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Patches and updates

ArcGIS Server Branch Versioning Duplicate ObjectIDs Patch

Published: March 28, 2019

概要

ArcGIS Enterprise でブランチ バージョニングを使用している場合、このパッチにより、編集時に重複した ObjectID が作成される可能性が解決されます。

説明

Esri® から、ArcGIS Server Branch Versioning Duplicate ObjectIDs Patch についてお知らせします。 ArcGIS Enterprise を使用し、ブランチ バージョニングを利用している場合、このパッチにより、編集時に重複した ObjectID が作成される可能性が解決されます。 このパッチにより、ブランチ バージョン対応データの GlobalID と ObjectID の間で 1 対 1 の関係が維持されます。 具体的には、このパッチは「このパッチで対処される問題」の下に示された問題に対処します。


このパッチで対処される問題


  • BUG-000120943 - ブランチ バージョン対応データを編集しているときに、重複した Object ID が検出されます。

競合を避けるため、10.6.1 バージョンは以下にも対処します。

  • BUG-000115147 - ポリゴン上で ITopologicalOperator::Buffer を呼び出すと、ポリゴンがポイントに劣化する場合に、バッファー呼び出しがクラッシュします。
  • BUG-000114245 - サマリー計算 (トレース関数と同じ) と、GP のサマリーの計算が一致しません。
  • BUG-000114071 - QueryRelatedRecords (FeatureServer) 呼び出しは、編集中またはトランザクション データベース バージョンのフィーチャの関連レコードを返しません。

Windows でのこのパッチのインストール


インストール手順:


このパッチは、ArcGIS Server サイトに関連するすべての ArcGIS Server 製品にインストールする必要があります。

パッチをインストールするには、この表にリストされた ArcGIS 製品がシステムに事前にインストールされている必要があります。 それぞれのパッチ セットアップはリストの ArcGIS 製品のみを対象としています。 どの製品がシステムにインストールされているかを確認するには、「インストールされている ArcGIS 製品の識別方法」をご参照ください。 ご使用のシステムにインストール済みの製品ごとにパッチをインストールすることをお勧めします。

  1. エンタープライズ ジオデータベースに最新のデータベースのバックアップがあることを確認します。

  2. ジオデータベースに対するすべての接続を停止します。

  3. 適切なファイルを ArcGIS のインストール場所以外の場所にダウンロードします。

  4. ArcGIS 10.7   チェックサム (Md5)
         
    ArcGIS Server ArcGIS-107-S-BVDO-Patch.msp FDBDEB646A60CCB8922E7896EA24145F
         
    ArcGIS 10.6.1   チェックサム (Md5)
         
    ArcGIS Server ArcGIS-1061-S-BVDO-Patch.msp 77ADCC3022E0C4EB2428C8532D77BD28
         
    ArcGIS 10.6   チェックサム (Md5)
         
    ArcGIS Server ArcGIS-106-S-BVDO-Patch.msp F118DFC944DDA51B4D7D1994DFB295D1
         

  5. ArcGIS のインストール場所に対して書き込み権限があることを確認します。

  6. ArcGIS-<バージョン>-S-BVDO-Patch.msp をダブルクリックしてセットアップ処理を開始します。

    注意: MSP ファイルをダブルクリックしてもセットアップのインストールが開始されない場合は、次のコマンドを使用して手動でセットアップのインストールを開始することができます。

    msiexec.exe /p [パッチの場所]\ArcGIS-<バージョン>-S-BVDO-Patch.msp

  7. セットアップが正常に実行されたことを確認します。

  8. ArcGIS Server Windows サービスを停止します。

  9. 技術資料 000020588」に記載されている SQL スクリプトを実行します。 スクリプトには、追加の手順が含まれています。

    1. 重複がレポートされた場合は、Esri テクニカル サポートにお問い合わせください。
    2. 重複がレポートされなかった場合、それ以上の操作は必要ありません。

  10. ArcGIS Server Windows サービスを再開します。


Linux でのこのパッチのインストール


インストール手順:


ArcGIS インストール権限を持つユーザーとして、以下のインストール手順を実施します。 インストール権限を持つユーザーは、arcgis フォルダーの所有者です。 このパッチは、ArcGIS Server サイトに関連するすべての ArcGIS Server 製品にインストールする必要があります。

パッチをインストールするには、この表にリストされた ArcGIS 製品がシステムに事前にインストールされている必要があります。 それぞれのパッチ セットアップはリストの ArcGIS 製品のみを対象としています。 どの製品がシステムにインストールされているかを確認するには、「インストールされている ArcGIS 製品の識別方法」をご参照ください。 ご使用のシステムにインストール済みの製品ごとにパッチをインストールすることをお勧めします。

  1. エンタープライズ ジオデータベースに最新のデータベースのバックアップがあることを確認します。

  2. ジオデータベースに対するすべての接続を停止します。

  3. 適切なファイルを ArcGIS のインストール場所以外の場所にダウンロードします。


    ArcGIS 10.7   チェックサム (Md5)
         
    ArcGIS Server ArcGIS-107-S-BVDO-Patch-linux.tar 9BF1C9E22EBCBB78AC8B131C4BA8B902
         
    ArcGIS 10.6.1   チェックサム (Md5)
         
    ArcGIS Server ArcGIS-1061-S-BVDO-Patch-linux.tar B796AA7EC8B0B477557315797F029AF7
         
    ArcGIS 10.6   チェックサム (Md5)
         
    ArcGIS Server ArcGIS-106-S-BVDO-Patch-linux.tar F7A227C3A4B04FC957E3FD6F052B2CBB
         

  4. ArcGIS のインストール場所への書き込み権限があり、他のユーザーが ArcGIS を使用していないことを確認します。

  5. 以下のように入力して、指定した tar ファイルを抽出します。

    % tar -xvf ArcGIS-<バージョン>-S-BVDO-Patch-linux.tar

  6. 以下のように入力して、インストールを開始します。

    % ./applypatch

    これによって、メニュー方式のインストール手順のダイアログが起動します。 デフォルトの選択内容は括弧 ( ) 内に記されます。 インストール手順を終了する場合は、「q」を入力するといつでも終了できます。

  7. セットアップが正常に実行されたことを確認します。

  8. ArcGIS Server を停止します。

  9. 技術資料 000020588」に記載されている SQL スクリプトを実行します。 スクリプトには、追加の手順が含まれています。

    1. 重複がレポートされた場合は、Esri テクニカル サポートにお問い合わせください。
    2. 重複がレポートされなかった場合、それ以上の操作は必要ありません。

  10. ArcGIS Server を再開します。

Windows でのこのパッチのアンインストール


  • Windows でこのパッチをアンインストールするには、Windows の [コントロール パネル] を開き、インストールされているプログラムに移動します。 [インストールされた更新プログラムを表示] ([プログラムと機能] ダイアログの左上) がアクティブであることを確認します。 プログラム一覧からパッチ名を選択し、[アンインストール] をクリックしてパッチを削除します。

Linux でのこのパッチのアンインストール (10.7 用)


  • Linux でのアンインストールは、バージョン 10.5.1 以降でのみ使用できます。 これらは、10.7 以降に固有の手順です。 このパッチを削除するには、<製品のインストール ディレクトリ>/.Setup/qfe フォルダーに移動し、次のスクリプトを ArcGIS インストール所有者として実行します。

    ./removepatch.sh

    この removepatch.sh スクリプトを使用すると、以前にインストールされたパッチやホット フィックスをアンインストールできます。 インストール済みのパッチまたはホット フィックスについての日付順のリストを表示するには -s ステータス フラグを使用します。 -q フラグを使用すると、インストールされた日付の新しいものから順にパッチまたはホット フィックスを削除できます。 使用方法のヘルプを表示するには「removepatch -h」と入力します。

Linux でのこのパッチのアンインストール


  • Linux でのアンインストールは、バージョン 10.5.1 以降でのみ使用できます。 これらは、バージョン 10.5.1 ~ 10.6.1 に固有の手順です。このパッチを削除するには、/tmp ディレクトリに移動し、次のスクリプトを ArcGIS インストール所有者として実行します。

    ./patchremove

    ArcGIS サービスを再開します。


    注意: ArcGIS 10.7 以前では、直前にインストールされたパッチのみを削除できます。

パッチの更新

追加のパッチがリリースされていないか、パッチおよびサービス パックのページを定期的に確認してください。 このパッチについての新しい情報が、このページに掲載されます。

2019 年 6 月 12 日: 明快さを確保する目的で、インストール手順が更新されました。

インストールされている ArcGIS 製品の識別方法

どの ArcGIS 製品がインストールされているかを確認するには、ご利用の環境にあった適切なバージョンの PatchFinder ユーティリティを選択して、ローカル コンピューターから実行します。 PatchFinder には、ローカル コンピューターにインストールされているすべての製品、ホット フィックス、およびパッチが表示されます。

お問い合わせ

このパッチのインストールで問題が発生したときは、米国内の場合は Esri のテクニカル サポート (1-888-377-4575) までお問い合わせください。 米国外の場合は、お住まいの地域の Esri ソフトウェア販売代理店にお問い合わせください。



Download ID:7697

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