ArcGIS Pro で Arcade を使用して日付の範囲をシンボル表示する

サマリー

日付の範囲をシンボル表示することで、特定の期間に調査されたエリアと調査されていないエリアを表すことができます。 DateDiff()、Date()、Now() などの Arcade 関数を使用し、[日付] データ タイプ フィールドの特定の範囲を分離してシンボル表示することができます。

以下の図は、米国ユタ州の自然保護区の分析結果を示しています。 属性テーブルには、各エリアの調査日付が示されています。

この記事では、過去 30 日以内に調査されたエリア、31 日以上 99 日以内に調査されたエリア、および 100 日以上前に調査されたエリアの 3 つの日付範囲に基づいて、エリアをシンボル表示するワークフローを説明しています。

手順

次の手順では、ArcGIS Pro で Arcade を使用して日付の範囲をシンボル表示する方法を説明しています。

30 日以内、31 日以上 99 日以内の日付範囲の表示

1. ArcGIS Pro で [コンテンツ] のレイヤーを右クリックし、[シンボル] をクリックします。
2. [シンボル] ウィンドウで、[プライマリ シンボル] ドロップダウン リストから [個別値] を選択します。
3. 条件式を設定するには、[フィールド 1] ドロップダウン フィールドの横にあるボタンをクリックします。

4. [式の設定] ダイアログ ボックスに、以下の条件式を入力します。

注意: 日付範囲の計算に使用されるフィールドが [日付] データ タイプであることを確認してください。

//areas which are surveyed 30 days ago or less belong in the first group if (DateDiff(Now(), Date($feature.<field name>), 'days') <= 30) { return "Surveyed within the last 30 days" } //areas which are surveyed more than 30 days but less than 100 days ago belong in the second group else if (DateDiff(Now(), Date($feature.<field name>), 'days') > 30 && DateDiff(Now(), Date($feature.<field name>), 'days') < 100) { return "Surveyed between 30 to 100 days ago" } //areas which are surveyed 100 days ago or more belong in the third group else if (DateDiff(Now(), Date($feature.<field name>), 'days') >= 100) { return "Surveyed more than 100 days ago" } //areas which do not satisfy any of the given conditions belong in the fourth group else { return "None of these conditions" }

5. [OK] をクリックして [式の設定] ダイアログ ボックスを閉じます。 シンボルが更新されます。

日付の違いによる日付範囲の表示

1. ArcGIS Pro で [コンテンツ] のレイヤーを右クリックし、[シンボル] をクリックします。
2. [シンボル] ウィンドウで、[プライマリ シンボル] ドロップダウン リストから [個別値] を選択します。
3. 条件式を設定するには、[フィールド 1] ドロップダウン フィールドの横にあるボタンをクリックします。
4. [式の設定] ダイアログ ボックスに、以下の条件式を入力します。

注意: yyyy,mm,dd と mm/dd/yyyy manually を手動で入力します。 Date() 関数に入力する場合、月の値に 1 ～ 12 の代わりに 0 ～ 11 の数字を使用します。

var revegDate = Date($feature.Created_Date) if (revegDate >= Date(yyyy,mm,dd) && revegDate <= Date(yyyy,mm,dd)) { return "mm/dd/yyyy- mm/dd/yyyy" } else if (revegDate >= Date(yyyy,mm,dd) && revegDate <= Date(yyyy,mm,dd)) { return "mm/dd/yyyy- mm/dd/yyyy" } else{ return "Some other date range" }

5. [OK] をクリックして [式の設定] ダイアログ ボックスを閉じます。 シンボルが更新されます。