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ArcGIS GeoEvent Server Security Update 2021 Patch

Published: April 29, 2021

概要

このセキュリティ パッチは、ArcGIS GeoEvent Server で見つかったセキュリティの脆弱性に対処し、セキュリティ関連以外の修正も含まれています。 ArcGIS GeoEvent Server 10.6.1、10.7.1、および 10.8.1 を使用しているすべてのお客様がこのパッチを適用することをお勧めします。

説明

Esri® から、ArcGIS GeoEvent Server Security Update 2021 Patch についてお知らせします。 ArcGIS GeoEvent Server 10.6.1、10.7.1、および 10.8.1 を使用しているすべてのお客様がこのパッチを適用することをお勧めします。 具体的には、このパッチは「このパッチで対処される機能改善および問題」に示された問題に対処します。

注意: このセキュリティ パッチの各バージョンは、以前に対象バージョンに対してリリースされた修正のみから構成される累積パッチです。 つまり、各パッチには、「このパッチで対処される機能改善および問題」の下にも示されている以前のパッチのセキュリティ関連の修正とセキュリティ関連以外の修正がいくつか含まれています。 ArcGIS Server 10.6、10.7、および 10.8 のユーザーは、バージョンに対して提供される修正をすべて入手できるよう、最新のリリースにアップグレードすることを強くお勧めします。

  • 更新された GeoEvent Manager ユーザー インターフェイスを適切に読み込むには、このパッチがインストールされた後にブラウザー キャッシュをクリアする必要があります。
  • このパッチをインストールする前に、ArcGIS GeoEvent Server 10.8.1 をインストールする必要があります。
  • ArcGIS GeoEvent Server Patches はアンインストールできません。 パッチをロールバックするには、GeoEvent Server を新規にインストールする必要があります。

このパッチで対処される機能改善および問題


10.8.1 で競合を避けるため、以下の問題にも対処します。
  • BUG-000131593 - ホスト フィーチャ サービスの識別子は、サービスのプロパティへの変更が公開されたときに保持される必要があります。
  • BUG-000131860 - GeoEvent Server 構成の XML スナップショットをインポートすると、インバウンド アダプターの SpatialReferenceField プロパティの値が設定されません。
  • BUG-000131803 - インバウンド イベント データに数字の文字列がある場合、推定される日付形式は無視されます。
  • BUG-000133699 - GeoEvent Gateway および GeoEvent Server 間の初期起動および再起動の問題により、Manager アプリケーションが正しく読み込まれません。
  • BUG-000138583 - GeoEvent Manager パネルで、ホスト サービスが REST Services Directory にリストされているとおりのアルファベット順にリストされません。
  • BUG-000138585 - 新しい BDS データ ソースを作成する際、フェデレーションされていない環境でフィーチャ サービスの公開が失敗します。
  • BUG-000100984 - GeoEvent テキスト アダプターは特定のラテン文字を解析できません。
  • BUG-000131776 - [電子メールの送信] 出力では、完全な UTF-8 文字セットが処理されません。
  • BUG-000132926 - サンプラーおよびイベント ビューアー (マップ) のポップアップで、マルチバイト言語の文字列を正しく表示できません。
  • BUG-000132928 - ジオタガー プロセッサは、Enter または Exit 操作の使用時に既存フィールドへの書き込みを許可しません。
  • BUG-000132930 - ジオイベント サンプラーのラベル文字列が、サポートされている英語以外の言語で正しく表示されません。
  • BUG-000132931 - サンプラーでは、属性が数値の場合でも、整形済み JSON データが String として一般的に表示されます。
10.7.1 で競合を避けるため、以下の問題にも対処します。
  • BUG-000131860 - GeoEvent Server 構成の XML スナップショットをインポートすると、インバウンド アダプターの SpatialReferenceField プロパティの値が設定されません。
  • BUG-000131803 - インバウンド イベント データに数字の文字列がある場合、推定される日付形式は無視されます。
  • BUG-000129649 - Kafka ベースの入力コネクタを完全に停止または削除できません。
  • BUG-000125490: フィーチャクラスのレコードが REST エンドポイントから削除された後、フィーチャ出力の更新がフィーチャ イベントの更新に失敗します。
  • BUG-000128797: GeoTagger プロセッサが対象のイベント レコードを見逃してしまい、無効なイベント レコードに対するフォールス ポジティブ タグを作成します。
  • BUG-000128798: inside/outside 演算子を使用する空間フィルターが、フィーチャ サービス レイヤー ベースの同期からジオフェンスのジオメトリの変化を検出できません。
  • ENH-000125502 - ストリーム サービス名が大文字と小文字を区別することによる、GeoEvent Gateway の強制終了を解消します。
10.6.1 で競合を避けるため、以下の問題にも対処します。
  • BUG-000131860 - GeoEvent Server 構成の XML スナップショットをインポートすると、インバウンド アダプターの SpatialReferenceField プロパティの値が設定されません。
  • BUG-000120348 - ストリーム サービスにおいて、高複雑度または高速のデータ ストリームを処理するときにイベントの欠落および不安定な挙動が発生します。
  • BUG-000118323 - イベントのスループットが低下します。
  • BUG-000119717 - GeoEvent サービスの整合チェックでサービス イベント処理パイプラインのループを検知できません。
  • BUG-000116360 - 同期後にデータ ストア接続から接続情報を取得/作成できない場合、ビッグ データ ストアへの接続が失われます。
  • BUG-000113018 - ArcGIS Pro でフィーチャ サービスが公開されている場合に、フィーチャの削除後のフィーチャ レコードの更新要求が失敗します。
  • BUG-000117250 - データストアのキャッシュでレイヤーの準備ができていない場合、ストリーム サービスのジオフェンス同期ルールが開始されません。
  • BUG-000117249 - ストリーム サービスを使用してジオフェンスを同期する際にシステムの不安定な挙動が見られます。
  • BUG-000117248 - ストリーム サービスを使用して構成されている同期ルールが存在する場合に GeoEvent がすぐに停止しません。
  • BUG-000114501 - jackson-databind ライブラリの逆シリアル化の欠陥に対処します。

Windows 向けのインストール手順

注意: このパッチをインストールする前に、ArcGIS GeoEvent Server をインストールする必要があります。

  1. Windows 管理者アカウントでログインします。

  2. 適切なファイルを ArcGIS GeoEvent のインストール場所以外の場所にダウンロードします。
  3. ArcGIS 10.8.1  
       
         GeoEvent Server GeoEvent_10_8_1_Patch2.msp
         チェックサム
         (SHA256)
    AD61ECBF4F5F77AC2372E115ABE895B03EFE07D8EE415334E798601254607258
       
    ArcGIS 10.7.1  
       
         GeoEvent Server GeoEvent_10_7_1_Patch2.msp
         チェックサム
         (SHA256)
    51EA6A2FAEF5BCB8087297A27CC63CC5D7CEC0369D542420EBEA1DB0DC126165
       
    ArcGIS 10.6.1  
       
         GeoEvent Server GeoEvent_10_6_1_Patch2.msp
         チェックサム
         (SHA256)
    3A07AAFB16D0EE3C0E01F922AE6D8EC74293341AB965A9BAB4FB699078088480
       

  4. MSP ファイルをダブルクリックしてセットアップ処理を開始します。

    注意: MSP ファイルをダブルクリックしてもセットアップのインストールが開始されない場合は、次のコマンドを使用して手動でセットアップのインストールを開始することができます。

    msiexec.exe /p [パッチの場所]\GeoEvent__Patch2.msp

  5. セットアップが完了したら、ArcGIS GeoEvent Windows サービスを再開します。

  6. GeoEvent Manager を開いて、入力、出力、および GeoEvent サービスが開始されていることを確認します。 開始されていない場合は、GeoEvent Manager で再開してください。

Linux でのこのパッチのインストール

  1. ArcGIS Server をインストールしたユーザーとしてログインします。
    注意: Amazon AMI の場合、ユーザー arcgis です。

  2. 適切なファイルを ArcGIS のインストール場所以外の場所にダウンロードします。
  3. ArcGIS 10.8.1  
       
     GeoEvent Server GeoEvent-10.8.1-Patch2.tar.gz
     チェックサム
     (SHA256)
    4CB4E5F11AA216A72B1E06B5428F391773A0DB31FFC49653DC964B9DC557674A
       
    ArcGIS 10.7.1  
       
     GeoEvent Server GeoEvent-10.7.1-Patch2.tar.gz
     チェックサム
     (SHA256)
    36686F412FE21CE41E33A8A9D51C81F69D26EF103EB6963505C55D179EB211A4
       
    ArcGIS 10.6.1  
       
     GeoEvent Server GeoEvent-10.6.1-Patch2.tar.gz
     チェックサム
     (SHA256)
    8C772CC66D61B07C655B96D007082FF0E3D72248E18FD40DB1231EF33E4607D6
       
  4. パッケージを抽出します。
    % tar -xzvf GeoEvent--Patch*.tar.gz ファイルを見つけ、解凍します。

  5. GeoEvent デーモン サービスを停止します。

  6. 以下のようにして、インストールを開始します。
    % ./GeoEvent/Patch.sh

  7. GeoEvent Server データ フォルダーのコンテンツを削除します。
    % rm -rf/GeoEvent/data/*

  8. セットアップが完了したら、GeoEvent デーモン サービスを再開します。

  9. GeoEvent Manager を開いて、入力、出力、および GeoEvent サービスが開始されていることを確認します。 開始されていない場合は、GeoEvent Manager で再開してください。

パッチの更新

追加のパッチがリリースされていないか、パッチおよびサービス パックのページを定期的に確認してください。 このパッチについての新しい情報が、このページに掲載されます。

インストールされている ArcGIS 製品の識別方法

どの ArcGIS 製品がインストールされているかを確認するには、ご利用の環境にあった適切なバージョンの PatchFinder ユーティリティを選択して、ローカル コンピューターから実行します。 PatchFinder には、ローカル コンピューターにインストールされている製品、ホット フィックス、およびパッチが表示されます。

インストールされている ArcGIS GeoEvent Server のバージョンを確認するには、GeoEvent Manager の URL に /version.txt を追加します。 例:

  • https://localhost:6143/geoevent/manager/version.txt

お問い合わせ

このパッチのインストールで問題が発生したときは、米国内の場合は Esri のテクニカル サポート (1-888-377-4575) までお問い合わせください。 米国外の場合は、お住まいの地域の Esri ソフトウェア販売代理店にお問い合わせください。



Download ID:7895

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