サマリー
ArcGIS Pro では、複数のレイヤーまたはテーブルを 1 つのテーブルに結合できます。 結合されたデータセット テーブルは、ArcGIS Data Interoperability エクステンションがサポートする形式にエクスポートできます。 この記事では、最初にデータ レイヤーをデータ テーブルと結合してから、ArcGIS Pro の GML ファイルとしてデータセットをエクスポートする 2 つのワークフローについて説明します。
この例では、ユーザーが HK2016 国勢調査 CSV スタンドアロン テーブルを HKDistrict18 フィーチャ レイヤーに結合し、そのフィーチャ レイヤーを GML ファイルとしてエクスポートします。
手順
[テーブルの結合 (Add Join) (データ管理)] ツールを使用してデータ レイヤーをデータ テーブルに結合する
[テーブルの結合 (Add Join) (データ管理)] ツールは、類似するフィールドに基づいてレイヤー テーブルを別のレイヤー テーブルに結合します。
- ArcGIS Pro プロジェクトを開きます。
- [コンテンツ] ウィンドウでフィーチャ レイヤーを右クリックし、[属性テーブル] をクリックして、レイヤー データを表示します。
- CSV スタンドアロン テーブルを右クリックし、[開く] をクリックして、国勢調査データを開きます。
- 結合する 2 つのテーブルに類似するフィールド データがあることを確認します。
- [コンテンツ] ウィンドウでフィーチャ レイヤーを右クリックし、[結合とリレート] → [テーブルの結合] の順にクリックします。
- [結合] ダイアログ ボックスで、次のパラメーターを構成します。
- [入力] テーブルで、フィーチャ レイヤーを選択します。
- [レイヤー、テーブル ビューのキーとなるフィールド] で、スタンドアロン テーブルに類似するフィールド データがあるフィールドを選択します。
- [結合テーブル] で、スタンドアロン テーブルを選択します。
- [結合テーブル フィールド] で、フィーチャ レイヤーに類似するフィールド データがあるフィールドを選択します。
- [OK] をクリックします。
以下の図で示すとおり、国勢調査データがフィーチャ レイヤー テーブルに追加されます。
[Quick Export] ([Data Interoperability]) ツールを使用して GML ファイルとしてデータセットをエクスポートする
[Quick Export] ([Data Interoperability]) ツールは、ArcGIS Data Interoperability エクステンションがサポートする他の形式に入力フィーチャ レイヤーを変換します。
注意: [Quick Export] ([Data Interoperability]) ツールには、Basic、Standard、または Advanced ライセンスに対する使用制限があります。 エクステンション ツールをインストールして実行するには、Data Interoperability ライセンスが必要です。
- ArcGIS Pro リボンで、[表示] → [ジオプロセシング] の順にクリックして、[ジオプロセシング] ウィンドウを開きます。
- [ジオプロセシング] ウィンドウで、[ツールボックス] → [Data Interoperability ツール] → [Quick Export] の順にクリックします。
- [Quick Export] ツール ウィンドウの [入力レイヤー] で、結合したフィーチャ レイヤーを選択します。
- [出力データセット] のフォルダー アイコンをクリックして、[データの出力先の指定] ダイアログ ボックスを開きます。
- [データの出力先の指定] ダイアログ ボックスで、[形式] のドロップダウン メニューをクリックして、[OGC CityGML] を選択します。
- [データセット:] 説明の省略アイコンをクリックして、GML ファイルのエクスポート先の場所を設定します。 [ファイルの種類:] で、[CityGML Files (*.gml)] が選択されていることを確認します。
- [保存] をクリックします。
- [OK] をクリックします。
- [Quick Export] ツール ウィンドウの下部にある [実行] をクリックします。