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ArcGIS Server Scene Service Performance Patch

Published: July 31, 2019

概要

このパッチでは、シーン サービスのパフォーマンスが向上し、シーン サービスを同時に使用できる同時実行ユーザー数が増加します。

説明

Esri® から、ArcGIS Server Scene Service Performance Patch についてお知らせします。 このパッチでは、パフォーマンスが向上し、3D シーン サービスの負荷が高い場合にシステム容量を最適に使用できなくなるシーン サービスのスケーラビリティの問題を解決します。 このパッチをインストールすると、シーン サービスを同時に使用できる同時実行ユーザー数が増加します。 具体的には、このパッチは「このパッチで対処される問題」の下に示された問題に対処します。


このパッチで対処される問題


  • BUG-000122285 - ArcGIS Enterprise 3D シーン サービスのスループットが低く、複数の GIS ノード間でうまくスケーリングできません。
競合を避けるため、10.6.1 バージョンは以下にも対処します。
  • BUG-000121595 - ArcGIS Server で、サイトの作成およびサービスの作成/削除の問題が一時的/断続的に発生します。
  • BUG-000120805 - ArcGIS Server にアクセス制御の問題があります。
  • BUG-000120195 - ホスト サービスおよび関連付けられたビューを復元できませんでした。
  • BUG-000119801 - 複数のモザイク データセットが入力ラスターとして入力されると、[サンプル (Sample)] が失敗します。
  • BUG-000119759 - [サンプル (Sample)] ツールの品質とパフォーマンスを向上させます。
  • BUG-000119534 - ソース特性が指定されると、[パスのアロケーション] で正確な結果が得られません。
  • BUG-000119493 - [窪地の抽出 (Sink)] ツールで、対角線上につながった窪地領域に対して 2 つの個別値が作成されます。 対角線上につながった窪地は 1 つの個別値によって識別される必要があるため、この結果は誤っています。
  • BUG-000119425 - クラウド ラスター ストアに配列されている入力イメージ サービスを直接読み取ろうとすると、ArcGIS Image Server の SummarizeRasterWithin (エリア内でのラスターの集約) および ConvertRasterToFeature (ラスターをフィーチャに変換) タスクが強制終了します。
  • BUG-000119424 - 値以外のフィールドが使用された場合、[ゾーンのジオメトリをテーブルに出力 (Zonal Geometry as Table)] および [ゾーンのジオメトリ (Zonal Geometry)] ツールで正しい結果が生成されません。 このような場合は、ゾーンのジオメトリ プロパティの計算ロジックが正しくないため、ソフトウェアが強制終了する可能性があります。
  • BUG-000119423 - 処理範囲が単一セルの集水域に設定されていると、[集水域ラスターの作成 (Watershed)] ツールが停止します。
  • BUG-000119422 - ModelBuilder の [流路距離ラスターの作成 (Flow Distance)] ツールに 'FlowDistanceType' パラメーターが表示されません。
  • BUG-000119421 - 入力サーフェス ラスターが水文学的に調整されていない場合に [流路距離ラスターの作成 (Flow Distance)] ツールを実行すると、大多数のセルで NoData が生成されます。
  • BUG-000119419 - 高解像度データを使用して [ユークリッド方向 (Euclidean Direction)] を実行すると、不正確な出力が生成されます。
  • BUG-000119323 - [マルチパート フィーチャの作成] を有効化して RasterToPolygon (ラスター → ポリゴン) を実行すると、編集のため出力がロックされます。
  • BUG-000118421 - 接続文字列に英語以外の文字が含まれる場合、エンタープライズ ジオデータベースにラスターをインポートすると、[ラスターのコピー (Copy Raster)] ツールから次のエラーが返されます。「エラー 999999: 関数の実行中にエラーが発生しました。 ラスター ストアが構成されていません。 サーバー プロセス内で実行されていません。 (CopyRaster) を実行できません。」
  • BUG-000117983 - ArcGIS Server タイル ハンドラーにアクセス制御の問題があります。
  • BUG-000117954 - シーン ビューアーのシーン キャッシュを使用する際に、シーン サービスで証明書エラーを無視する必要があります。
  • BUG-000117633 - 10.6.1 以前では、すべての環境でメッセージ バス プラットフォーム サービスが正しく初期化されないことがあります。
  • BUG-000117372 - Server Admin API のクロスサイト スクリプティング (XSS)。
  • BUG-000116972 - Collector for ArcGIS (iOS) が ArcGIS Enterprise 10.6.1 のホスト フィーチャ レイヤーに写真添付ファイルを送信できません。
  • BUG-000116589 - [コスト パス (Cost Path)] および [コスト パス (ポリライン) (Cost Path as Polyline)] でバック リンク ラスターの入力として流向ラスターを使用すると処理速度が低下します。
  • BUG-000116047 - 距離およびバック リンク ラスターの入力として流向ラスターが使用された場合、[コスト パス (Cost Path)] で不正確な出力が生成されます。
  • BUG-000115799 - ArcGIS Enterprise 10.6.1 でホストされるベクター タイル レイヤーを Map Viewer で表示すると、正常にオーバーズームされません。
  • BUG-000113368 - 最新バージョンの ArcMap では [ユークリッド アロケーション (Euclidean Allocation)]、[ユークリッド方向 (Euclidean Direction)]、および [ユークリッド距離 (Euclidean Distance)] ツールの処理速度が以前のバージョンと比べて大幅に低下します。
  • BUG-000111075 - 通信エラーの後にデータベース接続が復帰すると、GeoEvent Service で使用されるフィーチャ サービスはデータベースとの通信を再確立できません。
  • BUG-000111075 - DB 接続障害後のサービスのリサイクルが、フィーチャ サーバーで実行されません。
  • BUG-000098315 - 入力ラスターがモザイクの場合に、[サンプル (Sample)] で NULL データが返されます。
  • BUG-000096996 - 入力ポイント フィーチャが XY イベント レイヤーの場合に、ExtractMultiValuesToPoints (複数の抽出値 → ポイント) および ExtractValuesToPoints (抽出値 → ポイント) でエラーが返されます。

Windows でのこのパッチのインストール


インストール手順:


このパッチは、ArcGIS Server サイトに関連するすべての ArcGIS Server 製品にインストールする必要があります。

パッチをインストールするには、この表にリストされた ArcGIS 製品がシステムに事前にインストールされている必要があります。 それぞれのパッチ セットアップはリストの ArcGIS 製品のみを対象としています。 どの製品がシステムにインストールされているかを確認するには、「インストールされている ArcGIS 製品の識別方法」をご参照ください。 ご使用のシステムにインストール済みの製品ごとにパッチをインストールすることをお勧めします。

  1. 適切なファイルを ArcGIS のインストール場所以外の場所にダウンロードします。

  2. ArcGIS 10.7.1   チェックサム (Md5)
         
        ArcGIS Server ArcGIS-1071-S-SSP-Patch.msp CA41E337D9A4D8373B84ED59B009AAA1
         
    ArcGIS 10.6.1   チェックサム (Md5)
         
        ArcGIS Server ArcGIS-1061-S-SSP-Patch.msp CD954E82C23F40B40C4C0EEDB370A5FC
         

  3. ArcGIS のインストール場所に対して書き込み権限があることを確認します。

  4. ArcGIS-<バージョン>-S-SSP-Patch.msp をダブルクリックしてセットアップ処理を開始します。

    注意: MSP ファイルをダブルクリックしてもセットアップのインストールが開始されない場合は、次のコマンドを使用して手動でセットアップのインストールを開始することができます。

    msiexec.exe /p [パッチの場所]\ArcGIS-<バージョン>-S-SSP-Patch.msp


Linux でのこのパッチのインストール


インストール手順:


ArcGIS インストール権限を持つユーザーとして、以下のインストール手順を実施します。 インストール権限を持つユーザーは、arcgis フォルダーの所有者です。 このパッチは、ArcGIS Server サイトに関連するすべての ArcGIS Server 製品にインストールする必要があります。

パッチをインストールするには、この表にリストされた ArcGIS 製品がシステムに事前にインストールされている必要があります。 それぞれのパッチ セットアップはリストの ArcGIS 製品のみを対象としています。 どの製品がシステムにインストールされているかを確認するには、「インストールされている ArcGIS 製品の識別方法」をご参照ください。 ご使用のシステムにインストール済みの製品ごとにパッチをインストールすることをお勧めします。

  1. 適切なファイルを ArcGIS のインストール場所以外の場所にダウンロードします。


    ArcGIS 10.7.1   チェックサム (Md5)
         
        ArcGIS Server ArcGIS-1071-S-SSP-Patch-linux.tar C121D19689FC96546A54E6860E41D5B8
         
    ArcGIS 10.6.1   チェックサム (Md5)
         
        ArcGIS Server ArcGIS-1061-S-SSP-Patch-linux.tar 1865DA49F8707D8250687C4790723CDA
         

  2. ArcGIS のインストール場所への書き込み権限があり、他のユーザーが ArcGIS を使用していないことを確認します。

  3. 以下のように入力して、指定した tar ファイルを抽出します。

    % tar -xvf ArcGIS-<バージョン>-S-SSP-Patch-linux.tar

  4. 以下のように入力して、インストールを開始します。

    % ./applypatch

    これによって、メニュー方式のインストール手順のダイアログが起動します。 デフォルトの選択内容は括弧 ( ) 内に記されます。 インストール手順を終了する場合は、「q」を入力するといつでも終了できます。

Windows でのこのパッチのアンインストール


Windows でこのパッチをアンインストールするには、Windows の [コントロール パネル] を開き、インストールされているプログラムに移動します。 [インストールされた更新プログラムを表示] ([プログラムと機能] ダイアログの左上) がアクティブであることを確認します。 プログラム一覧からパッチ名を選択し、[アンインストール] をクリックしてパッチを削除します。

Linux でのこのパッチのアンインストール


Linux でのアンインストールは、バージョン 10.5.1 以降でのみ使用できます。 これらは、10.7 以降に固有の手順です。 このパッチを削除するには、<製品のインストール ディレクトリ>/.Setup/qfe フォルダーに移動し、次のスクリプトを ArcGIS インストール所有者として実行します。


./removepatch.sh

この removepatch.sh スクリプトを使用すると、以前にインストールされたパッチやホット フィックスをアンインストールできます。 インストール済みのパッチまたはホット フィックスについての日付順のリストを表示するには -s ステータス フラグを使用します。 -q フラグを使用すると、インストールされた日付の新しいものから順にパッチまたはホット フィックスを削除できます。 使用方法のヘルプを表示するには「removepatch -h」と入力します。

パッチの更新

追加のパッチがリリースされていないか、パッチおよびサービス パックのページを定期的に確認してください。 このパッチについての新しい情報が、このページに掲載されます。

インストールされている ArcGIS 製品の識別方法

どの ArcGIS 製品がインストールされているかを確認するには、ご利用の環境にあった適切なバージョンの PatchFinder ユーティリティを選択して、ローカル コンピューターから実行します。 PatchFinder には、ローカル コンピューターにインストールされているすべての製品、ホット フィックス、およびパッチが表示されます。

お問い合わせ

このパッチのインストールで問題が発生したときは、米国内の場合は Esri のテクニカル サポート (1-888-377-4575) までお問い合わせください。 米国外の場合は、お住まいの地域の Esri ソフトウェア販売代理店にお問い合わせください。



Download ID:7731

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