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ArcGIS Data Store 10.9 Reliability Enhancement Patch
概要
説明
Esri® から、ArcGIS Data Store 10.9 Reliability Enhancement Patch についてお知らせします。 このパッチは、リレーショナル、タイル キャッシュ、ビッグ データ ストアの信頼性と可用性に伴う問題に対処します。 すべてのデータ ストア タイプの構成の一貫性の向上、ビッグ データ ストアのアップグレードの信頼性とデータ精度の向上、タイル キャッシュ データ ストアの高可用性構成の信頼性の向上を図ります。 具体的には、このパッチは「このパッチで対処される問題」の下に示された問題に対処します。
このパッチで対処される問題
- BUG-000139644 - データ ソースで縮小が有効になっているときの正しいアロケーション。
- BUG-000139643 - データ ストア構成時のディレクトリ権限整合チェック処理が向上します。
- BUG-000139642 - listbackups コマンド ユーティリティをコーディネーター ノード以外のコンピューターで実行すると、バックアップの表示が失敗します。
- BUG-000139641 - タイル キャッシュ データ ストアのフェイル オーバーが一貫して行われません。
- BUG-000139639 - 六角形または正方形の集約を使用する場合、10.8.1 からアップグレードした後に、GeoEvent マップ サービスが正常にレンダリングされません。
Windows でのこのパッチのインストール
インストール手順:
このパッチをインストールする前に、ArcGIS Data Store 10.9 をインストールする必要があります。 どのコマンド ユーティリティも、ArcGIS Data Store コンピューター上で実行する必要があります。
- パッチをインストールする前に、backupdatastore コマンド ユーティリティを使用し、リレーショナル、タイル キャッシュ、ビッグ データ ストアのバックアップを作成します。
- 適切なファイルを ArcGIS のインストール場所以外の場所にダウンロードします。
ArcGIS 10.9 ArcGIS Data Store ArcGIS-109-DS-RE-Patch.msp チェックサム
(SHA256)89AD94A46CD7A00E8E69191B743A7F0BBB894D9DC5207A26D4546DE78A28023E
- ArcGIS のインストール場所に対して書き込み権限があることを確認します。
- プライマリ スタンバイ モードで構成されたリレーショナルおよびタイル キャッシュ データ ストアの場合、まずプライマリ データ ストア コンピューターにパッチを適用してから、スタンバイに適用します。 クラスター モードで構成されたビッグ データ ストアとタイル キャッシュ データ ストアの場合は、パッチ適用の順序の指定はありません。
- ArcGIS-109-DS-RE-Patch.msp をダブルクリックし、[更新] をクリックしてセットアップ処理を完了します。
- プライマリ データ ストアでセットアップ処理が完了したら、スタンバイ コンピューターで ArcGIS-109-DS-RE-Patch.msp をダブルクリックしてセットアップ処理を開始し、[更新] をクリックして処理を完了します。ビッグ データ ストアの場合は、クラスター内の他のコンピューターでもこの処理を行います。
- 単一コンピューターの ArcGIS Data Store のインストールの場合は、ArcGIS-109-DS-RE-Patch.msp をダブルクリックしてセットアップ処理を開始し、[更新] をクリックして処理を完了します。
注意: MSP ファイルをダブルクリックしてもセットアップのインストールが開始されない場合は、次のコマンドを使用してセットアップのインストールを開始できます。
msiexec.exe /p [パッチの場所]\ ArcGIS-109-DS-RE-Patch.msp
- GeoEvent マップ サービスを使用しており、ArcGIS Data Store 10.9 Reliability Enhancement Patch を適用する前に ArcGIS Data Store 10.9 にアップグレード済みの場合は、ビッグ データ ストアで次の手順を追加で実行し、GeoEvent マップ サービスに固有のレンダリングの問題を解消します。
- ArcGIS Data Store ツール ディレクトリの listdatasources ユーティリティを使用し、GeoEvent マップ サービスに関連するデータ ストアをリストします。
listdatasources.bat
- upgradedatasource ユーティリティを表示し、listdatasources に記されている名前を渡して、GeoEvent マップ サービスのレンダリングの問題を解決します。
upgradedatasource.bat [datasource-name]
Linux でのこのパッチのインストール
インストール手順:
このパッチをインストールする前に、ArcGIS Data Store 10.9 をインストールする必要があります。 どのコマンド ユーティリティも、ArcGIS Data Store コンピューター上で実行する必要があります。
ArcGIS フォルダーの所有者 (ArcGIS インストールの所有者とも呼ばれる) として次のインストール手順を実行します。
- パッチをインストールする前に、backupdatastore コマンド ユーティリティを使用し、リレーショナル、タイル キャッシュ、ビッグ データ ストアのバックアップを作成します。
- 適切なファイルを ArcGIS のインストール場所以外の場所にダウンロードします。
ArcGIS 10.9 ArcGIS Data Store ArcGIS-109-DS-RE-Patch-linux.tar チェックサム
(SHA256)7E31944A2E2BC98BA630DBAA397538BAEB2B0527A1FA046761E1D0E02F43CAFD
- ArcGIS のインストール場所への書き込み権限があり、他のユーザーが ArcGIS を使用していないことを確認します。
- プライマリ スタンバイ モードで構成されたリレーショナルおよびタイル キャッシュ データ ストアの場合、まずプライマリ データ ストア コンピューターにパッチを適用してから、スタンバイに適用します。 クラスター モードで構成されたビッグ データ ストアとタイル キャッシュ データ ストアの場合は、パッチ適用の順序の指定はありません。
- プライマリ データ ストア コンピューターで次のように入力して、指定した tar ファイルを展開します。
% tar -xvf ArcGIS-109-DS-RE-Patch-linux.tar
- 以下のように入力して、インストールを開始します。
% ./applypatch
これによって、メニュー方式のインストール手順のダイアログが起動します。 デフォルトの選択内容は括弧 ( ) 内に記されます。 インストール手順を終了する場合は、「q」を入力するといつでも終了できます。
プライマリ データ ストアでセットアップ処理が完了したら、スタンバイ コンピューターで ./applypatch をインストールして実行する処理を繰り返します。ビッグ データ ストアの場合は、クラスター内の他のコンピューターでもこの処理を行います。 - 単一コンピューターの ArcGIS Data Store インストールの場合は、次のように入力して、インストールを開始します。
% ./applypatch
これによって、メニュー方式のインストール手順のダイアログが起動します。 デフォルトの選択内容は括弧 ( ) 内に記されます。 インストール手順を終了する場合は、「q」を入力するといつでも終了できます。 - GeoEvent マップ サービスを使用しており、ArcGIS Data Store 10.9 Reliability Enhancement Patch を適用する前に ArcGIS Data Store 10.9 にアップグレード済みの場合は、ビッグ データ ストアで次の手順を追加で実行し、GeoEvent マップ サービスに固有のレンダリングの問題を解消します。
- ArcGIS Data Store ツール ディレクトリの listdatasources ユーティリティを使用し、GeoEvent マップ サービスに関連するデータ ストアをリストします。
listdatasources.bat
- upgradedatasource ユーティリティを表示し、listdatasources に記されている名前を渡して、GeoEvent マップ サービスのレンダリングの問題を解決します。
upgradedatasource.bat [datasource-name]
Windows でのこのパッチのアンインストール
Linux でのこのパッチのアンインストール
./removepatch.sh
この removepatch.sh スクリプトを使用すると、以前にインストールされたパッチやホット フィックスをアンインストールできます。 インストール済みのパッチまたはホット フィックスについての日付順のリストを表示するには -s ステータス フラグを使用します。 インストールされた日付の新しいものから順に、-q <QFE_ID> フラグを使用してパッチまたはホット フィックスを削除できます。 使用方法のヘルプを表示するには「removepatch -h」と入力します。
パッチの更新
追加のパッチがリリースされていないか、Esri サポート ダウンロードのページを定期的に確認してください。 このパッチについての新しい情報が、このページに掲載されます。
2021 年 11 月 19 日 このパッチの Windows セットアップが新しいデジタル署名で更新されました。 この変更により、次のインストール エラーに対処します。
インストールされている ArcGIS 製品の識別方法
どの ArcGIS 製品がインストールされているかを確認するには、ご利用の環境にあった適切なバージョンの PatchFinder ユーティリティを選択して、ローカル コンピューターから実行します。 PatchFinder には、ローカル コンピューターにインストールされているすべての製品、ホット フィックス、およびパッチが表示されます。
お問い合わせ
このパッチのインストールで問題が発生したときは、米国内の場合は Esri のテクニカル サポート (1-888-377-4575) までお問い合わせください。 米国外の場合は、お住まいの地域の Esri ソフトウェア販売代理店にお問い合わせください。
Download ID:7902
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