よくあるご質問 (FAQ)

ArcGIS Pro をアンインストールすると、既存のプロジェクトまたはデータも削除されますか?

Last Published: July 9, 2021

答え

ArcGIS Desktop をクリーン アンインストール/再インストールするよう求められた場合、現在のインストールで使用されている既存のプロジェクトやデータへの潜在的な影響について質問が寄せられることが多くあります。

注意: これは、既存のプロジェクトとデータが、バージョンの異なる ArcGIS Desktop と互換しているかどうかという質問ではありません。互換性については、リリース ノートに詳しく記載されています。

ArcGIS Desktop アプリケーションのアンインストールまたは修復のプロセスでは、"C:\Program Files" または "C:\Program Files (x86)" に格納されているアプリケーション ファイルを変更します。 つまり、"C:\Users\<ユーザー名>\Documents\" と "C:\Users\<ユーザー名>\AppData" サブディレクトリへのコンテンツが変更されたり削除されたりすることはなく、これらのサブディレクトリに保存されているすべての既存コンテンツは保持されます。

デフォルトでは、ArcGIS Desktop のアプリケーション ファイルは "C:\Program Files" または "C:\Program Files (x86)" に格納されています。 ユーザーのプロジェクトとデータは、デフォルトで "C:\Users\<ユーザー名>\Documents\" に保存されています。これは、コンピューター上でユーザー プロファイルごとに作成される一意のフォルダーです。 たとえば、Joe のプロジェクトとデータは "C:\Users\Joe\Documents" に保存され、Jane のプロジェクトとデータは "C:\Users\Jane\Documents" に保存されています。

ユーザー固有のアプリケーション設定は、デフォルトでは "C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\ESRI" と "C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\ESRI" フォルダーに保存されています。 \AppData サブディレクトリ内にあるこれらのフォルダーには、お気に入りアイテム、スタイル、キャッシュ、サービス定義ドラフトに関するファイル、およびさまざまなログ ファイルが格納されています。

注意: "C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\ESRI" サブディレクトリと "C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\ESRI" サブディレクトリには、ユーザー固有のアプリケーション設定が保存されています。 これらの設定を失ったり、ArcGIS Desktop のユーザー エクスペリエンスに影響が及ばないようにするには、ArcGIS Desktop のクリーン アンインストール時にこれらのフォルダーを削除するのではなく名前を変更することをお勧めします。 これらのフォルダーを削除せずに名前変更することで、アンインストール/修復処理を行った後に、アプリケーションのお気に入りとスタイルを復元することが可能になります。 "C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\ESRI" と "C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\ESRI" サブディレクトリのコンテンツを削除しても、ユーザーのデータやプロパティは変更されません。
C: ドライブ上の他のフォルダーや、外付けのハードディスク ドライブなど、他のフォルダーの場所にプロジェクトやデータを保存することもできます。 ただし、"C:\Program Files"、"C:\Program Files (x86)"、"C:\Users\<ユーザー名>\AppData" ディレクトリにプロジェクトやデータを保存しないでください。 これらのフォルダーには、インストールやスタートアップのプロセスで使用される、アプリケーション固有のファイルが格納されています。 他のサブディレクトリに保存されたプロジェクトとデータは、ArcGIS Desktop アプリケーションをアンインストールまたは修復しても保持されます。

 

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