ArcGIS Dashboards でフィルター処理されていないデータを表示するようにカテゴリ選択を構成する

サマリー

ArcGIS Dashboards では、カテゴリ セレクターのフィルター アクションを構成すると、対象のエレメントに特定情報を選択的に表示できます。 2 つ以上のカテゴリが選択されている場合、エレメントは空間フィルターを使用して関連情報をまとめて表示します。 特定の状況では、カテゴリ セレクターのフィルター アクションでフィルターされていないデータをエレメントに表示する必要があります。

以下の例は、ポートランドの私立小学校の名前リストを、選択したデフォルトのカテゴリに基づいて表示しているリスト エレメントを示しています。

この記事では、ArcGIS Dashboards でカテゴリ セレクターに [なし] オプションを追加することで、すべてのデータをフィルターしないで表示するようにエレメントを構成する対処法を説明します。

手順

1. ArcGIS Dashboards で、エレメントとカテゴリ セレクターを追加します。 手順については、「ArcGIS Dashboards: エレメントの追加」および「ArcGIS Dashboards: セレクターの追加」をご参照ください。 この例では、リスト エレメントと 2 つのカテゴリ セレクターがダッシュボードに追加されます。
2. カテゴリ セレクターを構成して、ターゲット エレメントのフィルター アクションを有効にします。 手順については、「ArcGIS Dashboards: エレメントのアクションの構成」をご参照ください。 この例では、カテゴリ セレクターは、リスト エレメントのフィルター アクションを始動するように構成されています。
3. カテゴリ セレクターで、「その他のオプション にポインターを合わせて、構成をクリックします。

4. カテゴリ セレクター ウィンドウで、セレクター タブをクリックし、設定を展開します。

5. [なし] オプション切り替えボタンを有効にし、配置と [なし] のラベル パラメーターを構成します。 この例では、配置は最初に構成され、[なし] のラベルはデフォルトで「なし」に設定されています。

6. 完了をクリックします。

7. 手順 3 ～ 6 を繰り返して、2 番目のカテゴリ セレクターのカテゴリとして [なし] オプションを有効にします。
8. ダッシュボード ツールバーで、保存 をクリックし、保存をクリックして変更内容を保存します。

以下の例は、インライン表示モードとドロップダウン表示モードの両方で [なし] オプションがあるカテゴリ セレクターを示しています。 リスト エレメントに、私立学校と公立学校の両方のタイプで「小学校」、「中学校」、「高等学校」教育レベルの全リストが表示されるようになりました。