問題
Portal for ArcGIS とフェデレートしている ArcGIS Server を含む ArcGIS Enterprise 環境をアップグレードすると、3 つの ArcGIS Server ユーティリティ サービスに既知の問題が発生します。 これらのサービスは、10.5 から 10.6.1 までのさまざまなリリースで ArcGIS Server に導入されたものです。 該当するユーティリティ サービスは以下のとおりです。
エンタープライズ ポータルでユーティリティ サービスを活用するワークフローを実行すると、次のエラーが返されます。
「ユーティリティ サービスにアクセスできません。」
Web デバッガーを使用し、ユーティリティ サービスへのネットワーク トラフィックを調査すると、次のエラーが返されます。
“{"error":{"code":403,"subcode":2,"message":"User does not have permissions to access 'utilities/.gpserver'.","details":[]}}”
この問題は、これらのユーティリティ サービスがあるバージョン (10.5、10.5.1、10.6、10.6.1) にアップグレードするときに発生します。
ArcGIS Enterprise を、影響を受けるいずれかのバージョンにアップグレードすると、ArcGIS Server の OfflinePackaging、RasterUtilities、GeocodingTools ユーティリティ サービスの共有プロパティの設定が不正になるため、これらのユーティリティ サービスをフェデレートされた Portal for ArcGIS で使用できなくなります。 この問題を解決するには、エンタープライズ ポータルがこの機能を再度活用できるよう、ユーティリティ サービスの共有プロパティを更新する必要があります。
この問題を解決するため、ArcGIS Enterprise をアップグレードした後に以下の手順を実行する必要があります。
ArcGIS Server は Portal for ArcGIS とフェデレートされているため、これらのユーティリティ サービスで更新された共有プロパティは、フェデレートされたエンタープライズ ポータルにも反映されます。 これらのサービスが共有されると、期待どおりに機能します。
記事 ID: 000018880
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