情報ウィンドウのコメント テキスト ボックス内でテキストの折り返しを有効にする

サマリー

Web AppBuilder for ArcGIS のテキスト ボックス タイプには、[一行] と [複数行] という 2 つの共通属性があります。 これらの 2 つのタイプのテキストボックスはそれぞれ、json 構成ファイル (config.json) で TextBox と TextArea として表されます。 名前が示しているように、[一行] テキスト ボックス タイプでは、文字列が一行だけで構成されるため、テキストが折り返されないのに対して、[複数行] テキスト ボックス タイプでは、文字列が複数行に分かれて構成されるため、コメント ボックス内でテキストが折り返されます。

この記事では、テキスト ボックス タイプを一行から複数行に変更して、コメント ボックス内でテキストの折り返しを有効にする方法を示します。

手順

テキスト ボックス タイプの変更は、ArcGIS Online を使用して実行することも、config.json ファイルに TextArea を定義して実行することもできます。 下記の手順は、テキスト ボックス タイプを一行から複数行に変更する方法を示しています。

注意:
Web マップの属性の構成が、編集ウィジェットの config.json ファイルの設定よりも優先されます。

ArcGIS Online を使用する場合:

1. Web マップを開き、[ポップアップの構成] に移動します。 ポップアップの構成の詳細については、Web ヘルプ ドキュメント「ArcGIS Online ヘルプ: ポップアップの構成」をご参照ください。
2. 目的のフィールド → [属性フィールドの構成] の順に選択します。
3. [テキストボックス タイプ] ドロップダウンを [複数行] に変更します。 テキスト ボックス タイプが TextArea (テキスト エリア) に変更されます。

config.json ファイルに TextArea を定義する場合:

1. 次に示すように、stringFieldOption プロパティを追加して、fieldInfos セクションを編集します。

"fieldInfos": [  
          {  
            "fieldName": "Field_Name",  
            "label": "Field_Label",  
            "isEditable": true,  
            "stringFieldOption": "textarea"  
          },

2. テキスト ボックスのサイズを変更するには、ボックスの目的の高さと幅を定義して、style.css ファイルを編集します。 次のコード スニペットは、目的の高さと幅を設定する方法を示しています。

.dijitTextBox {  
    width: 100%;  
}  

.claro .dijitTextArea {  
    height: 60px;
    width: 200px;  
}