コラボレーション ワークスペースの同期を実行できません。 ID '<participant ID>' の参加者は、名前 '<collaboration ID>' および ID、ワークスペース ID '<workspace ID>' を持つコラボレーションに対して有効ではない状態を持っています。

エラー メッセージ

ポータル ログに次のエラー メッセージが表示され、ArcGIS Online と Portal for ArcGIS 間のコラボレーションの同期に失敗します。

エラー: コラボレーション ワークスペースの同期を実行できません。 ID '<参加者 ID>' の参加者は、名前 '<コラボレーション ID>' および ID、ワークスペース ID '<ワークスペース ID>' を持つコラボレーションに対して有効ではない状態を持っています。

原因

コラボレーションでは、トラフィックはゲスト組織 (Portal for ArcGIS) からコラボレーションのホスト (ArcGIS Online) に向けて開始されます。 つまり、ポータル コンピューターから ArcGIS Online へのアウトバウンド トラフィックを許可する必要があります。 以下のいずれか、あるいはその組み合わせにより、ArcGIS Online への接続がブロックされている可能性があります。

• ファイアウォールが、ArcGIS Online および関連する URL へのトラフィックを妨げています。
• ポート 443 でアウトバウンド トラフィックが許可されていません。
• Portal for ArcGIS サービスを実行している Windows アカウントにインターネット接続がありません。

解決策または対処法

エラーの原因に応じて、次のいずれかの解決策を使用します。

注意: これらの解決策を実行するには、ネットワーク管理者のヘルプが必要になることがあります。

ArcGIS Online と関連 URL へのアクセスを有効にするよう、ファイアウォールの許可リストを構成する

ネットワークのファイアウォールまたは Portal for ArcGIS を搭載したコンピューターで、次の URL を許可するよう構成します。

• https://ago-item-storage.s3.amazonaws.com
• https://*.arcgis.com
• https://*.arcgisonline.com
• http://*.esri.com
• https://*.blob.core.windows.net

例外が作成されたら、コラボレーションを再作成します。

ポート 443 でアウトバウンド トラフィックが許可されていない

ポート 443 を経由して Portal for ArcGIS がインストールされたコンピューターでアウトバウンド通信を許可するネットワーク ファイアウォール ルールを作成します。 詳細については、「Portal for ArcGIS: Portal for ArcGIS で使用されるポート」をご参照ください。

Portal for ArcGIS サービスを実行している Windows アカウントにインターネット接続がない

Portal for ArcGIS サービスを実行している Windows アカウントにインターネット接続があることを確認します。 これは、フォワード プロキシを有効にすることで解決できます。 詳細については、「Portal for ArcGIS: フォワード プロキシ サービスを使用するようポータルを構成」をご参照ください。