説明
ArcGIS Online には、2016 年 12 月の更新で、フィーチャ レイヤーの図形の面積と図形の長さの属性を表示する機能が追加されました。 これらの属性は、フィーチャ レイヤーの属性テーブルの Shape__Area および Shape__Length フィールドに格納され、フィーチャの編集または新しいフィーチャの追加が行われるたびに更新されます。
ただし、フィーチャ レイヤーの属性テーブルに Shape__Area および Shape__Length フィールドが表示されない場合があります。
原因
フィーチャ レイヤーの属性テーブルに Shape__Area および Shape__Length フィールドが表示されない原因として、次のようなものが考えられます。
- フィーチャ レイヤーの属性テーブルを表示するときに、これらのフィールドが非表示になっている。
- これらのフィールドの表示機能が実装された 2016 年 12 月の更新より前に公開されたフィーチャ レイヤーである。
解決策または対処法
Shape__Area および Shape__Length フィールドを表示するには、次のいずれかのオプションを使用します。
- 属性テーブルのフィールドの非表示を解除します。 これらのフィールドを表示するには、次の手順に従います。
- マップ ビューアーで、フィーチャ レイヤー上にポインターを合わせ、[テーブルの表示] をクリックして属性テーブルを開きます。
- [オプション] → [列の表示/非表示] をクリックします。
- Shape__Area および Shape__Length のチェックボックスをオンにします。
注意:
このオプションは、フィーチャ レイヤーの [アイテムの詳細] の [データ] タブからも実行できます。
- フィーチャ レイヤーが 2016 年 12 月の更新より前に公開されたものである場合は、ホスト フィーチャ サービスのサービス定義を更新します。
注意:
このオプションはすべてのホスト フィーチャ サービスに対して機能するわけではなく、サービスの公開元が ArcMap である場合に最適な傾向があります。
フィーチャ サービスの REST エンドポイントの管理ビューからアクセス可能な、
サービス定義の更新のためのワークフローを使用します。
- フィーチャ サービスのレイヤーの管理ビューを参照します。
- Update Definition 操作に移動して、supportsMultiScaleGeometry の行を見つけます。
- 新しい行を追加して、「 "hasGeometryProperties” : true,」という構文を追加します。
- [レイヤー定義を更新] をクリックして、変更内容を適用します。 Update Definition に戻ると、フィーチャ サービスのスキーマは次のように更新されています。
注意:
[レイヤー定義を更新] で編集内容を適用すると、「'LastEditDate' の定義が無効です。」というエラーが表示される場合があります。 このエラーを避けるには、構文内で lastEditDate を見つけ、これを「LastEditDate」に変更してから [レイヤー定義を更新] をクリックします。
その他の注意事項
ArcGIS Online のフィーチャ レイヤーの Shape__Area および Shape__Length フィールドの値を、ArcGIS Desktop または ArcGIS Pro のフィーチャ レイヤーのこれらのフィールドと比較すると異なっている場合があります。 これは、ArcGIS Online では WGS 1984 Web メルカトル (球体補正) 座標系を使用し、計測単位にメートルを使用しているからです。
ArcGIS Online で特定の空間参照を基準にしてフィーチャの面積と長さを計算するには、特定の投影法によるカスタム ベースマップを使用します。 詳細については、「FAQ: WGS 1984 Web メルカトルを使用すると、マップの距離と面積の計測が誤った結果になるのはなぜですか?」をご参照ください。