問題

バリア ポリライン フィーチャを含む IDW ツールを実行すると、処理に長い時間がかかる

Last Published: April 25, 2020

説明

IDW (Spatial Analyst) ツールは、入力ポイント フィーチャクラスからラスター サーフェスを内挿します。 ArcMap または ArcGIS Pro の入力ポイントに IDW ツールを実行する際にポリライン フィーチャクラスをバリアとして使用すると、処理に長い時間がかかることがあります。

原因

IDW ツールでバリアとして使用されるポリライン フィーチャクラスに多数のポリライン フィーチャおよび頂点が含まれる場合、処理時間は大幅に長くなります。

解決策または対処法

IDW ツールの処理時間を短縮するには、バリア フィーチャの総数を単純化または削減します。 ポリライン フィーチャクラス属性テーブルのレコード数は、フィールド (サイト名など) に基づいてポリライン フィーチャをディゾルブしてグループ化することで削減できます。 頂点の数を削減するには、[頂点の間引き (Generalize)] ツールまたは [ラインの単純化 (Simplify Line)] ツールを実行します。

  1. [ディゾルブ (Dissolve)] (データ管理) ツールを使用してポリライン フィーチャクラスをディゾルブし、単純化されたフィーチャのカバレッジを作成します。 必要に応じて、[ディゾルブ フィールド] パラメーターのチェックボックスをオンにし、特定のフィールドに基づいてポリライン フィーチャをディゾルブします。
    このツールは、ディゾルブしたポリライン フィーチャを含む新しいフィーチャクラスを出力します。
An image of the Dissolve dialog box.
  1. [頂点の間引き (Generalize)] または [ラインの単純化 (Simplify Line)] ツールを使用して、ディゾルブされたポリライン フィーチャクラスの頂点の間引きまたは単純化します。 これらのツールにより、ポリライン フィーチャの頂点の数が削減されます。
注意:
[頂点の間引き (Generalize)] ツールは入力データを変更する一方、[ラインの単純化 (Simplify Line)] ツールには多くのパラメーターが用意され、単純化された新規ライン フィーチャクラスを出力します。
An image of the Simplify Line dialog box.
  1. IDW ツールを実行し、ステップ 2 の頂点の間引きまたは単純化されたポリライン フィーチャクラスを [入力バリア ポリライン フィーチャ] として選択します。
An image of the IDW dialog box.

記事 ID:000018818

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