方法
起点と終点の (OD) コスト マトリックスは、複数の起点から複数の終点までのネットワークに沿った最小コスト パスを検出して計測します。 OD コスト マトリックス解析はライン ネットワーク解析クラスを出力し、このクラスには、解析の結果として得られた起点から終点までのパスに関する情報が格納されます。 ある事例では、ライン クラス属性テーブルの Name フィールドには、属性が「Location 1 - Location 2」、「Location 1 - Location 3」と表示され、このパターンが起点および終点の合計数に応じて続きます。
次の図は、ライン クラス属性テーブルを示しています。 起点および終点には、「Location 番号」という名前が Name フィールド内で連続的に付けられ、OD コスト マトリックスよって作成されて得られるパスを表します。
特に多すぎるネットワーク解析オブジェクトが起点クラスおよび終点クラスに存在する場合は、どの起点および終点が特定の「Location 番号」に関連付けられているかを属性テーブルから正確に決定することは困難です。
すべての Network Analyst 解析は、Name フィールドを使用して、サブレイヤー (OD コスト マトリックス内の Origins など) 内の各ネットワーク エレメントを一意に識別します。 ネットワーク ロケーションをいずれかのポイント ネットワーク解析サブレイヤーに読み込むときに、Name フィールドが指定されない場合、解析では、デフォルト名 (Location 1、Location 2、Location 3 など) がポイントの位置に割り当てられます。
各位置をより読みやすくかつ分かりやすくするために、ポイントをサブレイヤーに読み込むときに、一意の識別子 (一意の名前) をカスタム フィールドから割り当てることができます。
以下の手順は、カスタム フィールドの情報を Origins サブレイヤーおよび Destinations サブレイヤーの Name フィールドに適用し、OD コスト マトリックス解析を実行するときにそれらの情報が Lines サブレイヤーに渡るようにする方法について説明しています。
注意: この手順は OD コスト マトリックス解析向けのものですが、すべての Network Analyst レイヤー (たとえば、 到達圏、経路など) は、位置を読み込むときにカスタムフィールドにマッピングできる Name フィールドを含んでいます。
次の図は、OD コスト マトリックス解析の実行後のライン クラスの属性テーブルを示しています。 Name フィールドには、起点フィーチャクラスおよび終点フィーチャクラスのカスタム情報が適用されます。
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