問題

アプリケーションで計算されたフィーチャ ビン値の範囲設定が、ArcGIS Pro プロジェクトのレイヤーに保存されない

Last Published: June 5, 2024

説明

ArcGIS Pro 3.1 から 3.3 では、アプリケーション計算によるフィーチャ ビニングが導入されました。 これにより、フィーチャクラスを RDBMS (リレーショナル データベース管理システム) に格納し、ビニングを有効にする要件がなくなりました。 したがって、任意のポイント フィーチャ レイヤーをビンに集約できます。

ポイント フィーチャ レイヤーが集約されると、ビニングがすでに有効になっているかどうかはアプリケーションが確認します。有効になっていない場合は、アプリケーションで計算されたフィーチャ ビンが生成されます。 ArcGIS Pro 3.0 以前でビニングが有効なフィーチャクラスは、ArcGIS Pro 3.1 ではデフォルトでデータベースからフィーチャ ビンを計算しますが、これはアプリケーション計算によるフィーチャ ビニングに切り替えることもできます。

集約されたポイント フィーチャ レイヤーがアプリケーション側の計算を使用してフィーチャ ビンを処理する場合、ビンのシンボルの値範囲は、サマリー フィールドの平均から 2 標準偏差に設定されます。 この値の範囲をカスタマイズまたは変更した場合、設定はレイヤーまたはプロジェクトに保存されません。 プロジェクトを再度開くと、設定はデフォルト設定の 2 標準偏差に戻ります。

原因

アプリケーションで計算されたフィーチャ ビニングでは、CIM (カートグラフィック情報モデル) は、各値範囲レベルの標準偏差の乗数情報を保持できません。 データベース ビニングを持つフィーチャクラスが有効な場合、標準偏差情報は、指定された値範囲の各レベルに格納された MIN、MAX、MEAN、STDDEV 情報から推測されます。 データベース ビニングが有効になっていない場合、この情報は各レベルで推測できません。

解決策または対処法

可能であれば、フィーチャ レイヤーをマネージド データベースにエクスポートし、フィーチャクラスのビニングを有効にします。 これにより、データベースは標準偏差値の範囲設定を処理および保存できます。それ以外の場合は、ビン レベルの値範囲を目的の値にリセットします。

記事 ID: 000029489

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