Patches and updates
ArcGIS Server 10.8.1 Restore Reliability Patch
概要
説明
Esri® から、ArcGIS Server 10.8.1 Restore Reliability Patch についてお知らせします。 このパッチは、webgisdr ユーティリティで作成されたバックアップから ArcGIS Server サイトを復元する際にエラーが発生する問題に対処します。 また、このパッチは、復元のエラーの一部としてサイトが正常に動作する状態にロールバックしようとする際の問題にも対処します。 webgisdr ユーティリティを使用しているすべての ArcGIS Enterprise のお客様がこのパッチを適用することをお勧めします。 具体的には、このパッチは「このパッチで対処される問題」の下に示された問題に対処します。
このパッチで対処される問題
- BUG-000135919 - DR ツールの使用時に ArcGIS Server サイトのインポートに失敗すると、サイトが正常に動作する状態に戻らなくなります。
- BUG-000135918 - DR ツールを使用した ArcGIS Server サイトのインポートが、散発的に失敗する場合があります。
- BUG-000132999 - 複数コンピューターの ArcGIS Server サイトで、復元プロセスによる追加ノードの登録解除および再登録が正常に行われない場合があります。
- BUG-000138234 - サービスを作成しようとすると、WebGIS DR のバックアップが失敗します。
- BUG-000137668 - ArcGIS Server Services Directory に格納された XSS の脆弱性
- BUG-000137663 - ArcGIS Server に格納された XSS の脆弱性
- BUG-000137662 - ArcGIS Server の反射型 XSS
- BUG-000137658 - ArcGIS Server Manager の SSRF の脆弱性。
- BUG-000135563 - フィールドに、マルチバイトの文字列を含む名前を付けた場合に、フィールドでのクエリ操作としての WHERE 句の使用が失敗します。
- BUG-000134113 - Server Manager 内でアイテム説明フィールドを意図的に編集したときに、サービスのアイテム情報のみを更新します。
- BUG-000133232 - このパッチは、カスタム ロールを持つ ArcGIS Enterprise ポータルのメンバーが、ロールが「すべてのメンバーの表示」や公開者権限などの管理権限を含んでいる場合に自分自身のサービスを削除できるようにするために、ArcGIS Server でのサポートを追加します。
- BUG-000131992 - ArcGIS Server の反射型クロスサイト スクリプティング (XSS) の脆弱性。
- BUG-000127160 - 構成ストアがクラウド ストレージ内に存在する場合に、位置の追跡を有効化するときにエラーが発生します。
Windows でのこのパッチのインストール
インストール手順:
このパッチは、ArcGIS Server サイトに関連するすべての ArcGIS Server 製品にインストールする必要があります。
パッチをインストールするには、この表にリストされた ArcGIS 製品がシステムに事前にインストールされている必要があります。 それぞれのパッチ セットアップはリストの ArcGIS 製品のみを対象としています。 どの製品がシステムにインストールされているかを確認するには、「インストールされている ArcGIS 製品の識別方法」をご参照ください。 ご使用のシステムにインストール済みの製品ごとにパッチをインストールすることをお勧めします。
- 適切なファイルを ArcGIS のインストール場所以外の場所にダウンロードします。
-
ArcGIS 10.8.1 ArcGIS Server ArcGIS-1081-S-RR-Patch.msp チェックサム
(SHA256)CDA802208EAB1A556D6AA2FB2BFD5670EFCBBAC8F3DDA3A8B68B6CF68C285AC8
- ArcGIS のインストール場所に対して書き込み権限があることを確認します。
- ArcGIS-1081-S-RR-Patch.msp をダブルクリックしてセットアップ処理を開始します。
注意: MSP ファイルをダブルクリックしてもセットアップのインストールが開始されない場合は、次のコマンドを使用して手動でセットアップのインストールを開始することができます。msiexec.exe /p [パッチの場所]\ArcGIS-1081-S-RR-Patch.msp
Linux でのこのパッチのインストール
インストール手順:
ArcGIS インストール権限を持つユーザーとして、以下のインストール手順を実施します。 インストール権限を持つユーザーは、arcgis フォルダーの所有者です。 このパッチは、ArcGIS Server サイトに関連するすべての ArcGIS Server 製品にインストールする必要があります。
パッチをインストールするには、この表にリストされた ArcGIS 製品がシステムに事前にインストールされている必要があります。 それぞれのパッチ セットアップはリストの ArcGIS 製品のみを対象としています。 どの製品がシステムにインストールされているかを確認するには、「インストールされている ArcGIS 製品の識別方法」をご参照ください。 ご使用のシステムにインストール済みの製品ごとにパッチをインストールすることをお勧めします。
- 適切なファイルを ArcGIS のインストール場所以外の場所にダウンロードします。
ArcGIS 10.8.1 ArcGIS Server ArcGIS-1081-S-RR-Patch-linux.tar チェックサム
(SHA256)94F9F6658E491F7BE73D5EEECB9A89AE13723887F0EDAAF8A8D6FAD6ADBDF3FB
- ArcGIS のインストール場所への書き込み権限があり、他のユーザーが ArcGIS を使用していないことを確認します。
- 以下のように入力して、指定した tar ファイルを抽出します。
% tar -xvf ArcGIS-1081-S-RR-Patch-linux.tar
- 以下のように入力して、インストールを開始します。
% ./applypatch
これによって、メニュー方式のインストール手順のダイアログが起動します。 デフォルトの選択内容は括弧 ( ) 内に記されます。 インストール手順を終了する場合は、「q」を入力するといつでも終了できます。
Windows でのこのパッチのアンインストール
Linux でのこのパッチのアンインストール
バージョン 10.7 以降でこのパッチを削除するには、<製品のインストール ディレクトリ>/.Setup/qfe ディレクトリに移動し、次のスクリプトを ArcGIS インストール所有者として実行します。
./removepatch.sh
この removepatch.sh スクリプトを使用すると、以前にインストールされたパッチやホット フィックスをアンインストールできます。 インストール済みのパッチまたはホット フィックスについての日付順のリストを表示するには -s ステータス フラグを使用します。 インストールされた日付の新しいものから順に、-q フラグを使用してパッチまたはホット フィックスを削除できます。 使用方法のヘルプを表示するには「removepatch -h」と入力します。
ArcGIS サービスを再起動します。
パッチの更新
追加のパッチがリリースされていないか、パッチおよびサービス パックのページを定期的に確認してください。 このパッチについての新しい情報が、このページに掲載されます。
2021 年 11 月 30 日 このパッチの Windows セットアップが新しいデジタル署名で更新されました。 この変更により、次のインストール エラーに対処します。
インストールされている ArcGIS 製品の識別方法
どの ArcGIS 製品がインストールされているかを確認するには、ご利用の環境にあった適切なバージョンの PatchFinder ユーティリティを選択して、ローカル コンピューターから実行します。 PatchFinder には、ローカル コンピューターにインストールされているすべての製品、ホット フィックス、およびパッチが表示されます。
お問い合わせ
このパッチのインストールで問題が発生したときは、米国内の場合は Esri のテクニカル サポート (1-888-377-4575) までお問い合わせください。 米国外の場合は、お住まいの地域の Esri ソフトウェア販売代理店にお問い合わせください。
Download ID:7927
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