Patches and updates

ArcGIS (Desktop、Engine、Server) Support for Oracle 19c Patch

Published: August 9, 2019

概要

このパッチにより、ArcGIS Desktop、ArcGIS Engine、ArcGIS Server 10.7.1 および 10.6.1 クライアントでの Oracle 19c データベースのサポートが可能になります。

説明

Esri® から、ArcGIS (Desktop、Engine、Server) Support for Oracle 19c Patch についてお知らせします。 このパッチは、ArcGIS 10.7.1 と 10.6.1 での Oracle 19c データベースのサポートに関する問題に対処します。 具体的には、このパッチは「このパッチで対処される問題」の下に示された問題に対処します。


このパッチで対処される問題


  • BUG-000124326 - Oracle 19c で SDO_Geometry フィーチャクラスの名前の変更が失敗します。
  • BUG-000124325 - Oracle 19c で空間タイプの作成が失敗します。

競合を避けるため、10.6.1 バージョンは以下にも対処します。

  • BUG-000122703 - 圧縮の最適化操作に関連する修正。
  • BUG-000121297 - Windows 10 のフォント スムージングにより、ArcMap のパフォーマンスが大幅に低下します。
  • BUG-000115147 - ポリゴン上で ITopologicalOperator::Buffer を呼び出すと、ポリゴンがポイントに劣化する場合に、バッファー呼び出しがクラッシュします。

Windows でのこのパッチのインストール


インストール手順:


パッチをインストールするには、この表にリストされた ArcGIS 製品がシステムに事前にインストールされている必要があります。 それぞれのパッチ セットアップはリストの ArcGIS 製品のみを対象としています。 どの製品がシステムにインストールされているかを確認するには、「インストールされている ArcGIS 製品の識別方法」をご参照ください。 ご使用のシステムにインストール済みの製品ごとにパッチをインストールすることをお勧めします。

  1. 適切なファイルを ArcGIS のインストール場所以外の場所にダウンロードします。

  2. ArcGIS 10.7.1   チェックサム (Md5)
         
    ArcGIS Desktop
    64 ビット バックグラウンド ジオプロセシング
    ArcGIS-1071-BGDT-SO19C-Patch.msp 31182E4FE1433D93662040DC4885D839
         
    ArcGIS Engine
    64 ビット バックグラウンド ジオプロセシング
    ArcGIS-1071-BGE-SO19C-Patch.msp CA5826EC4A33B716E1FF3C4A711DACD2
         
    ArcGIS Desktop ArcGIS-1071-DT-SO19C-Patch.msp 1E8761C3AA9AFB53CBFA13A913BEAE0E
         
    ArcGIS Engine ArcGIS-1071-E-SO19C-Patch.msp 38709C45DEE8E66A99364661901DE8A8
         
    ArcGIS Server ArcGIS-1071-S-SO19C-Patch.msp ABBC73AA7D6D5471AE0F44980BE49E25
         
    ArcGIS 10.6.1   チェックサム (Md5)
         
    ArcGIS Desktop
    64 ビット バックグラウンド ジオプロセシング
    ArcGIS-1061-BGDT-SO19C-Patch.msp FA6CBF8913F39DCE9C9D83E96EA08903
         
    ArcGIS Engine
    64 ビット バックグラウンド ジオプロセシング
    ArcGIS-1061-BGE-SO19C-Patch.msp 11F850294354B216F6F3A5EA2EE5D0E9
         
    ArcGIS Desktop ArcGIS-1061-DT-SO19C-Patch.msp 5E1D9BE591CBF0C86563FAB7968BF760
         
    ArcGIS Engine ArcGIS-1061-E-SO19C-Patch.msp 55C2C96481316773CD40B510A7EB406F
         
    ArcGIS Server ArcGIS-1061-S-SO19C-Patch.msp 22E217567C265C83AE976EBBC97065DF
         

  3. ArcGIS のインストール場所に対して書き込み権限があることを確認します。

  4. ArcGIS-<バージョン>-<製品>-SO19C-Patch.msp をダブルクリックしてセットアップ処理を開始します。

    注意: MSP ファイルをダブルクリックしてもセットアップのインストールが開始されない場合は、次のコマンドを使用して手動でセットアップのインストールを開始することができます。

    msiexec.exe /p [パッチの場所]\ArcGIS-<バージョン>-<製品>-SO19C-Patch.msp


Linux でのこのパッチのインストール


インストール手順:


ArcGIS インストール権限を持つユーザーとして、以下のインストール手順を実施します。 インストール権限を持つユーザーは、arcgis フォルダーの所有者です。

パッチをインストールするには、この表にリストされた ArcGIS 製品がシステムに事前にインストールされている必要があります。 それぞれのパッチ セットアップはリストの ArcGIS 製品のみを対象としています。 どの製品がシステムにインストールされているかを確認するには、「インストールされている ArcGIS 製品の識別方法」をご参照ください。 ご使用のシステムにインストール済みの製品ごとにパッチをインストールすることをお勧めします。

  1. 適切なファイルを ArcGIS のインストール場所以外の場所にダウンロードします。


    ArcGIS 10.7.1   チェックサム (Md5)
         
    ArcGIS Server ArcGIS-1071-S-SO19C-Patch-linux.tar C5F1B12199A5D0C26862A55E6F62DBED
         
    ArcGIS 10.6.1   チェックサム (Md5)
         
    ArcGIS Server ArcGIS-1061-S-SO19C-Patch-linux.tar 126845369C274CAD0887886C093C9FFB
         

  2. ArcGIS のインストール場所への書き込み権限があり、他のユーザーが ArcGIS を使用していないことを確認します。

  3. 以下のように入力して、指定した tar ファイルを抽出します。

    % tar -xvf ArcGIS-<バージョン>-S-SO19C-Patch-linux.tar

  4. 以下のように入力して、インストールを開始します。

    % ./applypatch

    これによって、メニュー方式のインストール手順のダイアログが起動します。 デフォルトの選択内容は括弧 ( ) 内に記されます。 インストール手順を終了する場合は、「q」を入力するといつでも終了できます。


ジオデータベースのアップグレード

ArcGIS のホットフィックスまたはパッチが適用されている場合、ジオデータベースもアップグレードする必要がある場合があります。 詳細については、各 DBMS プラットフォームの「ジオデータベースの管理」ページにある「ジオデータベースのアップグレード」セクションをご参照ください。


Windows でのこのパッチのアンインストール


  • Windows でこのパッチをアンインストールするには、Windows の [コントロール パネル] を開き、インストールされているプログラムに移動します。 [インストールされた更新プログラムを表示] ([プログラムと機能] ダイアログの左上) がアクティブであることを確認します。 プログラム一覧からパッチ名を選択し、[アンインストール] をクリックしてパッチを削除します。

Linux でのこのパッチのアンインストール


  • Linux でのアンインストールは、バージョン 10.5.1 以降でのみ使用できます。 バージョン 10.5.1 ~ 10.6.1 でこのパッチを削除するには、/tmp ディレクトリに移動し、次のスクリプトを ArcGIS インストール所有者として実行します。

    ./patchremove

    注意: 直前にインストールされたパッチのみを削除できます。
  • ArcGIS サービスの再開
  • バージョン 10.7 以降でこのパッチを削除するには、/tmp ディレクトリに移動し、次のスクリプトを ArcGIS インストール所有者として実行します。

    ./removepatch.sh

    この removepatch.sh スクリプトを使用すると、以前にインストールされたパッチやホット フィックスをアンインストールできます。 インストール済みのパッチまたはホット フィックスについての日付順のリストを表示するには -s ステータス フラグを使用します。 インストールされた日付の新しいものから順に、-q フラグを使用してパッチまたはホット フィックスを削除できます。 使用方法のヘルプを表示するには「removepatch -h」と入力します。

  • ArcGIS サービスの再開

パッチの更新

追加のパッチがリリースされていないか、パッチおよびサービス パックのページを定期的に確認してください。 このパッチについての新しい情報が、このページに掲載されます。

2020 年 9 月 16 日: 「ジオデータベースのアップグレード」セクションを追加しました。


インストールされている ArcGIS 製品の識別方法

どの ArcGIS 製品がインストールされているかを確認するには、ご利用の環境にあった適切なバージョンの PatchFinder ユーティリティを選択して、ローカル コンピューターから実行します。 PatchFinder には、ローカル コンピューターにインストールされているすべての製品、ホット フィックス、およびパッチが表示されます。

お問い合わせ

このパッチのインストールで問題が発生したときは、米国内の場合は Esri のテクニカル サポート (1-888-377-4575) までお問い合わせください。 米国外の場合は、お住まいの地域の Esri ソフトウェア販売代理店にお問い合わせください。



Download ID:7734

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