分散コラボレーションを通じてアイテムが共有されている場合に発生する、ArcGIS Hub のダウンロード オプションの横にある API エラー

エラー メッセージ

多くの組織が、オープンデータ サイトを作成し、一般ユーザーがデータを閲覧およびダウンロードできるようにしたいと考えています。 このため、ArcGIS Online と ArcGIS Enterprise の間で分散コラボレーションを使用し、ArcGIS Hub を使用してデータをパブリックにアクセスできるようにすることがあります。 このプロセスで発生する可能性のある問題の 1 つに、ArcGIS Hub からホスト フィーチャ レイヤーをダウンロードしようとすると、API エラーが表示される問題があります。 この問題に関連して、ArcGIS Online の [アイテムの詳細] ページに [データのエクスポート] ボタンが表示されないことがあります。

原因

このエラーは、分散コラボレーションを通じて、コンテンツがコピーではなく参照として共有されることが原因です。 コピーとしてコンテンツを共有するようにコラボレーションを編集すると、この問題は解決しますが、共有するすべてのアイテムで同期を有効にする必要があります。

注意:  ArcGIS Hub からデータをダウンロードしようとする際に API エラーが発生する原因は、これだけではありません。

解決策または対処法

この問題を解決するには、ArcGIS Online と ArcGIS Enterprise の間で、ホスト フィーチャ レイヤーを参照ではなくコピーとして共有するコラボレーションを作成します。

• コラボレーション ワークスペースにアタッチする ArcGIS Online グループを選択する際は、ArcGIS Hub Open Data サイトの [コンテンツ] グループを選択します。
• ホスト フィーチャ レイヤーをコラボレーション ワークスペースに送信する方法を選択する際に、コピーとして共有する方法を選択します。
• ホスト フィーチャ レイヤーをコピーとして共有するには、ホスト フィーチャ レイヤーの同期を有効にする必要があります。 ホスト フィーチャ レイヤーのアイテム設定から同期を有効にするオプションが表示されない場合は、以下の手順に従ってデータをオフラインで使用できるように準備します。
• ArcGIS Enterprise 組織をゲスト組織として招待します。
• ArcGIS Enterprise 組織からの招待を受理して、コラボレーションに参加します。
• コラボレーション ワークスペースにアタッチするポータル グループを選択する際に、ArcGIS Hub を通じて共有するコンテンツを含むグループを選択します。
• ArcGIS Online から、招待の応答ファイルをインポートしてコラボレーションを完了します。

コラボレーションの作成後、ポータルのワークスペースにアタッチされたグループのアイテムが、ArcGIS Online のワークスペースにアタッチされたグループに送信されます。 このアイテムは、[コンテンツ] グループを通じて ArcGIS Hub のコンテンツ ライブラリに共有されます。 コラボレーション ワークスペースが同期され、レイヤーがコピーとして共有されると、ArcGIS Hub からホスト フィーチャ レイヤーを正常にダウンロードできるようになります。
また、ArcGIS Online の [コンテンツ] グループのフィーチャ レイヤーの [アイテムの詳細] ページから [データのエクスポート] オプションが使用できるかどうかで確認することもできます。