ArcGIS Online の ArcGIS Arcade を使用して、選択したポリゴン内のさまざまなポイント フィーチャの数をポップアップで表示する

サマリー

ArcGIS Online では、選択したポリゴン内のさまざまなポイント フィーチャの総数を確認できます。 これにより、選択した地域の目標物と施設の総数を区別するための視覚的表現が提供されます。 また、マップを解析する際の情報の明瞭さも向上します。

この記事では、ArcGIS Online の ArcGIS Arcade を使用して、選択したポリゴン内のさまざまなポイント フィーチャの数をポップアップで表示するワークフローについて説明します。 このワークフローでは、以下の図に示すように、Point1、Point2、Point3 は異なるポイント レイヤーで、Polygon1 はポリゴン レイヤーです。

手順

1. ArcGIS Online Map Viewer で、フィーチャを含む Web マップを開きます。
2. コンテンツ (暗い背景の) ツールバーにあるレイヤーをクリックしてレイヤー ウィンドウを開き、構成するポップアップを含むポリゴン レイヤーを選択します。
3. 設定 (明るい背景の) ツールバーのポップアップをクリックします。
4. ポップアップ ウィンドウのオプションの下で、属性式をクリックします。
5. 属性式ウィンドウで + 式の追加をクリックします。
6. エディター ウィンドウで、Arcade 式の名前を作成し、Arcade 式を指定します。
   1. 別のポイント レイヤーを指定します。 <VariableName1>、<VariableName2>、<VariableName3> をポイント レイヤー名に置き換えます。

var <VariableName1> = FeaturesetByName($datastore, '<VariableName1>')

var <VariableName2> = FeaturesetByName($datastore,'<VariableName2>')

var <VariableName3> = FeaturesetByName($datastore,'<VariableName3>')

2. ポリゴン レイヤーと交差するさまざまなポイント フィーチャの総数を返します。

return Concatenate([
 `Point1: ${Count(Intersects($feature, Point1))}`,
 `Point2: ${Count(Intersects($feature, Point2))}`,
 `Point3: ${Count(Intersects($feature, Point3))}`,
], TextFormatting.Newline)

var Point1 = FeaturesetByName($datastore, 'Point1')

var Point2 = FeaturesetByName($datastore,'Point2')

var Point3 = FeaturesetByName($datastore,'Point3')

return Concatenate([
 `Point1: ${Count(Intersects($feature, Point1))}`,
 `Point2: ${Count(Intersects($feature, Point2))}`,
 `Point3: ${Count(Intersects($feature, Point3))}`,
], TextFormatting.Newline)

3. 完了をクリックします。

7. 属性式ウィンドウで、新たに作成した Arcade 式の上にある前へ ボタンをクリックします。
8. ポップアップ ウィンドウで、フィールド リスト → フィールドの選択の順にクリックします。
9. 式で、新たに作成した Arcade 式を選択し、完了をクリックします。

以下の図に、選択したポリゴン内のさまざまなポイント フィーチャの数をポップアップで示しています。