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ArcGIS (Desktop、Engine、Server) Oracle Data Type Patch
概要
説明
Esri® から、ArcGIS (Desktop、Engine、Server) Oracle Data Type Patch についてお知らせします。 このパッチは、Oracle Enterprise Geodatabases の登録済みクラスで、ArcGIS 10.6.1 と新しいクライアントが Double (10, 0) として定義されたデータ タイプのメタデータを誤って Long Integer に変更する問題に対処します。
ArcMap または ArcGIS Pro でクラス テーブルを開き、最大長整数 2,147,483,647 を超える値がこれらのフィールドにあると、エラー [ORA-01455: 列の変換により整数データ型がオーバーフローしました] が発生します。
この問題はジオデータベース カタログのメタデータにのみ影響し、テーブルのフィールドの定義には影響しません。
具体的には、このパッチは「このパッチで対処される問題」の下に示された問題に対処します。
このパッチで対処される問題
- BUG-000118138 - ArcGIS の Double フィールドの精度が 10 に設定されていて、スケールが 0 に設定されていると、ArcGIS 10.6.1/ArcGIS Pro 2.2 またはそれ以降のクライアントでプレビューした後に Oracle ジオデータベースが自動的に Long Integer に変更される。 最大長整数 2,147,483,647 を超える値が含まれるフィールドがあると、エラー [ORA-01455: 列の変換により整数データ型がオーバーフローしました] が返される。
- BUG-000124326 - Oracle 19c で SDO_Geometry フィーチャクラスの名前の変更が失敗します。
- BUG-000124325 - Oracle 19c で空間タイプの作成が失敗します。
- このバージョンには累積的な問題はありません。
- BUG-000124326 - Oracle 19c で SDO_Geometry フィーチャクラスの名前の変更が失敗します。
- BUG-000124325 - Oracle 19c で空間タイプの作成が失敗します。
- BUG-000122703 - 圧縮の最適化操作に関連する修正。
- BUG-000121378 - ArcGIS Desktop 10.6.1 (HF-000004619) を使って Oracle ジオデータベースにデータをインポートする際に、フィールド文字が 2000 文字を超えている場合、テキスト フィールド (VARCHAR2) 内のデータが失われる。
- BUG-000121297 - Windows 10 のフォント スムージングにより、ArcMap のパフォーマンスが大幅に低下します。
- BUG-000115147 - ポリゴン上で ITopologicalOperator::Buffer を呼び出すと、ポリゴンがポイントに劣化する場合に、バッファー呼び出しがクラッシュします。
Windows でのこのパッチのインストール
インストール手順:
パッチをインストールするには、この表にリストされた ArcGIS 製品がシステムに事前にインストールされている必要があります。 それぞれのパッチ セットアップはリストの ArcGIS 製品のみを対象としています。 どの製品がシステムにインストールされているかを確認するには、「インストールされている ArcGIS 製品の識別方法」をご参照ください。 ご使用のシステムにインストール済みの製品ごとにパッチをインストールすることをお勧めします。
- 適切なファイルを ArcGIS のインストール場所以外の場所にダウンロードします。
-
ArcGIS 10.8 チェックサム (Md5) ArcGIS Desktop
64 ビット バックグラウンド ジオプロセシングArcGIS-108-BGDT-ODT-Patch.msp 578DD2A3FD0A3919E0FCD859AC9843B9 ArcGIS Engine
64 ビット バックグラウンド ジオプロセシングArcGIS-108-BGE-ODT-Patch.msp 127E84F2718F79D548637A0ACE9D22EF ArcGIS Desktop ArcGIS-108-DT-ODT-Patch.msp 16E93919CFE4F32F80F3B7CCB943DA8A ArcGIS Engine ArcGIS-108-E-ODT-Patch.msp 4905CE477BF02E5FD90D296A2116FD45 ArcGIS Server ArcGIS-108-S-ODT-Patch.msp FCFA70A5140897871617DDAD213E95F8 ArcGIS 10.7.1 チェックサム (Md5) ArcGIS Desktop
64 ビット バックグラウンド ジオプロセシングArcGIS-1071-BGDT-ODT-Patch.msp FD0C87762EC1E9B94F33AC93CDC917BF ArcGIS Engine
64 ビット バックグラウンド ジオプロセシングArcGIS-1071-BGE-ODT-Patch.msp CD80141F0DF03069C1EE7D0942C07AC3 ArcGIS Desktop ArcGIS-1071-DT-ODT-Patch.msp 29B9C2130BE83D7F7105CE1DE0527C97 ArcGIS Engine ArcGIS-1071-E-ODT-Patch.msp 9CADBE9BEAC7559C851354285A96F81A ArcGIS Server ArcGIS-1071-S-ODT-Patch.msp 1855F7EC7169744949CFAB16E6DFF1AD ArcGIS 10.7 チェックサム (Md5) ArcGIS Desktop
64 ビット バックグラウンド ジオプロセシングArcGIS-107-BGDT-ODT-Patch.msp BA97BB28210BE166BB446DA7E09BED0E ArcGIS Engine
64 ビット バックグラウンド ジオプロセシングArcGIS-107-BGE-ODT-Patch.msp 75E632CA00508ED6121F48BE834413A1 ArcGIS Desktop ArcGIS-107-DT-ODT-Patch.msp 7452E876C53B888EB819803D3C51D340 ArcGIS Engine ArcGIS-107-E-ODT-Patch.msp 05CEBF6B9F43A8028B196B86BCC6D441 ArcGIS Server ArcGIS-107-S-ODT-Patch.msp 54031BDF7534C2349E2F0D93E1570BE1 ArcGIS 10.6.1 チェックサム (Md5) ArcGIS Desktop
64 ビット バックグラウンド ジオプロセシングArcGIS-1061-BGDT-ODT-Patch.msp 875ABEBAADA0D82EDE741AC2361D4311 ArcGIS Engine
64 ビット バックグラウンド ジオプロセシングArcGIS-1061-BGE-ODT-Patch.msp B8F6ABABE9EFD51312ACACEFE0301540 ArcGIS Desktop ArcGIS-1061-DT-ODT-Patch.msp 78F9C1A3257ED4D4AB6C360C6595FA98 ArcGIS Engine ArcGIS-1061-E-ODT-Patch.msp 5932EB9CD4058EA6DC31FBCA423459A9 ArcGIS Server ArcGIS-1061-S-ODT-Patch.msp F3CAEE9AEF43609CACC15D0E4A611DD8 - ArcGIS のインストール場所に対して書き込み権限があることを確認します。
- ArcGIS-<バージョン>-<製品>-ODT-Patch.msp をダブルクリックしてセットアップ処理を開始します。
注意: MSP ファイルをダブルクリックしてもセットアップのインストールが開始されない場合は、次のコマンドを使用して手動でセットアップのインストールを開始することができます。
msiexec.exe /p [パッチの場所]\ArcGIS-<バージョン>-<製品>-ODT-Patch.msp
Linux でのこのパッチのインストール
インストール手順:
ArcGIS インストール権限を持つユーザーとして、以下のインストール手順を実施します。 インストール権限を持つユーザーは、arcgis フォルダーの所有者です。
パッチをインストールするには、この表にリストされた ArcGIS 製品がシステムに事前にインストールされている必要があります。 それぞれのパッチ セットアップはリストの ArcGIS 製品のみを対象としています。 どの製品がシステムにインストールされているかを確認するには、「インストールされている ArcGIS 製品の識別方法」をご参照ください。 ご使用のシステムにインストール済みの製品ごとにパッチをインストールすることをお勧めします。
- 適切なファイルを ArcGIS のインストール場所以外の場所にダウンロードします。
ArcGIS 10.8 チェックサム (Md5) ArcGIS Server ArcGIS-108-S-ODT-Patch-linux.tar 925ACFA1D84FA68F230BA8C6EB44C9D2 ArcGIS 10.7.1 チェックサム (Md5) ArcGIS Server ArcGIS-1071-S-ODT-Patch-linux.tar 77E3C7E8CC26D493F57F156903EE637A ArcGIS 10.7 チェックサム (Md5) ArcGIS Server ArcGIS-107-S-ODT-Patch-linux.tar FFC0A213416340D4E4453F2D45456FDA ArcGIS 10.6.1 チェックサム (Md5) ArcGIS Server ArcGIS-1061-S-ODT-Patch-linux.tar 9707C8DC12C6D941E6EB977CA27BC5AA - ArcGIS のインストール場所への書き込み権限があり、他のユーザーが ArcGIS を使用していないことを確認します。
- 以下のように入力して、指定した tar ファイルを抽出します。
% tar -xvf ArcGIS-<バージョン>-S-ODT-Patch-linux.tar
- 以下のように入力して、インストールを開始します。
% ./applypatch
これによって、メニュー方式のインストール手順のダイアログが起動します。 デフォルトの選択内容は括弧 ( ) 内に記されます。 インストール手順を終了する場合は、「q」を入力するといつでも終了できます。
ジオデータベースのアップグレード
ArcGIS のホットフィックスまたはパッチが適用されている場合、ジオデータベースもアップグレードする必要がある場合があります。 詳細については、各 DBMS プラットフォームの「ジオデータベースの管理」ページにある「ジオデータベースのアップグレード」セクションをご参照ください。
Windows でのこのパッチのアンインストール
- Windows でこのパッチをアンインストールするには、Windows の [コントロール パネル] を開き、インストールされているプログラムに移動します。 [インストールされた更新プログラムを表示] ([プログラムと機能] ダイアログの左上) がアクティブであることを確認します。 プログラム一覧からパッチ名を選択し、[アンインストール] をクリックしてパッチを削除します。
Linux でのこのパッチのアンインストール
- バージョン 10.7 以降でこのパッチを削除するには、/tmp ディレクトリに移動し、次のスクリプトを ArcGIS インストール所有者として実行します。
./removepatch.sh
この removepatch.sh スクリプトを使用すると、以前にインストールされたパッチやホット フィックスをアンインストールできます。 インストール済みのパッチまたはホット フィックスについての日付順のリストを表示するには -s ステータス フラグを使用します。 インストールされた日付の新しいものから順に、-q フラグを使用してパッチまたはホット フィックスを削除できます。 使用方法のヘルプを表示するには「removepatch -h」と入力します。
- ArcGIS サービスの再開
パッチの更新
追加のパッチがリリースされていないか、パッチおよびサービス パックのページを定期的に確認してください。 このパッチについての新しい情報が、このページに掲載されます。
インストールされている ArcGIS 製品の識別方法
どの ArcGIS 製品がインストールされているかを確認するには、ご利用の環境にあった適切なバージョンの PatchFinder ユーティリティを選択して、ローカル コンピューターから実行します。 PatchFinder には、ローカル コンピューターにインストールされているすべての製品、ホット フィックス、およびパッチが表示されます。
お問い合わせ
このパッチのインストールで問題が発生したときは、米国内の場合は Esri のテクニカル サポート (1-888-377-4575) までお問い合わせください。 米国外の場合は、お住まいの地域の Esri ソフトウェア販売代理店にお問い合わせください。
Download ID:7785
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