ArcGIS Pro で属性テーブルを編集するときに属性ルールを使用して重複するフィールド値を特定する

サマリー

ArcGIS Pro では、属性テーブルに一意の値と共通の値の両方を含めることができます。 従業員 ID などの特定のフィールドに重複値がないことを保証するために、列に一意の値のみを許可する場合があります。

この記事では、属性ルールを使用して、フィールドに別のレコードと同じ値が設定されている場合に「Duplicate」という語句を設定します。 この方法は、属性テーブルに重複レコードが作成されないようにするのに便利です。

手順

Note:
The attribute rule to identify duplicate field values in the attribute table only works for a text field.

1. ArcGIS Pro プロジェクトを開きます。
2. カタログ ウィンドウでフィーチャクラスを参照して右クリックし、管理をクリックします。
3. フィーチャクラス プロパティ ウィンドウの管理セクションで、Global ID チェックボックスをオンにして OK をクリックします。

Note:
The dataset requires Global IDs to add an attribute rule.

4. コンテンツ ウィンドウでフィーチャ レイヤーを右クリックし、データ設計 → 属性ルールをクリックします。
5. ルールの追加ドロップダウン リストをクリックし、即時の計算ルールの追加を選択します。
6. ルール名を指定します。 この例では、Test Rule が使用されています。
7. フィールドで、使用するフィールドを選択します。 この例では、EmployeeID が使用されています。
8. 式ボックスに以下の式を挿入して構成します。

var features = FeatureSetByName($datastore,'<feature_class>', ['<field_name>'], false);

for(var i in features)
  if((i.<field_name> == $feature.<field_name>) && (i.OBJECTID != $feature.OBJECTID)) {
     return "Duplicate";}
return $feature.<field_name>;

1. <feature_class> を、重複値をチェックするフィールドを含むフィーチャクラスの名前に置き換えます。 この例では、Workforce が使用されています。
2. <field_name> を、重複値をチェックする属性テーブル内のフィールドの名前に置き換えます。 この例では、EmployeeID が使用されています。

9. トリガーの下で、必要なオプションをオンにします。 この例では、挿入と更新がオンになります。

10. 属性ルール タブの属性ルール グループで、保存をクリックします。

以下の図は、重複する従業員 ID を持つレコードが属性テーブルに作成されると、Duplicate という語句が設定されることを示しています。