ArcGIS Collector で編集後に、ArcGIS Pro で元のファイル ジオデータベースを更新する

サマリー

ArcGIS Pro では、ファイル ジオデータベースのフィーチャクラスは、ホスト フィーチャ レイヤーとして ArcGIS Online に公開し、ArcGIS Collector や ArcGIS Survey123 などの ArcGIS のプラットフォームで使用することができます。 場合によっては、ArcGIS Collector でサイトのデータを収集したりホスト フィーチャ レイヤーを編集したりした後、状況に応じて、ホスト フィーチャ レイヤーが公開された ArcGIS Pro の元のファイル ジオデータベースを更新する必要があります。

この記事では、ArcGIS Collector で収集したデータを、ArcGIS Pro のファイル ジオデータベースのフィーチャクラスに追加することにより、ArcGIS Pro の元のファイル ジオデータベースを更新する手順について説明します。

手順

収集したデータを含む更新済みのフィーチャ レイヤーを ArcGIS Online のファイル ジオデータベースとしてエクスポートし、ArcGIS Pro の [アペンド (Append)] ツールを使用して、編集したフィーチャクラスをローカルのファイル ジオデータベースの元のフィーチャクラスに追加します。

注意: ArcGIS Collector で編集されたマップ レイヤーの [同期] ボタンをクリックして、ArcGIS Collector での編集内容が ArcGIS Online のホスト フィーチャ レイヤーに同期されるようにします。

1. 更新されたフィーチャ レイヤーをファイル ジオデータベースとしてエクスポートし、ダウンロードします。
   1. ArcGIS Online で [コンテンツ] → [マイ コンテンツ] の順に移動し、ホスト フィーチャ レイヤーをクリックします。
   2. ホスト フィーチャ レイヤーのアイテム詳細ページの [概要] タブで、[データのエクスポート] → [FGDB にエクスポート] の順にクリックします。
   3. [ファイル ジオデータベースにエクスポート] ウィンドウで、[タイトル]、[タグ]、[サマリー] に詳細を入力します。
   4. [エクスポート] をクリックします。

5. エクスポートされたファイル ジオデータベースのアイテム詳細ページで、[ダウンロード] をクリックします。
6. ダウンロードした *.zip ファイルのフォルダーをすべて解凍します。

2. ダウンロードされた ArcGIS Pro のファイル ジオデータベースを含むフォルダーへのフォルダー接続を作成します。
   1. ArcGIS Pro を開きます。
   2. [カタログ] ウィンドウで [フォルダー] → [フォルダー接続の追加] を右クリックして、ステップ 1 でダウンロードしたフォルダーへの接続を作成します。

3. ダウンロードしたファイル ジオデータベースのフィーチャクラスを、[アペンド (Append)] ツールを使用して、ArcGIS Pro の元のファイル ジオデータベースのフィーチャクラスに追加します。
   1. [ジオプロセシング] ウィンドウで [アペンド (Append)] ツールを検索してクリックします。 [アペンド (Append)] ツール ウィンドウが開きます。
   2. [入力データセット] で、ArcGIS Online からダウンロードしたフィーチャクラスを選択します。
   3. [ターゲット データセット] で、元のファイル ジオデータベースのフィーチャクラスを選択します。
   4. [スキーマ タイプ] で、[フィールド マップを使用してスキーマの違いをリコンサイル] を選択します。
   5. [実行] をクリックします。