問題
ArcGIS Pro でバージョン対応データを使用してフィーチャクラスを編集すると、以下のエラー メッセージが返されます。
エラー: 移動に失敗しました。このデータは現在、別のユーザーによってロックされていて保存できません。
ArcMap で、バージョン対応データから同じフィーチャクラスを編集すると、以下のエラー メッセージが返されます。
エラー: 編集可能なレイヤーがありません。レイヤーまたはテーブルがバージョン対応登録されていません。
この問題は、データセット内の一部のフィーチャクラスがバージョン対応登録されていないために起こります。通常は、新しいフィーチャクラスをフィーチャ データセットに追加したときに発生します。 「データのバージョン対応登録」をご参照ください。
バージョン対応データセットに、バージョン対応データとバージョン非対応データが混在している場合は、次の質問を検討してください。
注意: データをバージョン対応登録できるのは、他のユーザーやアプリケーションがデータを使用していないときのみです。ADD テーブルの作成中のデータセットの変更を回避するため排他ロックが必要だからです。
この問題を解決するには、以下の手順に沿ってフィーチャ データセットをバージョン対応として再登録します。
ArcGIS Pro: [カタログ] ツリーでバージョン対応登録する
ArcMap: [カタログ] ツリーでバージョン対応登録する
注意: 上記の手順では、ベース テーブル移行オプションのダイアログ ボックスが表示されます。 ベース テーブルの編集を移行するオプションを使用して、または使用せずに、バージョン対応登録する方法については、「データのバージョン対応登録と登録解除のクイック ツアー」をご参照ください。
注意: データセットにバージョン対応と非対応のフィーチャクラスが混在し、ベース テーブル移行オプションが有効になっている場合、BUG-000082521 が発生する可能性があります。 フィーチャクラスがバージョン対応かどうかを判別するには、フィーチャクラスを右クリックして [プロパティ] をクリックします。 ベース テーブルの編集を移行する必要があり、バージョン対応と非対応のデータが含まれるデータセットでは、場合によっては、データセットを登録解除してからバージョン対応として再登録する必要があります。 ただし、ジオデータベースにリコンサイルされていない編集内容が含まれている場合、データ損失が発生する可能性があります。 データのバージョン対応登録を解除する前に、編集内容のリコンサイルとポスト、およびジオデータベースの完全圧縮を行う必要があります。
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