: 次へをクリックします。
ステップ 9: 必要に応じて、既存をオンにし、ドロップダウン矢印から CCB を選択します。
ステップ 10: 次へをクリックします。
ステップ 11: 公開をクリックします。
最後に、以下の手順に従って Utilities.py ファイルを更新します。
ステップ 12: Utilities.py ファイルに移動します (通常は <ArcGIS Server インストール ドライブ>\arcgisserver\directories\maritimeserver\customchartbuilder\Tools にあります)。
ステップ 13: 次の変数を編集します。
- shared_products_path および output_directory: コンピューター名、ドメイン、パス (デフォルト設定を使用していない場合) を更新します。
- output_url: テスト専用の場合は localhost を使用し、そうでない場合、コンピューター名、ドメイン、パス (デフォルト設定を使用していない場合) を更新します。
ステップ 14: 更新内容を保存します。
ステップ 15: Gateway サービスの場合、Utilities.py ファイルを <ArcGIS Server インストール ドライブ>\arcgisserver\directories\arcgissystem\arcgisinput\CCB\ExportWebmap.GPServer\extracted\cd\tools にコピーします。
ステップ 16: ArcGIS Server Manager で、サービスをクリックしてから、サービスの管理を選択します。
ステップ 16: フォルダーをクリックし、CCB を選択します。
ステップ 18: ExportWebmap ジオプロセシング サービスを再起動します。
既存の update_pdf.exe の置換
この更新はカラー オーバープリントを使用している場合にのみ必要です。
新しい Update_pdf.exe ファイルを <ArcGIS インストール ディレクトリ>\MaritimeServer\Server<バージョン>\customchartbuilder\colorprint から <ArcGIS Server インストール ドライブ>\arcgisserver\directories\maritimeserver\customchartbuilder\colorprint にコピーします。 この場所は実装によって異なる場合があります。
注意: マップ サービスや GP サービスを再起動する必要はありません。
CompassRose.lyrx の更新
この更新によって、手動で配置した新しい方位記号のラベルが正しく配置されるようになります。
新しい CompassRose.lyrx ファイルを <ArcGIS インストール ディレクトリ>\MaritimeServer\Server<バージョン>\customchartbuilder\compassrose から <ArcGIS Server インストール ドライブ>\arcgisserver\directories\maritimeserver\customchartbuilder\compassrose にコピーします。 この場所は実装によって異なる場合があります。
注意: マップ サービスや GP サービスを再起動する必要はありません。
新規ファイルと更新されたファイル (インストール フォルダー別)
親インストール場所は <ArcGIS インストール ディレクトリ>\MaritimeServer\Server<バージョン>\ になります
Bin
· Mcstpk.exe
maritimechartservice\controlfiles\CustomPresentationLibrary\lua
· lndelv01.lua
· swpare01.lua
· vertical_clearance.lua
maritimechartservice\controlfiles\CustomPresentationLibrary\Symbols\point
· K2_SweptDepth_magenta.svg (新規)
· N2_2_EntryProhibitedPoint.svg (新規)
· N20_AnchoringProhibitedPoint.svg (新規)
· N21_1_Fishing_ProhibitedPoint.svg (新規)
· D22_Vert_clr.svg (新規)
· D26_2_SafeVertClearance.svg (新規)
customchartbuilder\CompassRose
· CompassRose.lyrx
customchartbuilder\ColorPrint
· Update_pdf.exe (省略可 - 色分解専用)
customchartbuilder\ServiceDefinitionFiles
· ExportWebmap.sd
インストールされている ArcGIS 製品の識別方法
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