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ArcGIS Server 10.8.1 Image Service Patch

Published: October 28, 2020

概要

ArcGIS Server 10.8.1 を使用して多次元データにイメージ サービス、WCS、または WMS を提供する際に、このパッチを使用することでピクセル値のクエリの問題、WCS の準拠の問題、WMS のパフォーマンスの問題などを解決できます。

説明

Esri® から、ArcGIS Server 10.8.1 Image Service Patch についてお知らせします。 ArcGIS Server 10.8.1 を使用して多次元データにイメージ サービス、WCS、または WMS を提供する際に、このパッチを使用することでピクセル値のクエリの問題、WCS の準拠の問題、WMS のパフォーマンスの問題などを解決できます。 このパッチを使用することで、多次元ラスター (CRF 形式) ベースのイメージ サービスが、選択したタイム スライスの get pixel 値を getSamples リクエストを通じてサポートできるようになります。 また、イメージ サーバーの WCS/WMS の準拠と、多次元データのパフォーマンスの問題も一部解決されます。 具体的には、このパッチは「このパッチで対処される問題」の下に示された問題に対処します。


このパッチで対処される問題


  • BUG-000134908 - ClassifyObjects GeoProcessing サービス ツールが GPU を使用しません
  • BUG-000134907 - WCS の getCoverage リクエストが、非準拠のカバレッジ名から変換された新しいカバレッジ名を認識しません
  • BUG-000134904 - Raster Analysis サーバー クラスターに複数のサーバー ノードがある場合、CRF の作成が失敗します
  • BUG-000134901 - 一部の NDFD グリッド データを ArcGIS Server 経由で WCS として共有すると、非準拠のカバレッジ名になります
  • BUG-000134900 - 多次元データ ベースの WMS は、getCapabilities リクエストの各レイヤーの凡例を事前に生成してはなりません
  • BUG-000134867 - 多次元 CRF ベースのイメージ サービスにおける getSamples 操作の問題

Windows でのこのパッチのインストール


インストール手順:


このパッチは、ArcGIS Server サイトに関連するすべての ArcGIS Server 製品にインストールする必要があります。

パッチをインストールするには、この表にリストされた ArcGIS 製品がシステムに事前にインストールされている必要があります。 それぞれのパッチ セットアップはリストの ArcGIS 製品のみを対象としています。 どの製品がシステムにインストールされているかを確認するには、「インストールされている ArcGIS 製品の識別方法」をご参照ください。 ご使用のシステムにインストール済みの製品ごとにパッチをインストールすることをお勧めします。

  1. 適切なファイルを ArcGIS のインストール場所以外の場所にダウンロードします。

  2. ArcGIS 10.8.1   チェックサム (Md5)
         
        ArcGIS Server ArcGIS-1081-S-IS-Patch.msp EA6D8534668B7E027481CA5421C5194D
         

  3. ArcGIS のインストール場所に対して書き込み権限があることを確認します。

  4. ArcGIS-1081-S-IS-Patch.msp をダブルクリックしてセットアップ処理を開始します。

    注意: MSP ファイルをダブルクリックしてもセットアップのインストールが開始されない場合は、次のコマンドを使用して手動でセットアップのインストールを開始することができます。

    msiexec.exe /p [パッチの場所]\ArcGIS-1081-S-IS-Patch.msp


Linux でのこのパッチのインストール


インストール手順:


ArcGIS インストール権限を持つユーザーとして、以下のインストール手順を実施します。 インストール権限を持つユーザーは、arcgis フォルダーの所有者です。 このパッチは、ArcGIS Server サイトに関連するすべての ArcGIS Server 製品にインストールする必要があります。

パッチをインストールするには、この表にリストされた ArcGIS 製品がシステムに事前にインストールされている必要があります。 それぞれのパッチ セットアップはリストの ArcGIS 製品のみを対象としています。 どの製品がシステムにインストールされているかを確認するには、「インストールされている ArcGIS 製品の識別方法」をご参照ください。 ご使用のシステムにインストール済みの製品ごとにパッチをインストールすることをお勧めします。

  1. 適切なファイルを ArcGIS のインストール場所以外の場所にダウンロードします。


    ArcGIS 10.8.1   チェックサム (Md5)
         
        ArcGIS Server ArcGIS-1081-S-IS-Patch-linux.tar 2B4444B1EA6C5AE583160D9FB948C6A5
         

  2. ArcGIS のインストール場所への書き込み権限があり、他のユーザーが ArcGIS を使用していないことを確認します。

  3. 以下のように入力して、指定した tar ファイルを抽出します。

    % tar -xvf ArcGIS-1081-S-IS-Patch-linux.tar

  4. 以下のように入力して、インストールを開始します。

    % ./applypatch

    これによって、メニュー方式のインストール手順のダイアログが起動します。 デフォルトの選択内容は括弧 ( ) 内に記されます。 インストール手順を終了する場合は、「q」を入力するといつでも終了できます。

Windows でのこのパッチのアンインストール


Windows でこのパッチをアンインストールするには、Windows の [コントロール パネル] を開き、インストールされているプログラムに移動します。 [インストールされた更新プログラムを表示] ([プログラムと機能] ダイアログの左上) がアクティブであることを確認します。 プログラム一覧からパッチ名を選択し、[アンインストール] をクリックしてパッチを削除します。

Linux でのこのパッチのアンインストール


Linux でのアンインストールは、バージョン 10.5.1 以降でのみ使用できます。 これらは、10.7 以降に固有の手順です。 このパッチを削除するには、<製品のインストール ディレクトリ>/.Setup/qfe フォルダーに移動し、次のスクリプトを ArcGIS インストール所有者として実行します。


./removepatch.sh

この removepatch.sh スクリプトを使用すると、以前にインストールされたパッチやホット フィックスをアンインストールできます。 インストール済みのパッチまたはホット フィックスについての日付順のリストを表示するには -s ステータス フラグを使用します。 -q フラグを使用すると、インストールされた日付の新しいものから順にパッチまたはホット フィックスを削除できます。 使用方法のヘルプを表示するには「removepatch -h」と入力します。

パッチの更新

追加のパッチがリリースされていないか、パッチおよびサービス パックのページを定期的に確認してください。 このパッチについての新しい情報が、このページに掲載されます。

2021 年 11 月 24 日 このパッチの Windows セットアップが新しいデジタル署名で更新されました。 この変更により、次のインストール エラーに対処します。

現在のシステム クロックまたは署名されたファイルのタイムスタンプと検証したところ、必要な証明書は有効期間内にはありません。

インストールされている ArcGIS 製品の識別方法

どの ArcGIS 製品がインストールされているかを確認するには、ご利用の環境にあった適切なバージョンの PatchFinder ユーティリティを選択して、ローカル コンピューターから実行します。 PatchFinder には、ローカル コンピューターにインストールされているすべての製品、ホット フィックス、およびパッチが表示されます。

お問い合わせ

このパッチのインストールで問題が発生したときは、米国内の場合は Esri のテクニカル サポート (1-888-377-4575) までお問い合わせください。 米国外の場合は、お住まいの地域の Esri ソフトウェア販売代理店にお問い合わせください。



Download ID:7842

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