問題

ArcGIS Online のポップアップ ウィンドウおよび属性テーブルが、1 日前の日付を表示する

Last Published: September 8, 2021

説明

ArcMap から ArcGIS Online への公開時に、ArcGIS Online のポップアップ ウィンドウおよび属性テーブルで、日付フィールドに格納されている日付情報が、期待された日付の 1 日前の日付を表示します。

原因

ArcGIS Online は、UTC 形式で時間を格納します。 この問題は、日付フィールドが ArcMap で使用されているが、時間コンポーネントが指定されていない場合に発生します。 サービスが公開されるときに、日付フィールドの値がコピーされ、UTC 形式を使用してサーバーに格納されます。 時間コンポーネントが日付フィールドに割り当てられていない場合、値が UTC 形式であると仮定されて、それに応じてサーバーにコピーされます。 そのため、サービスから日付/時間値を表示するときに、コンピューターのタイム ゾーン設定に基づいて、自動変換の値が、格納された UTC 日付に追加されます。 この変換は不正な時間値をもたらす可能性があり、場合によっては、日付が 1 日前の日付として表示されることがあります。

解決策または対処法

次のいずれかのオプションを使用して、この問題を解決してください。

ArcGIS Pro を使用してデータを共有する

ArcGIS Pro を使用してデータを共有し、データを ArcGIS Online に公開する前に目的のタイム ゾーンを指定します。 公開するデータのタイプに応じて、「ArcGIS Online: ホスト フィーチャ レイヤーの公開」に記載されている [タイム ゾーン] を指定する手順を参照します。

ArcMap で [タイム ゾーンの変換 (Convert Time Zone)] ツールを使用して日付フィールドの値を変換する

日付フィールドに格納された値を UTC 時間に変換し、時間設定をレイヤーに適用しません。 これは、ArcMap で [タイム ゾーンの変換 (Convert Time Zone)] ツールを使用して実行できます。 このツールは、パラメーターに指定されたタイム ゾーンに基づいて日付/時間値を変換してから、変換された値を含む新しいフィールドを追加します。 その後、サービスを公開した後に、そのサービスを操作するときに、この新しいフィールドを使用して値を現地時間で表示することができます。

テキスト フィールドを使用して日付情報を格納する

注意: このオプションは日付表示の問題を解決しますが、通常はベスト プラクティスとは見なされません。 この方法に従った後に、日付フィールドのみに使用できる機能が、利用不可になります。

新しい [文字列] フィールドを追加し、[フィールド演算] を使用して新しいフィールドに [日付] フィールドの値を入力します。

注意: 特定の時刻を含まない日付を入力する場合、12 時を日付に追加します。 これによって、フィーチャクラスの日付情報を期待通りに Web マップに反映することができます。 たとえば、日付情報が「4/15/2015」である場合、「4/15/2015 12:00」または「4/15/2015 12:00 PM」になるように属性を編集します。 詳細については、「ArcGIS Online: 日付フィールドの操作」をご参照ください。

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