方法

リモート デスクトップで実行する際の ArcGIS Pro のパフォーマンスを改善する

Last Published: September 12, 2022

サマリー

ArcGIS Pro を RDP で実行する際、すべてのリモート デスクトップ サービス セッションでハードウェア グラフィックス アダプターを有効にするオプションを使用しないと、GPU のソフトウェア エミュレーションが使用され、パフォーマンスと応答性が低下します。

手順

変更を加える前に、DirectX 診断ツールを実行して、使用されているディスプレイ ドライバーが [Microsoft Remote Display Adapter] であることを確認してください。

  1. Windows の検索ボックスに「dxdiag」と入力し、Enter キーを押します。
  2. [DirectX 診断ツール] ウィンドウで、[ディスプレイ] タブを選択します。
  3. [デバイス] で、[名前][Microsoft Remote Display Adapter] であることを確認します。
汎用アダプターが表示された DirectX 診断ツール

確認が完了したら、[ローカル グループ ポリシー エディター] を開きます。

  1. Windows の検索ボックスに「edit group policy」と入力し、Enter キーを押します。
  2. [ローカル グループ ポリシー エディター] ウィンドウの [コンピューターの構成] で、[管理用テンプレート] → [Windows コンポーネント] → [リモート デスクトップ サービス] → [リモート デスクトップ セッション ホスト] → [リモート セッション環境] の順に移動します。
[リモート セッション環境] 設定に展開された [ローカル グループ ポリシー エディター]
  1. [設定] で、[すべてのリモート デスクトップ サービス セッションにハードウェア グラフィックス アダプターを使用する] を右クリックし、[編集] をクリックします。
  2. 以下の図に示すとおり、[すべてのリモート デスクトップ サービス セッションにハードウェア グラフィックス アダプターを使用する] ダイアログ ボックスで、[有効] を選択し、[適用] および [OK] をクリックします。
設定の編集
  1. [設定] で、[リモート デスクトップ接続に WDDM グラフィック ディスプレイ ドライバーを使用する] を右クリックし、[編集] をクリックします。
  2. [リモート デスクトップ接続に WDDM グラフィック ディスプレイ ドライバーを使用する] ダイアログで、[無効] を選択します。
  3. [適用][OK] をクリックし、[ローカル グループ ポリシー エディター] を閉じます。
  4. コンピューターを再起動し、[dxdiag.exe] を再度実行して、使用中の [デバイス] がリモート コンピューター上で動作している GPU になっていることを確認します。
リモート コンピューター上で動作している GPU を表示する dxdiag

記事 ID: 000026552

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