Portal for ArcGIS 10.6.1 Ortho Maker Quality Improvement Patch

このパッチは、ArcGIS Enterprise で Ortho Maker を使用する場合の、品質に関するいくつかの重要な問題に対処します。 このパッチには ArcGIS (Desktop、Server) 10.6.1 Raster Patch が必要です。

Esri® から、Portal for ArcGIS 10.6.1 Ortho Maker Quality Improvement Patch についてお知らせします。 このパッチは、ArcGIS Enterprise で Ortho Maker を使用する場合の、品質に関するいくつかの重要な問題に対処します。 このパッチは、特定の DJI ドローンの画像を使用して画像コレクションを作成し、地上コントロール ポイント、マップの視覚化などを適用する場合に修正と改善を加えます。 具体的には、このパッチは「このパッチで対処される問題」の下に示された問題に対処します。

このパッチを使用するには ArcGIS (Desktop, Server) 10.6.1 Raster Patch が必要です。

このパッチで対処される問題

• BUG-000117726 - Ortho Maker の地上コントロール ポイントをデータに適用した後、地上コントロール ポイントが正しくない場所に表示されます。
• BUG-000117725 - Ortho Maker のベースマップを切り替えると、レイヤーのオプションにかかわらず、別のレイヤーが切り替えられます。
• BUG-000117724 - 異なるベース URL のレイヤーを Ortho Maker のマップに追加できません。
• BUG-000117723 - ユーザーがブロック調整を再実行した後、古いオルソ マッピング プロダクトがリセットされません。
• BUG-000117722 - マップで画面移動した後、レイヤーのコントラストが前の値に戻ることがあります。
• BUG-000117720 - 特定の DJI ドローンの画像から画像コレクションを作成するときに、Ortho Maker が失敗することがあります。
• BUG-000117719 - Ortho Maker で、マップでフライト位置の画面移動を行うと、ほとんどの場合にポップアップが表示されます。
• BUG-000117718 - 異なるデータセットおよびカメラ モデルで新しいオルソ マッピング プロジェクトを作成すると、カメラ情報が不足していることが Ortho Maker に表示されることがあります。
• BUG-000117643 - ドローン画像のフライト高度が不正であれば、Ortho Maker の画像フットプリントが不正になります。

Windows でのこのパッチのインストール

インストール手順:

このパッチをインストールする前に、Portal for ArcGIS 10.6.1 をインストールする必要があります。

1. 適切なファイルを ArcGIS のインストール場所以外の場所にダウンロードします。
   
   

2. Portal for ArcGIS 10.6.1		チェックサム (Md5)
   	ArcGIS-1061-PFA-OMQI-Patch.msp	AB29CB7A06220AC9995547CB8FFEE57D

   
   
3. ArcGIS のインストール場所に対して書き込み権限があることを確認します。
4. 
   
5. ArcGIS-1061-PFA-OMQI-Patch.msp をダブルクリックしてセットアップ処理を開始します。
   
   注意: MSP ファイルをダブルクリックしてもセットアップのインストールが開始されない場合は、次のコマンドを使用して手動でセットアップのインストールを開始することができます。
   
   msiexec.exe /p [パッチの場所]\ArcGIS-1061-PFA-OMQI-Patch.msp
   
6. 
   

Linux でのこのパッチのインストール

インストール手順:

ArcGIS インストール権限を持つユーザーとして、以下のインストール手順を実施します。 インストール権限をもつユーザーは、arcgis フォルダーの所有者です。

このパッチをインストールする前に、Portal for ArcGIS 10.6.1 をインストールする必要があります。

1. 適切なファイルを ArcGIS のインストール場所以外の場所にダウンロードします。
   
   
   

   Portal for ArcGIS 10.6.1		チェックサム (Md5)
   	ArcGIS-1061-PFA-OMQI-Patch-linux.tar	B28C37D7CE73D3F860748A49333E1407

   
   
2. ArcGIS のインストール場所への書き込み権限があり、他のユーザーが ArcGIS を使用していないことを確認します。
3. 
   
4. 以下のように入力して、指定した tar ファイルを抽出します。
   
   % tar -xvf ArcGIS-1061-PFA-OMQI-Patch-linux.tar
5. 
   
6. 以下のように入力して、インストールを開始します。
   
   % ./applypatch
   
   これによって、メニュー方式のインストール手順のダイアログが起動します。 デフォルトの選択が括弧内に示されています。インストール手順を終了する場合は、「q」を入力するといつでも終了できます。
7. 
   

Windows でのこのパッチのアンインストール

• Windows でこのパッチをアンインストールするには、Windows の [コントロール パネル] を開き、インストールされているプログラムに移動します。 [インストールされた更新プログラムを表示] ([プログラムと機能] ダイアログの左上) がアクティブであることを確認します。 プログラム一覧からパッチ名を選択し、[アンインストール] をクリックしてパッチを削除します。
  

Linux でのこのパッチのアンインストール

• このパッチを削除するには、/tmp ディレクトリに移動し、次のスクリプトを ArcGIS インストール権限を持つユーザーとして実行します。
  
  ./patchremove
  
  注意: 直前にインストールされたパッチのみを削除できます。

パッチの更新

インストールされている ArcGIS 製品の識別方法

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