答え
いいえ。ArcGIS Pro で [JSON → フィーチャ (JSON To Features)] ツールを使用して汎用 JSON ファイルをインポートすることはできません。 汎用 JSON ファイルは、データ編成のためのどの規格にも従いません。 ただし GeoJSON は、さまざまな地理データ構造をエンコードするために指定される形式です。 ArcGIS 製品は、EsriJSON ファイルおよび GeoJSON ファイルと互換性があります。 [JSON → フィーチャ (JSON To Features)] ツールで汎用 JSON ファイルを使用すると、エラーが発生します。 詳細については、「ArcGIS Pro: 001558: *.json ファイル <値> の解析中にエラーが発生しました」をご参照ください。 回避策として、Spatial ETL ツールを作成し、汎用 JSON ファイルをフィーチャクラスとして ArcGIS Pro にインポートします。
注意: Spatial ETL ツールを作成するには、Data Interoperability ライセンスが必要です。
- [カタログ] ウィンドウで Spatial ETL ツールを作成し、以下の FME リーダーおよびライター パラメーターを指定します。
- [リーダー] セクションで、[形式] を [テキスト ファイル] に設定します。
- [データセット] で、JSON ファイルを指定します。 [ソース テキスト ファイルの選択] ダイアログ ボックスで、[すべてのファイル] を選択して JSON ファイルを表示します。
- [ライター] セクションで、[形式] を [Esri Geodatabase (File Geodb ArcObjects)] に設定して、JSON ファイルをファイル ジオデータベース フィーチャクラスに変換します。
- [データセット] では、既存のファイル ジオデータベースを参照して、変換されたフィーチャクラスを指定します。
- [OK] をクリックします。 [Spatial ETL ツール] ウィンドウが表示されます。
- JSON ファイルの内容をフィーチャ属性に抽出するには、[変換器ギャラリー] ウィンドウから JSONFragmenter 変換器を追加し、[リーダー] に接続します。
注意: [Transformer Gallery] ウィンドウを開くには、[表示] → [ウィンドウ] → [Transformer Gallery] の順にクリックします。
- [JSONFragmenter パラメーター] ダイアログ ボックスで、[JSON 属性] を text_line_dat に設定します。
- [JSON クエリ] に、「json[*]」と入力します。
- [クエリ結果を属性にフラット化する] のドロップダウン リストから [はい] を選択し、[オブジェクト/配列を再帰的にフラット化する] が [はい] に設定されていることを確認します。
- [JSONFragmenter] トランスフォーマー → [実行] → [これに実行] の順に右クリックします。
- [AttributeExposer] トランスフォーマーを追加し、前のトランスフォーマーの出力に接続します。
- [AttributeExposer パラメーター] ダイアログ ボックスで、[インポート] をクリックして [フィーチャ キャッシュから…] を選択します。
- [インポート ウィザード] ダイアログ ボックスから必要な属性を選択します。
- [インポート] をクリックして、[インポート ウィザード] ダイアログ ボックスを閉じます。
- [OK] をクリックして [AttributeExposer パラメーター] ダイアログ ボックスを閉じます。
- [VertexCreator] トランスフォーマーを追加し、座標をポイントに追加して、前のトランスフォーマーの出力に接続します。
- [VertexCreator パラメーター] ダイアログ ボックスで、[X 値] および [Y 値] パラメーターを、それぞれ JSON ファイルからの経度および緯度の属性値にマッピングします。
- [OK] をクリックします。
- [CoordinateSystemSetter] トランスフォーマーを追加して、すべてのフィーチャに座標系をタグ付けします。 前のトランスフォーマーの出力に接続します。
- [CoordinateSystemSetter パラメーター] ダイアログ ボックスで、[座標系] ドロップダウン リストから値を選択します。
- [OK] をクリックします。
- [AttributeCreator] トランスフォーマーを追加し、JSON ファイルから出力フィーチャに属性をインポートします。
- [AttributeCreator パラメーター] ダイアログ ボックスで、[新しい属性] に好きなフィールド名を入力します。
- [属性値] でドロップダウン リストをクリックし、[属性値] を選択して関連属性を選択します。
- [OK] をクリックして [AttributeCreator パラメーター] ダイアログ ボックスを閉じます。
- [AttributeCreator] トランスフォーマーの出力および属性を[ライター] に手動で接続します。
- [ライター] をダブルクリックして、出力フィーチャ タイプのプロパティを編集します。
- [一般] タブで、[ジオメトリ] タイプを選択します。 たとえば、JSON ファイルをポイント フィーチャクラスに変換するには、[geodb_point] を選択します。
- [OK] をクリックします。
- [保存] アイコンをクリックし、[実行] アイコンをクリックします。 出力フィーチャクラスは、ステップ 1d で指定したファイル ジオデータベース内に存在します。
- データを表示するには、ArcGIS Pro でフィーチャクラスを追加します。
以下の図は、ArcGIS Pro の JSON ファイルから変換されたポイント フィーチャクラスを示しています。